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2008-10-24

世界同時食糧危機 2

NHKスペシャル

「世界同時食糧危機(2)食糧争奪戦

~輸入大国・日本の苦闘~」
2008/10/19 21:00 ~ 2008/10/19 22:00

      

【番組概要】

うどんもミソもピンチ大豆を探せ!

穀物争奪兵士とマネーで囲い込んだ農地

      

【番組詳細】

コメを除く穀物のほとんどを輸入に頼り、

遺伝子組み換え作物を拒否し続けながら、

年間九百万トンに上る食糧を廃棄している

日本の取るべき道を考える。

安定価格で輸入できる国外産地の確保、

そして遺伝子組み換え作物の導入による

生産力の拡充など、必要な食糧を確保しようという

各国の動きが加速しているが、いずれも壁は厚い。

一方、遺伝子組み換え作物にも新たな課題が

見え始めた。

遺伝子組み換えトウモロコシの導入を推進した

南アフリカ共和国では、農薬などのコストが高くつく上、

気候に合わず収量が落ちてしまうという事態が多発、

伝統農法に回帰する動きも出始めている。

       

(メモ開始)

      

食料争奪戦 ~輸入大国・日本の苦闘~

    

世界の食料危機が起きたのは、中国やインドなど

新興国で急速に消費が伸びたこと、世界最大の穀

物生産国アメリカがトウモロコシのバイオエタノール

利用と言われていて、さらに投機マネーの穀物市場

流入で価格が高騰した面がある。

根本的には、世界の穀物生産量に対して人口が増

えるペースが早く、そもそも食料が手に入りにくい時

代が始まっている。

では、日本の食品メーカーはどうしているのか?

      

ハナマルキ
・コストカットの限界で17年ぶりにみその値上げ
・業界第2位のみそ会社
・日本は大豆の95%を輸入
・世界的な大豆不足
・大豆の高騰で例年の3分の1しか確保できていない
・ハナマルキ副社長、岡本氏
・リーマン破綻で国際相場が下落すると予想したが、少し下げただけで再び上昇し入手できなかった
・アメリカ農家と契約し日本のみそに合った大豆を栽培
・農家が契約更新に応じなくなった、トウモロコシに転換
・そこで南米に注目
・ブラジル、世界第2位の大豆生産国に各国が群がる
・外国企業の開発を制限する方針・パラグアイに注目
・基準の数値を下回りみそには不適格と判断
・品種改良には4・5年かかる
・そこで中国東北部・黒龍江省に注目
・即戦力になると判断した
・農業局を訪問
・幹部は国内向けが優先としながらも輸出を容認
・トウモロコシの輸出を制限したので大豆も不安
・来年用のまだ半分以上を入手できていない

    

アメリカ、ブラジル、アルゼンチン、中国
・この4カ国で世界の9割を生産
・その3分の1しか輸出に回っていない
・中国が輸出しなくなったので一気に大豆不足に必要な食料を安定的に確保する方法はふたつある。
ひとつは農地を増やすこと、もうひとつは畑からの収穫量を増やすことだ。
国土は限られているから世界中で各国が農地獲得合戦を繰り広げている。
カナダ、ブラジル、トルコ、、中でもウクライナに熱い注目が集まっている。

      

ウクライナ
・先月、日本企業38社が農業政策省を訪れた
・副大臣は農地への投資を呼びかけた
・世界有数の穀倉地帯
・ソ連崩壊後の混乱で多くの農地が放棄されたまま

・昨年から現地で農業を始めた青森の大豆農家、木村さん
・肥沃な黒土で完全無肥料、農家にとっては天国みたいだ
・木村さんに日本の商社も関心を持ち尋ねてくる
・大豆協会から300ヘクタールを借りる予定だった
・ところが、突然5ヘクタールしか借りれなかった
・理由を尋ねるともう全部買い手がついたという

