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2008-09-24

波間に揺れる思惑

台風の季節。

13の不吉なラベルをつけられた熱帯性低気圧は、

各地に冗談みたいな大雨を降らし、

麻生内閣の誕生を演出して、太平洋に消え去った。

         

台風が来ると喜ぶのはサーファーだ。

ビーチの熱気と人影が失せたアフターサマーは、

波乗りたちの刹那のヘブン。

死なない程度に楽しむといい。

         

台風が来ると喜ぶのはサーファー。

これは丘でも同じこと。

荒れ狂う数字の海原に挑むサーファー達が、

日々、歓喜と絶叫を繰り返し、

何人かは奇跡の大逆転ゴールを決め、

多くはマーケットの‘餌’になって、

60兆の経済の深海へ沈んでいく。

       

株価と金の流れを体内に叩き込んで、

数ヶ月に一度のビッグウェーブを見極める。

一度波を掴んだら、可能な限り波と一体化して、

心音と数字のリズム、二つのランダムウォークを

シンクロさせるのだ。

    

口で言うのは簡単だが、実際は見えない針に

透明の糸を通す作業だ。

「市場では誰もが平等」と一昔前は言われたが、

今はそうじゃないからね。

世界のマーケットはでたらめに巨大なひとつのパイに

統合し、個人投資家は情報を司る支配層とも戦わな

ければならない。

そいつらにひたすらついて行く戦術もあるが、

そんな連中をあざ笑うかのような偽情報が

飛び交っている中で、本当の波だけを捉えるには、

とびきり優れた目が必要だ。

予知能力でもない限り、数字のチャートを金に変

え続けるのは、ちょっと難しい。

適度に、確実に勝てる勝負だけ一枚噛む程度が、

おれみたいな三下には限界かな。

          

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バブルと全く同じ構図が、今ここ、同じ日本で再現されよ

うとしている。

灰色のベンチの読者からは、早くもそれについての言及

も出ていた。大分鍛えられてきたね。

最近読み始めた読者も、辛抱して半年おれのコラムを

読んでみてくれ。

必ず同じことが出来るようになるからさ。

               

バブルの泡が極限まで肥大したとき、

日米で何が起きていたか思い出してくれ。

アメリカは日本へ援助を要請し、日本は表向き断りながら、

実際は米国債購入や投資をしまくった。

不良債権の山を、丸ごと引き受けたのだ。

アメリカ様の為にね。

          

勿論、誰もが口を明けてしまうおろかな行為。

結果だってちっとも面白くない筋書きドラマ。

アメリカの助言は当然嘘で、最後まで円高で終わり、

日本はアメリカのダメージを、国民の命を使って

軽減させ、自国の傷を一層深いものにしたんだ。

世代だった人は記憶に残ってるだろう。

         

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それと同じことが、また起きようとしている。

アメリカは欧州と日本に、経済的‘考慮’を要請。

要は金を寄越せってことだ。

建前があるんで、はいわかりましたとはいかない

だろうが、サブプライムの衝撃の軽減に、

日本は色々努力することになるだろう。

   

米国債の購入を1兆円吊り上げるのか、

思いやり予算を久々に拡大するのか、

WE可決に向けて動くのか、

ともかく、間接的にアメリカに誠意を見せる

チャンスだと、なぜか自民党は捉えている

ようだし、最低条件として、海上無料ガソリン

スタンドはやらせていただきたい所なんだろう。

   

「自給率の為に農家を守らなきゃ」

「弱者の為に運送業に目を向けなきゃ」

「燃料高騰で漁業がピンチだ」

言うには言うが、実際やっていることは、

貴重なガソリンを大量に、ホワイトハウスへ

無料献上する。私欲の為にね。

          

これが自民党だ。

海上給油については経済界は満場一致で

賛成票を入れてくる。

去年を思い出してくれ。

生活者の総意として野党が、無料GSに反対した

時に、メディアは一斉に野党、特に民主党を

「日本の国益を損ねる」

「成長を止める」

と悪魔の如く報道しただろう。

あれがまた行われるわけだ。

    

さぁ、国民は再度、支配者の手の平の上で

騙され踊るのか、それとも…。

       

いずれにせよ、目が離せない。

               

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灰色のベンチ 129号 本日19:00配信。

右派の麻生から創価の麻生へ   


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