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2008-10-30

ブレイクマネー&ダスト

今週は世界中が正念場になりそうだな。

この記事は、月曜の昼休憩に書いているんだけど、

日経平均が8000円を割り込むかどうかって

状態で、東京全部が地に足がついていない。

笑っちゃいけないんだろうが、薄いすみれ色の

空に向かって、どいつもそわそわソワソワ。

おれたちがいくら焦ろうと、マーケットは何も変わり

はしないんだけどな。

それに心配するなら、進行中の案件の予算より、

すぐ先の生活についての方が大事だ。

         

トリガーはやっぱりソニーの大幅業績下降修正。

好調時なら「ソニーザマないな」という声も聞こえそうだが、

大恐慌手前ではそうはいかなかった。

海外の主な投資家は、ソニーの同行を指標に

使っていたようで、赤い数字はそのまま日本円の

諦めに繋がったのだ。 

これは確実に連鎖するし、厄介なことに来週は

かなりの企業が中間決算を迎える。

最悪のタイミングだが、仕方がない。

輸出事業以外にも、下り坂の見込みが続くようなら、

バブルの7600円割れも確実だろう。

いざなぎ超えの好景気は、

庶民に全く還元されなかったが、

バブル超えの不景気は、弱いやつから順に

切り捨てられるからご用心だ。

おれも勿論その弱いやつの筆頭だ。

         

日本の円高は、針の上数ミリを浮かぶ風船状態。

最悪の足場で担がれた御輿に、蒼白になりながら

座っているのだ。

不良債権の少なかった日本が、なぜこんな目に

あっているのか。

実はそこが一番大事なところだ。

    

「内需の弱さ」

一様に経済誌にはそう書かれている。

国内の消費力、購買力共に弱く、

輸出に頼らざるを得ない状況が、

ここにきて致命的な脆弱性として露呈されたのだ。

だが、これは全部せいふと経団連の方針だったはず。

国内は露骨に搾り取ったせいで、

消費自体が半死してしまい、それでも利益の

極大化を求めて、手を緩めなかったのは政府だ。

競争力の為、成長の為と

国民生活に皆殺しの定数を打ち込んだだろう。

それが今になってガタが来ている。

輸出に頼るも、その輸出先が混乱じゃ

成果は出ないし、そもそもメインの家電や車は、

市場に無関係で不調だったのだ。

-内需は捨てた。

トヨタを揶揄する為に聞かれた言葉だが、

もはや多くの企業がその路線を辿りつつある。

だけど、その路線は、ゴールまでの道が途切れていて、

奈落の底に落ちることがわかっている道なのだ。

不安材料が出尽くすのは、来週から二週間ばかりの

中間決算の出揃いだろうが、

そこからまた浮上するかと言ったら、

要因は経済の仕組みそのものにあるだけに、

元の数値に向かうとはちょっと考えられない。

アメリカ市場をなんとか持ちこたえようと、

刹那の反発はあるかもしれないが、

もしもそうなれば逆に危険信号だ。

いたちの最後っ屁なんだからな。

      

内需を自らの手によってぶっ壊して、

「国内が駄目なら海外で売ればいいだけのこと」

なんて平気で抜かせる日米資本主義に、

世界は大きく否定を下したのかもしれない。 

      

麻生の定額減税や公共事業連発では、

絶対に景気は回復しない・・・じゃないな、失礼。

一瞬のGDP0.1~0.2%を回復して終わりだろう。

絶対に国民生活は良くならない。

結局建前だけだ。

自公の選挙がぐっと有利になるっていうオプションが

勿論つくんだけどね。

      

思い出してくれ。

とんでもない不景気の前に、対応も発覚も後手後手に

なり、結局公共事業と国の金を大量出動させるだけ。

特定の業界だけが潤い、国民生活は悪化の一途。

これはバブル崩壊後の小泉改革の出来事だ。

全く同じことを、麻生はやろうとしている。

総裁選のせいで、問題認識は圧倒的に遅れ、

資本主義に亀裂が入った音に地球が恐れている

ときに、彼は壇上で

「日本は景気が悪くなって来ている」

なんて所信表明している男だ。

滑稽だとか無知だとかのレベルじゃない。

今この瞬間にも倒れそうなやつが国には溢れている。

まずはそいつらから救ってやる必要があるんだ。

この不況に、更にセーフティネットの崩壊が相乗効果

で裏ドラで乗ってくるんだぜ。

迫る暗闇のでかさがわかるだろうか。 

前にも言ったけど、まだ解散したくないのは

とりあえずわかったから、

せめて麻生を辞任させてくれ。

もはや奴の庶民感覚とか、極右思考とかも放って

おくとしても、この難局にあの素人では絶望的だ。

これほど焦っていない首相は日本だけだし、

それが自信からじゃなく、危機感の無さからなのは

いい加減ばれてきた。

(そもそも自信があるなら見せて欲しいもんだ。

庶民がこれだけ将来が見えずに困っている状態で、

どんな素晴らしいビジョンをお持ちなのか、是非とも)

      

「日本はダメージが少ない」

と言っちまう素人には現況は無理だし、

日銀が均衡を保つために何兆使ったかを見てから

もう一度話せって感じだ。 

内需を壊した要因は、弱者切捨ての自民政治だし、

結果それが今を最悪の状態に陥れている。

      

おれたちがどれだけ焦っても変わらないが、

総理はもっと焦れよ。

毎日ホテルでディナーをだらだらと食っていられる

余裕が、この国にあるとは思えないんだけどな。

値段じゃなく、危機感の問題だ。

あんたらが屍にして経済のベッドに使っている連中は、

数万分の一の所得であんたより働いてたんだぜ。

               

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