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2008-09-30

総選挙の分析

読者からの投稿。       

      

気合を入れて書きました。

郵政選挙、昨年の参院選を得票率で分析し、

その上で次の総選挙を予測してみました。

過去の選挙のデータはみんなに知ってもらいたい

ですね。驚くと思いますよ。

            

総選挙、過去2回の分析から予想してみた

      

盛大に始めてみた総裁選という名の三文芝居も

尻すぼみで終わり、中身の透けたデキレースで

麻生新内閣が誕生。

「選挙管理内閣」との見方が多いね。

そして、投票日は11月2日が最有力と言われている。

   

そこで、近々あるかもしれない解散・総選挙に向けて、

過去の総選挙を振り返りながら今後の予想をしてみ

たいと思う。

最初に「郵政選挙」の得票率を見てみよう。

2005年郵政解散選挙(投票率67.5%)

比例代表 得票総数(得票率)
・自民党 2588万 (38.18%)
・公明党 898万 (13.25%)
・民主党 2103万 (31.02%)
・共産党 491万 (7.25%)
・社民党 372万 (5.49%)
・国民新党 118万 (1.74%)
・新党日本 164万 (2.42%)

小選挙区 得票総数(得票率)
・自民党 3251万(47.77%)
・公明党 98万(1.44%)
・民主党 2480万(36.44%)
・共産党 493万(7.25%)
・社民党 99万(1.46%)
・国民新党 43万(0.64%)
・新党日本 13万(0.2%)

では、比例代表の得票を与野党で分けてみよう。

与党 : 3486万(51.43%)
野党 : 3248万(47.92%)

その差はたった3.5%。

   

みんな意外に思ったんじゃない?

あれだけ小泉フィーバーで自民党が圧勝したのに

接戦で。オレはちょっと驚いたよ。

次に小選挙区もやってみよう。

与党 : 3350万(49.21%)
野党 : 3130万(45.99%)

その差は約3%、220万票差。

実は、無所属候補の票が324万(5%)あるから、

それも足してあげると「野党+無所属>与党」になって、

100万票多くなる。与党は過半数を獲得してなかった

んだよね。これも意外だと思わない?

      

じゃあ、なぜ与党が圧勝したかというと、小選挙区

で4分の3以上の議席を獲得したからだ。

比例区と選挙区の違いは大きい。

1人区なら2位以下の票は「死に票」になるからね。

    

あの当時、「郵政民営化」の中身、民営化したら何が

どうなるのか、ちゃんと分かっていた人は少なかった

はずだ。

国民にとって「郵政民営化」の優先順位は低かった。

オレは肝心の中身が小泉&マスコミから伝わってこ

ないことが不思議だったよ。

解散を決めた小泉は会見でこう言った。

「郵政民営化に賛成か反対か、国民に聞いてみたい。

もし反対というなら、自分は辞職する」

キャラクター・演説の上手さに加えて、この覚悟が

人気に拍車をかけたんだろう。

郵政選挙という小泉劇場が閉幕したら、支持率は

9割近くに跳ね上がっていた。

      

この調子で昨年夏の参院選も見てみよう。

       

2007年参院選(投票率58.6%)

比例代表 得票総数(得票率)
・自民党 1654万(28.08%)
・公明党 776万(13.18%)
・民主党 2325万(39.5%)
・共産党 440万(7.48%)
・社民党 263万(4.47%)
・国民新党 127万(2.15%)
・新党日本 177万(3.01%)

選挙区 得票総数(得票率)
・自民党 1860万(31.35%)
・公明党 353万(5.96%)
・民主党 2400万(40.45%)
・共産党 516万(8.7%)
・社民党 135万(2.28%)
・国民新党 111万(1.87%)
・無所属 509万(8.59%)

      

では、比例代表の得票を与野党で分けてみよう。
与党 : 2430万(41.26%)
野党 : 3332万(56.61%)

   

次に小選挙区もやってみよう。

与党 : 2213万(37.31%)
野党 : 3162万(53.3%)

