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2008-09-11

痛みに耐えたらこうなった

読者からのコラム

            

            

福田首相の辞任会見以降、連日メディアでは総裁選の

話題がニュースのトップで扱われ、またその時間も長い。

まだ総裁選が始まっていないのに、こんなに時間を割く

ことだろうか。

自民党は小泉フィーバーの再現を狙っている。

       

華々しい総裁選を勝ち抜いた小泉元首相は、2003年

の郵政選挙で「痛みに耐えろ」と言った。

その後、安倍、福田と2度も首相が替わったけど、痛み

に耐えた後に訪れるはずの好景気を庶民が実感するこ

とはなかった。

俺の知る限りでは、友人知人その他を含めて好景気を

実感した人はいなかった気がする。もっとも金持ちの知

り合いはいないんだけどね…。景気に敏感な商売をやっ

ている人たちは異口同音に景気はよくないって言ってた

よ。景気が低迷していることは俺も含めて庶民の誰もが

分かっていたことだけど、先月ようやく政府も景気後退を

認めた。庶民にとっては幻の「いざなぎ越えの好景気」が

完全に終わった。

         

その間、庶民はどれだけの痛みに絶えてきたか。

発泡酒増税、たばこ増税、配偶者特別控除廃止、定率

減税廃止、国民年金保険料の値上げ、住民税の引き上

げ、平均給与の下落が止まらない中、どんどん負担は

増えた。さらに、今後も増えることが決まっている。痛み

の消える気配はない。

      

つまり、大多数の庶民は貧しくなった。ワーキングプア、

格差社会、貧困層、これらの言葉が一般的になったこ

とも証明している。これらの言葉は10年前には日本で

は使われていなかったからね。言葉は正直に時代を表

すんだ。

    

要するに、ずっと失政が続いているということ。いつまで

経っても痛みに耐えっぱなし。

その一方で、金持ちは増えた。高額納税者の税率は引

き下げられ、ごく一部の富裕層が恩恵にあずかった。し

かし元々金持ちだった人がより金持ちになっただけで、

べつに庶民が急に富裕層の仲間入りをしたわけではな

い。簡単にいうと、庶民が貧しくなった分のお金が富裕

層に移転した。痛みに耐えている間にそういう社会のシ

ステムになったということね。

       

今日もテレビでは「次の総裁は誰がいいか」というアンケ

ート調査を街角で行っていた。いくつかそれを見ていたら、

麻生氏に続いて小泉元首相が多くの票を獲得していた。

この2人以外は票が少なかった。今でも小泉元首相を

支持する人がこれほど多くいることには驚いた。彼らは

みんな金持ちなんだろうか?料金が軒並み値上がりし

簡易郵便局がばたばた潰れた「郵政民営化」で何らか

の恩恵にあずかったとでもいうのだろうか?街角にいた

サラリーマンや主婦は、とてもそんなふうには見えなか

った。

         

富裕層が「改革路線」を支持するのは分かるんだ。でも、

そんな人は人口の1割もいない。庶民は痛みに耐えすぎ

て感覚が麻痺してしまったのか、それともよほどのマゾな

のか。

      

福田首相は辞任会見で「国民に迷惑がかからないように

時期を選んだ」と言った。原油高騰や食料品の値上げで

国民生活は待ったなしで景気対策を必要としているのに、

せっかく取りまとめた総合経済対策の実施は実行まで時

間がかかることになってしまった。彼の言う国民がどこの

誰のことか俺には分からないけど、庶民は迷惑している。

       

「私は自分自身を客観的に見ることができるんです。あな

たとは違うんです」

      

後半のフレーズは有名になりTシャツにもなって、流行語

と化している。たしかにあなたは一般庶民とは違うよ。全

然違う。

      

すぐに解散するつもりの「選挙管理内閣」を作るために、

いったいどれだけの金と時間を浪費すれば気が済むんだ。

小泉フィーバーの再現は難しいと思うけど、小泉元首相の

人気は健在なようで。それもどうなんだと思うけど、支持率

は多少は上がるんだろう。俺はもう痛みから開放してほし

いんだけどね。それは総選挙にかかっている。

            

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