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2008-09-19

歴史のゲートウェイの上で

地球の上のシーソーが、その傾斜角を徐々に大きくし

ていってる。

核の悲鳴は収まって、今度は収縮の波を逃すまいと、

投資家たちの刹那のサバイバルがはじまるだろう。

ゴーサインはただ一つ。

ブッシュの「債権処理機構の始動」だ。

それを合図に買いの嵐が起きるに違いない。

けれどもどんなにその波が一方通行でも、

失った信頼が邪魔をして、どこか落ち着かない、

そわそわした、疑心暗鬼の黒いマーケットが続くのさ。

      

それでもきっと日本は見ているだけ。

歴史に残るインパクトの瞬間に、総理が職務放棄中。

候補者たちも自分の投票が大事と水面下の勢力争い。

ほんと、素晴らしき国だ。

         

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崩れたバランスは、ニューヨークやロンドン以外にも

現れている。

北朝鮮は、アメリカの力量と体力を見据えて、強硬策

で核施設を修復中だし、恐慌の本陣に備えて駆け込み

合併した企業たちも、軒並み株価を落としてる。

アメリカの残り体力を、世界中が注視している。

そして、後ろで必死に支えている日本の挙動もね。

      

おそらく、今、日本が手を離せば、アメリカはぶっ倒れ

ないまでも、片膝を地面につくだろう。 

世界大恐慌時にはなんとか踏ん張って耐えたが、

今度はそうはいかない。

不良債権の山を片付けて、国債をたんまり日本に売りつ

けるっていう計画が水の泡だからな。

後はもう一度貿易センタービルをぶっ壊して、

イラクごと核で吹き飛ばすくらししか方法がない。

         

でも大丈夫。日本はアメリカの背中を、これからも一生

懸命支え続けるよ。自国の国民がどれだけ死のうが、

一握りの支配層だけ利潤をもたらす、素晴らしい経済の

生みの親を、絶対に見捨てたりはしない。

もはや日本という国は、新自由資本主義という麻薬の

虜なのだから。

    

派遣規制を緩和したら、とんでもない数の労働者が

路頭に迷うことになる。郵政を明け渡したら、日本の

未来はぐっと明度を低くする。 

それは皆わかっていた。わかっていたが、

目の前の支配構造のメイドインUSAの王の椅子に

魅せられて、言われるがまま、

自らの国に鋼鉄の槍をぶっ刺したんだ。

極東の龍は、今も心臓に黒い怪我を負い、

流れる血は太平洋を渡って大陸に吸い込まれていく。

            

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ラビ・バトラ博士に、もう一度ご登場願おう。

    

彼の‘超客観的洞察による詳細な分析と予測’…予言

でいいか。そいつはまだまだあるみたいだ。

日本に関してのものを抜粋。

しつこいようだけど、予言と言っても別に信じろと

言ってるわけじゃない。ただ、彼の予測の精度は、

現時点まではえらい的確だ。 

          

「世界同時大恐慌の入り口は2005年。そして2010

年までに『搾取的資本主義』は崩壊するだろう」

               

「『自由貿易』が資本主義の崩壊を引き起こす。自

由貿易による国際間の競争の激化のために生産

者はコスト、ひいては人件費を削減することになる。

賃金を低く抑えれば、結局消費は鈍化する。『消費

の歯車』の停止が起こり資本主義は崩壊するので

ある。」

    

ここまでを言い当ててるのはすごい洞察力だ。

いや、台詞自体は、もはや経済の常識だし、グローバル

の意味を勝手に経団連が摩り替えてからは、日本のあち

こちに貧しさが蔓延って言ったかは、十分ご存知のはずだ。

      

日米が勝手に都合よく昇華させた資本主義は、もともと

国民総奴隷化主義でもある。

総の中に、一部のやつが入らないのは、

この経済においてはやつらは神だからだ。

神と民は滅多なことで入れ替われない。

ルールを作り、先導し、金をピラミッドの頂上まで運ばせる。

国民は人間であると同時に、金を運ぶベルトコンベアーの

部品の一つに過ぎないのだ。

これは現在の話だぜ。おれもあんたも、自覚症状が起こり

にくい、21世紀型のスードラだ。

       

考えてみるといい。

バトラ博士がこんな未来を危惧しているころ、

おれたち日本人は何をやっていたかを。

「24時間働けますか」

「世界第二位の大国、ニッポン」

「働きまくって死ねるのは幸せ」

「自分が死ぬときに、働いたなと思って死にたい」

「頑張れば必ず成功する」

全部、マスコミや学校の教師が教えていたことだ。

そして日本人はすっかり洗脳され、

今もまだ、その眠りから覚めないやつがたくさんいる。

いや、現実を見ない、見せられないことで、

それを当たり前として受け入れちまっているのかも

しれない。

         

他国の数倍働いて、人生のほとんどを仕事場で過ごし、

子供は減り、家族関係は希薄になり、

隣人の口癖さえ許せなくなり、

国が推奨する、子孫を残せる最低限の基準を

満たしている成人男性は、わずか27%。

       

