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2008-09-10

おばあちゃん

読者からのコラム…じゃないんだけど、すごく考えさせられる

内容だったんで、紹介。

       

KENさん、こんばんわ。

私は秋田県のある市に住んでいます。

先日おばあちゃんが亡くなって、お葬式をあげました。

8年前におじいちゃんを亡くしてから、一人暮らしで、

築50年のおんぼろ家に住んでいました。

ずっと貧乏で、でも働き者で、きっと贅沢なんて一度も

しないで亡くなったおばあちゃんでした。

               

町内の活動には掃除でもボランティア活動でも、

なんでも積極的に参加して、小学生の通学路を防犯の

ためにパトロールするのも、他の人が忙しいからと嫌がる

のですが、毎回引き受けて、班長までやっていました。

脳卒中で倒れたのですが、その日も学校は夏休み中にも

関わらず、自分でパトロールをしていたそうです。

本当に子供が好きで好きで、いつもやさしい目をしていました。

いつか帰省したときに、おばあちゃんももう年なんだから、

若い父兄さんにまかせたら?と聞いたとき、

「いまの若い人たちは大変でしょ。すごく苦しい社会をわたって

いかなくちゃいけないから。わたしができるのはこれくらいだけ

だから」と言っていたのを覚えています。

         

そんなおばあちゃんなので、町内会では必ず何かの役員に

選ばれていて、そしてどんな係りになっても、役員会では

主役でした。

なので、子供にとってよくない決まりは絶対に反対していた

そうです。

近所にゲームセンターみたいな施設ができるかもしれない

と言われれば、「町にお金が入るかもしれないけど、治安

も悪くなる」と断固抗議したり、事故が続いた交差点に、

信号を作ってもらおうと市に働きかけて、予算がないと断ら

れると、町内会の予算やなけなしの自分の貯金を役場へ

もっていったりしました。

本当に優しくて勇気があって、自慢のおばあちゃんでした。

       

だらだらとすみません。とにかく私はそんなおばあちゃん

が大好きでした。

そのおばあちゃんにまつわることで、どうしても私はKEN

さんに知ってほしいことがあります。

            

おばあちゃんのところには、選挙があるたびに、自民党の

議員さんや党員のえらい人が尋ねてきて、おばあちゃん

に応援を頼んでいたそうです。

      

おばあちゃんは町内でも人気者だったからだと思います。

なので、みんなに自民党に投票するようにお願いしてくだ

さいと必ず頼まれていたんです。

おばあちゃんは政治のことなんてあまりわからない人で

したし、本人もちょっとの年金をなんとかやりくりして、生

活していたので、少しでも生活がよくなるならと引き受け

ていました。

    

でも、おばあちゃんの性格ですから、自民党の人がくると、

いつ景気がよくなるの?とか今の子供がわかいそうだと

か言っていたそうです。

私がちょうど帰省していたときも、ちょうどちらしみたいな

ものを持って自民党の議員さんだか係りの人が庭先に

きたのを覚えています。その時に、

「なかなか生活がよくならないね。本当に頑張ってるの?

商売している人はどんどん潰れちゃってさ。××(地名)の

○○(企業名、日本人なら誰もが知ってる大企業)のところ

ばっかり儲かってるみたいじゃない。駄目だよこれじゃ」

とおばあちゃんが注意してました。

すると、はっきりではありませんが、

「そんなことないよおばあちゃん。自民党のおかげで景気は

すごい回復したんだよ。まだ○○さんみたいな大きな会社

しか儲かってないけどね、すぐにおばあちゃんとかにもわか

るようになるから。

テレビでも総理が言ってるでしょ。痛みに耐えたら、必ず

豊かな時代が来るって」

というようなことを言っていました。

するとおばあちゃんは、

「よかった。もうみんなじゅうぶん苦しんだよ。儲かってるな

らはやくお金をわけてあげてよ」

と安堵した顔で言っていました。

私もそのときは、それが本当なんだと思っていましたし、

まさかそれが本当に苦しい時代のはじまりで、

政府に献金する大きな会社ばかりが優遇されて、

弱い立場の国民はどんどん貧しくなっていくなんて、

全然想像していませんでした。

そのころの新聞には、頻繁にもうすぐ好景気を実感

できるようになるから、もう少し我慢しましょうみたいな

ことが書かれていましたしね。

               

結局、おばあちゃんがさんざん町内を飛び回って

票をかき集めていた党が、おばあちゃんたちが住ん

でいたような、あまり裕福ではない町のひとたちを

切り捨てて、お金持ちの人たちをもっと儲けさせる

ことで日本を栄えさせようとしていたのですが、

でも、わたしはおばあちゃんを責めませんし、

自民党がひどいともあえて言いません。

日本という国は、KENさんがマガジンで書いていた

通り、世界一巧妙な騙しあいがされていると思います。

だから、どんなに文句を言っても、騙された方がわるい

んでしょう。年金だって、ガソリン税だって、中小企業

増税だって、保険料のことだって、結局いつも騙される

のは弱い立場の人で、わかってから文句を言うと、

そのとき賛成したじゃないと言われてしまいます。

         

小泉総理に騙されたのは、国民の大半の人も同じ

ですし、おばあちゃんと違って、毎日、日経新聞を

読んでいるような都会の会社員だって、ちゃんとマニ

ュフェストを読まないで、自分たちを搾り取って経済

界に回しますよという政策に賛成していたんですから、

おばあちゃんが騙されても、仕方ないと思います。

だけど、子供たちのために頑張っていたことを思うと、

本当に悲しくて、悔しくて、泣けてきてしまいます。

          

だから、おばあちゃんの気持ちだけでも、わたしは継

ごうと思います。

いきなり誰かに投票を呼びかけたりはできませんが、

いま一番苦しい人生を歩んでいる、子供も含めた若

い世代のために、自分でできることをやっていきたい

と思います。とりあえずは、KENさんの新しいブログ

を応援するくらいしか出来ませんけどね。

ですが、二度と騙されないように、少しでも政治の動向

は気にするようにしています。その手助けをしてくれる

サイトとして、KENさんのコラムはすごく助かります。

       

中身のない、愚痴のような内容ですみません。

他の方の、もっと情報とか、KENさんが読むべきメール

はたくさんあると思いますが、もしも目に止まっていたら

うれしいです。

                     

       

読者のおばあちゃんは、ほんの一例に過ぎない。

あの時日本で、何千万人という弱者が、信じていたカリス

マに欺かれたんだから。

そしてそのツケは、未だに清算出来ずに、墜落していく

日本経済を覆いつくして、全ての光を遮っているのだ。

             

まぁ、メールの送り主が自民党には何も言わないとしている

から、おれもコメントはこのくらいにするよ。

本当は山ほど言いたいことがあるけどね。 

         

※ おばあさんには、心からご冥福をお祈りいたします。

               

今日は面倒だったらクリックは要らない。

そのかわり1秒でもいい。合掌でも十字でも構わない。

ばあさんを祈ってやってくれ。

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