         

与野党の得票率が大逆転したことが分かる。

その結果、全国で29ある1人区のうち、野党が23選挙

区で勝利した。投票率が郵政選挙から9%下がったとは

いえ、与党は1000万票も減らしてしまった。

そして公明党が898万から776万と120万票も減ら

した。投票率に左右されないと思われる公明党がこれ

だけ票を減らしたことには注目したい。

         

さて、ではこれらを下地に、次の総選挙の予想をしてみ

よう。自分なりに、そして客観的に。

      

自民党が圧勝した郵政選挙でも与党と野党の得票率

は3%ほどしか違わなかった。

これが昨年の参院選では野党が逆転した。

昨年以降、与党支持者の結束が緩んでいる傾向は

続いている。総裁選で自民党の党員の投票率が低

調だったことにも、それは現れているし、後期高齢者

医療制度でお年寄りも自民離れを起こしている。

    

だから与党は得票率の再逆転は難しいし、与野党の

差がさらに開く可能性は十分あると思う。

自公の選挙協力がうまく機能しなければ、地滑り的に

小選挙区で野党が圧勝する可能性もあると考えている。

自・公は議席を減らし、民主・共産(共産は党員が急増

して勢いがある)は増やす、社民は横ばいか微妙なライ

ン、こうなるのでは?

今のところ、こんな予想をしている。

(個人の勝手な予想だから外れても怒らないでね…)

   

一方で、政権交代が現実のものとして見えてきた中で、

民主党への不安を感じる国民が出て反動が出ること

も考えられるから、接戦になる可能性もあると思う。

政権にしがみつくことに必死な自民党が何を仕掛けて

くるか分からない。

民主党のポイントはマニフェストと公明党を敵に回さな

いことかな。

選挙に勝つにために味方を増やすことは重要だけど、

敵はできるだけ少ない方がいい。

      

最後におまけ。

予想通り野党が勝ったとして、問題は民主党をどうす

るかだろう。民主党政権になっても、自公政権みたい

なことをされたら意味がないからね。

民主党の暴走を防ぐためには、社民・共産の議席数も

重要だと思うんだ。

    

だから、小選挙区と比例代表で投票する政党を変える

ことを選択肢に入れておくことを提案したい。

小選挙区と比例代表では当選ラインが違うから、戦略

的に投票しようということね。

国民の最大の武器だからよくよく考えて投票したい。

もし投票日が11月2日になったら、3連休の真ん中だか

ら、「期日前投票」を活用することをオススメする。

有権者1人1人が「自分の」考えで投票すれば少しずつ

変わっていく。

「国民が第一」ってのは、1番オレたちが自覚しないとダ

メなんだ。

   T氏より 

         

■筆者補足■

麻生のスタートダッシュが思ったより低かったことで、

自民党は疑問と困惑を抱えています。

彼らはまだ、何故ここまで支持率が低下したのかの、

本質を理解していませんし、未だに安倍政権時のメ

ディアによる失言報道等の影響だと信じている人も

いるくらいです。

60年も支配者をしていると、庶民の心情がまるで別

世界の生き物の如くわからなくなってしまうのかもしれ

ません。

まだ自民党は、補正予算の可決に絡んだ日経と読売

を使った最後の手を残していますが、それの効果も、

前回の海上給油の時ほど効果はないと私は踏んでい

ます。

それよりも、今回は投票率を心配しています。

長くなるので詳細は別に機会に譲りますが、時期的な

ものと、麻生への支持率を見る限り、参院選以上の投

票率を確保するのは、ちょっと努力が必要な気がします。

有権者が投票に来ないで喜ぶのは、当然固定票のある

自民党と公明党で、最終的には投票率を下げるという

裏技が残されている分、政府側がそこは有利です。

どんな状況でも、最後の一歩は、特定政党支持を持た

ない、いわゆるここの読者のような人たちの手に、未来

が委ねられる。そこだけはガチです。

            

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