そこまでボロボロになって働いて、

ふと自分を鏡で見てみたら、国民の生活の豊かさは

なぜか30位に急落していて、代わりに自殺率はぶっ

ちぎりの世界一位。

日本人の三分の一も働いておらず、ゆとりと心と仕事

を両立し、国民が政治に参加してきた国々のほうが、

ずっと豊かな暮らしをしていた。

それに気がついたときには既に遅し。

小泉はアメリカの年次要望の大半を完遂し、

安倍はそれを美しい国と呼びながら、

過労死という言葉が当たり前になった国を、

満足そうに見下ろしていたのだ。

おれたちは、自らの手によって、壁を築いていたのさ。

         

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バトラ博士の予言の中で、おれが一番引っかかったも

のがある。メールを読んでこれを知ったとき、体中の

動脈に、血液がめぐる音が聞こえるようだった。

         

「世界は大恐慌による混乱期を経てプラウト

義経済(均衡貿易、賃金格差の縮小、均

衡財政、自国産業保護、終身雇用、環境保

護、銀行規制など)による共存共栄の社会

へと徐々に移行して行くだろう。光は極東

の日本から。」

       

びっくりだろう。

日本に混乱を切り開く光があるってことよりも、

なぜかこの予言だけ、妙に抽象的なんだよな。

他の予言は、何年までに●●があると言ってい

るにも関わらず、光がとか、共存共栄なんてあや

ふやな単語がセレクトされている。

博士の答えを聞くことは適わないが、考察して

みるのも悪くないかもな。

          

よく言われるプラウト主義とやらは、正直どんな

ものか体験したことがないからわからないが、

まぁGNI上位国、つまり欧州各国が近いだろうな。

共存共栄なんて大層な言葉が似合うかは不明だ

が、少なくとも日米よりは、国の経済と国民の生

活の落差はずっと少ない。

      

なのにだ、なぜ博士は、鍵が日本にあると書いた

のだろうかってことになる。

    

はじめはシンプルに、環境問題がトリガーになって、

日本が資源の面から世界の覆すのかと思っていた。

ちょっとだけぶっ飛んだ話になるけど、日本が今しきり

にエコエコと言ってるのは、国民が緩いから、手っ取り

早く経済効果を狙った詐欺でもあると同時に、

将来の大きな一手の為の布石でもあると言われている。

つまり、石油から水素へってやつね。

水素技術の進歩は、日本が世界をリードしている。

水素カーの実用化も見えてきたし、電力面での活躍

も期待できることがわかった。

石油による環境破壊を植えつけて、水素エコロジー

への円滑なスライドを狙っているわけだ。

      

それがうっかり再来年あたりに成功しちまって、

石油の価値観を変えてしまうのかと思ったんだ。

でも、絶対違うよな。

そんなことをすれば中東とアメリカ、それにベルギー

あたりにも首を狙われそうだし、エコエコ詐欺と言っ

てる国は少なくない(日本のテレビ番組が、スイスか

なんかの子供たちを使って、氷が解けている。大変

だ。エコしなくちゃ!みたいな番組を作って、えらい

反感買ったとかもあったらしいからな)。

だとしたら・・・。

         

やはり、考えられるのはひとつ。

アメリカとの癒着を、精神的にも経済的にもやめる

ことが、世界にバランスを取り戻すんじゃないだろう

かって線だ。

円はドルを支え、日本国民はアメリカ政府の為に

働いて、自民党はホワイトハウスに国の舵取りを

任せているいるのが現在の構図だ。

それを混乱の中で、振りほどいて、実質的植民地か

ら、ただの友好国になる。勿論、貿易相手国でも。

    

その変化は、まずはドルへの価値観を大きく変え、

また、その時点で、日米型資本経済が消滅するこ

とになる。

なぜならアメリカは、一足先に、その経済からの脱出

を図っているところだったのだから。

(その矢先にNYのプライム津波は災難だったけどな)

つまり、積極的に格差進行資本主義を成長させている

のは、実は日本だけだってことになる。

その日本が、なんらかの形で、莫大な利権を諦めるの

と引き換えに、国民全員の生活レベル向上を選んだと

き、そこに新しい経済が生まれるんじゃないだろうか。

      

日本人は、間違いなく世界一ずる賢い。

これは褒め言葉だ。

だが、アメリカに首輪をつけられていることで、

今は間違った方向にその力を使っちまっている節が

あると思わないか。

その首輪を投げ捨てて、世界一の頭脳で新たな経済

を生み出す。

いや、首輪をはずし、ホワイトハウス出張所の自民党

が崩壊した時点で、日本は既に次世代なのかもしれ

ない。

共存共栄、極東の光。

なんだかフワフワした言葉だが、

苦しみ続けたおれたちいは、そう嫌な言葉でもないか

ら不思議だよな。

大丈夫、アレンジは日本の得意技じゃないか。

          

もしかしたら、バトラがこの一番大事な予言だけ、

やけにぼんやりと書いたのは、日本人の眠っていた

イマジネーションを呼び起こすためだったり・・・したら、

最高にイケテル博士だぜ。

               

         

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