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2008-10-16

経済の樹

こんなメールが。

      

経済を語るにつき、全てをありのままに伝えれば

良いというものでもないんだよ、ボクw

不況だ恐慌だと煽って何がしたいの?

六千兆が消えると言ったってこの国の庶民は

意味もわからずうろたえるだけだ。

週明け一時的に株価が回復して喜んで、

きっと本来の恐慌を見失うだろう。

中小企業がなぜ連鎖倒産するのか。

サブプライム株をほとんど買っていない日本が

何故窮地なのか。

その辺をこの国のやつは全くわかってないよ。

どうせわからないなら、偽りの安堵を与えてやれば

いいじゃないか。

「サブプライムの影響は日本は少ない。

欧米が苦しむ中、日本企業が大きく躍進するだろう。

リーマンを乗っ取った野村の様に、日本企業が

世界で名を馳せる時だ。

恐慌中も日本は好景気を迎えるだろう。

消費するなら今だ。

車も買い時だし、低金利を利用して住宅を買うのも

良いだろう。投資も新政策で簡単に始められる。

対外の貨幣有利を利用して海外旅行も穴場だ」

そうやって景気循環、消費を促すのがあなたの

役目でじゃないの?

         

似たようなことを、おれの大嫌いな経済アナリスト

も言ってたな(メールを送ってくれた読者が嫌い

って意味じゃないよ。悪しからず)

景気ってのは生もので、不景気だ不景気だと

騒げば本当に不景気になってしまう。

消費が冷え込めば循環も悪くなって、一層歯止

めが効かなくなる。だからみんなで車や家電の

消費を促そう!好景気は国民の手で作ろう!

みたいなやつ。

反吐が出るね。

      

消費が冷え込んだのは国民の疑心暗鬼のせいか。

あれだけ労働者から搾り取っておいて、

賃金が落ちて売れなくなったら、不景気を煽る輩の

せいだ。もっと購買意欲をかき立てろとは、随分と

身勝手な理論だな。

   

だけどね、こういった話は対外ふざけろで終わって

しまいがちだが、結構勉強するところはあるんだ。

今回は税金面で学んでみようか。

政府は今、企業への大幅な減税を考えている。

中小企業向けといってるが、当然大企業だって

入ってくるものだ。

秘密裏にやるときは大企業だけ。

大げさにやるときは大企業も含む全ての企業。

さあ、損をしているのは誰だ?

なんてクイズがやりたいわけじゃない。

好景気時には企業は恩恵を受けた。

特に大きな企業は、設備投資マインドの好調を

もろに生かして、大きく金を溜め込んだだろう。

どっかの怪しい占い師に、

全国放送で何度も大企業に利益を集中させるの

が良いんですと言わせ、経済誌にも中小企業

淘汰のうたい文句を書かせながら、

景気が悪くなると中小企業を救いましょうと

御影倒しの手を差し伸べるのだ。

マッチポンプの最果てだ。

       

が、ここがポイントだ。

景気が悪くなると企業の大小関わらず多少の

ダメージは受ける。

そのダメージを軽減するために消費の促進だとか

流通の風通しだとかを気にするんだけど、

不況になると、好景気時の支配層の独り占めが

なかったかのような言い回しに変わるんだ。

都合のいい時だけ、「日本が不景気」と

日本全体が金がないような顔をして、

減税だとか補助だとか特例だとかの恩恵に

きっちり預かるのだ。

考えてみてくれ。

空前の好景気時には、一部の大企業や資本家

だけが全てを独占しちまっていただろう。

なのに不況時に真っ先に助けてもらうのもまた

彼らだ。

日米型資本主義の大原則だと言われればそこまで

だが、だったら競争の勝ち組はとことんヘルプなしで

突っ走ってくれたらいい。

困ったときだけ血税を持っていこうとするなよな。

やつらの何でもありの弱肉強食の犠牲として、

セーフティネットを必要としているやつがこの国では

溢れているんだ。

そこにまで手を付けるのは流石に自由経済と言えど

違うんじゃないのか。

      

         

最後に結構メールで多い指摘を一つ。

         

大企業や中核の資本家を非難することが多いです

が、KEN氏自身も、その最たるところで働いています

よね。自身への矛盾ではないですか。

      

もう少しきつい表現もあったりするけど、

まあ矛盾と言われればそうなのかな。

既に前の会社は退職しているけど、でも今だって

大企業から仕事をもらっているし、関わりもたくさん

ある。

政治的な関心を持って仕事に挑んだりはしないが、

でもひとつ言えるのは、おれがもし読売グループや

トヨタやキャノンで働いていたり、それこそ自民党の

職員だったとしても、やっぱり真実がそう示すなら、

今と同じことを書くと思うんだよ。

それに良く考えて見てくれ。

現在において、自公を批判することは、かなりの

リスキーなことで、現在の体制そのものを批判し

ているに等しいことだ。

中国が攻めてくる。韓国がクレイジーだ。

野党は滅びろ。自民最高、麻生最高と書いていれば

楽なんだろうが、現実はそうはいかない。

プライマリーバランスはどうしたって

自公政権とホワイトハウスによる自由経済に向く。

となると、体制批判とも取れる真似をしなくちゃいけ

ないわけだ。

これは自身の勤める企業を批判するよりも

ずっとリスキーで危ない橋じゃないかな。

あんたの答えはYES、NOで別れるだろうが、

おれは大嫌いな新自由経済の隅っこで、

残飯にありつく仕事もしているし、かといって

その仕組みそのものを考える社会学で金も貰って

る。矛盾かもしれないが、光への最短距離だとは

思ってる。

こんな答えじゃ駄目かな。

            

珍しくタイトル先行で書いただけど、書き終わって

別の記事の見出しに残しておきたかったなと後悔し

た・・・。良かったらクリックしていってくれ。

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