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2008-10-07

DOWA BURNING

あんたは白、それとも黒?

好きなカラーやリバーシの先攻後攻を聞きたい訳じゃ

ないし、シルエット大臣の節制を憎む声でもない。

答えによってはあんたの自由は限りなく制限され、場

合によっちゃその場でトカレフで眉間を撃ち抜かれる。

バッドアンサーは勿論、黒だ。

       

何か悪いことをしたってんじゃない。

誰かと誰かが愛し合って、その結晶としてこの世界

に生まれた。

星の数ほどの色と面を持つ社会に、笑い、泣き、

楽しみ、哀れむ、ごく当たり前の人間だ。

ただ、肌の色が黒い。という一点を除いては。

       

黒人は野蛮で、貧しくて、白人が嫌い。

庶民はそんな理由で黒人を迫害した。

黒人を殺してもさほど罪にはならないし、

列車も食堂も仕事も何もかも、白と黒の住み分

けが徹底されたのだ。

         

安心してくれ。これはずっとずっと以前の

アメリカの話だ。

1960年代。半世紀前の大陸の出来事さ。

続きを言うと、

勿論、法の上ではとっくに肌の色は無関係だと

うたわれ、全て平等であると書かれている。

だけど、人々の心の上ではそうならなかった。

白と黒が融合するにはとんでもない時間が必要

だったのさ。

そう、とんでもない時間。

それは今この瞬間だって含まれているんだぜ。

何故なら、50年の時を経た今だって、

アメリカで完全に白人と黒人が平等だとは、

ちょっと言いがたいからだ。

黒人街は今でもたくさん存在しているし、

職の平等なんてちゃんちゃらおかしい言葉なのが

現状。

大企業は黒人雇用率なんてものを世間体で気に

しているが、そんないかれた悩みを抱えている

時点で、差別が心に残っている証拠なのだ。

今回、オバマが大統領になれば、黒人初の大統領

ということになるが、もしもそうなれば、差別の完全

な解消に一歩近づくんだろうけどね。

いや、黒人だからって理由で選ばれるのは本望じゃ

ないだろうが、未だに黒人差別の意識を持つ米国民

の中の一部のやつらも、変わるんじゃないかってこと。

            

          

遠く離れた日本も、他人ごとじゃない。

幸い、この国は、一様に皆黄色い肌だったおかげで、

強烈な黒人差別はなかったが、

それでもアメリカの影響が最も大きい国だから、

「黒人は怖い」という漠然とした意識は残っている

と思うんだよな。

六本木や麻布じゃそんなことはないだろうが、

まだまだ外国人に触れる機会のない地域は

たくさんあるからね。

でも、差別って程じゃないのは確か。

          

だけどな、日本にもそう生まれたってだけで、

どうにもならない差別がかつてあって、

それは未だに空気中の僅かな成分だけ残っている。

肌の色ではないが、そこで生まれた。

ただそれだけの理由で、未だに不自由の枷を

つけられている人らがね。

それが同和問題だ。

差別は無くなってきているし、法律もとっくに整備

されている。

だけど事実、この2008年現在だって、

同和地区出身ってだけで面接で落とす採用担当

者がいるし、探偵の身辺調査では同和地区出身

者かどうかを調べる項目がちゃんとある。

そういう見えないところに、差別はいつまでも蔓延

るのだ。

       

あまり深く言い過ぎると、どうやらそれ自体が

差別の促進だと言われるようなんで、ここでは

このくらいにしておくけど、でも最後に。

      

米国民は、表立って初の黒人大統領だとは声高

には言ったりしないし、オバマはそんな理由だけ

で当選したりはしないだろう。

焦点はイラク派兵と経済対策だ。

    

日本も同様。部落出身者が政府にとは誰も言わな

いし、総選挙ではスポットライトも当たらない。いや、

当たっちゃいけないことだ。

でも、心の差別はある。

難しい問題だけど、そういう側面もある。

これだけは覚えておいて欲しいことかもな。

            

※タイトルはミシシッピバーニングから。書くのを

 忘れてた。1064年の不朽の名作だ。多分アラン

 パーカーだったと思う。

         

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