・イギリス企業、ランドコム社
・使われていない農地を買い集めている
・日本向けに大豆を輸出する計画
・買ったらすぐに測量、GPSで会社のデータに登録
・12万ヘクタール、東京都の半分以上を確保した
・300億円の利益を目指している
・オンラインで24時間フル稼働
・資金は欧米の投資家から集めた150億円
・輸出先は自給できないがお金をもっている国、アラブ諸国、中国、日本
・灌漑施設や農地を自ら整備、拡大
・課題は治安の悪さ、相次ぐ犯罪
・自動小銃で武装した傭兵を雇い24時間巡回、地元のマフィアから守る進出が遅れる日本を尻目に欧米企業は競うように農地を広げている。

      

世界最大の穀物商社・カーギル社(アメリカ)
・次々と農地やサイロを入手
・ヨーロッパに輸出

      

スイスのルイ・ドレイファス社
・14万トンの巨大サイロを買収
・これは日本のみそ用大豆1年分が入る大きさ
・インドに輸出

      

カナダのユニレム・アグロ社
・6000ヘクタールの農地を確保
・最新のサイロを建設
・輸出先は中東の産油国、ドバイ

   

ランドコム社
・世界中の穀物商社から商談が舞い込む
・ルイ・ドレイファス社とグレンコア社との商談
・日本向けの大豆を自分たちに売るように交渉
・新たに作る大豆を全部買いたいと要望
・結局、ヨーロッパに売られる見込みとなった

    

国連の予測では2000年からの30年で
・世界の農地面積、8%増
・世界の食料需要、56%増

      

農地の拡大ではとても追いつかない。

そのため世界では遺伝子組み換え作物に

注目が集まっている。

      

遺伝子組み換え作物
・アメリカではトウモロコシの80%、大豆の92%

・主食ではまだ使われていないが、日本でもサラダ

油のように既に使われている食品もある

      

南アフリカ
・既に遺伝子組み換え作物を主食に導入している
・この10年で人口が700万人増
・主食はトウモロコシ
・7年前遺伝子組み換えトウモロコシ導入
・トウモロコシ畑の6割が遺伝子組み換え
・害虫を寄せ付けない特別な品種
・取材先の農家では5割収穫量がアップ
・倉庫にはアメリカから買った種
・全体では4割収穫量がアップ
・遺伝子組み換え作物で成果の上がらない地域もある
・それは南部の乾燥地帯
・自治体の補助を受け購入したが以前の半分の収穫量
・遺伝子組み換えトウモロコシを次々とやめている
・遺伝子組み換え作物への不安もある
・自治体の補助金が削減された
・政府は遺伝子組み換え食品に表示を義務付けた
・政府は補助金を出してさらに普及を目指す

    

モンサント社
・世界最大の種子メーカー
・売上は1兆1000億円
・世界18ヶ国で遺伝子組み換え作物の種子を販売
・主力商品は除草剤に強い品種
・除草剤に強い土壌菌の遺伝子を組み込んだ

      

香川県の讃岐うどん
・県内のほとんどの店で値上げ
・大半がオーストラリア産、コシが強くうどん向き
・ここ2年で小麦価格が7割近く値上げ

      

オーストラリア
・これまで遺伝子組み換え作物には慎重だった
・遺伝子組み換え小麦の開発に着手
・国家プロジェクトの一環で乾燥に強い小麦の研究
・きっかけは異常気象
・5年干ばつが続き小麦の収穫量が半分に減少
・これが世界の小麦高騰を招いた
・研究開始から3年、数十種類の試験栽培が進む
・7年後の商品化を目指す

    

日本でも遺伝子組み換え作物の研究はされている。

土地に合った作物の普及には10年20年かかる。

開発されたとしても消費者が受け入れるか壁は大きい。

新しい技術で収穫量を上げるのは難しい、

農地を広げるのも難しい。

では、日本はどうすればいいか?

      

日本は輸入に頼ってるから危機に弱い。
アメリカやヨーロッパなどは穀物自給率が

100%近いか超えているのに対して、

日本の穀物自給率は28%とかなり低い。

今、自給率を上げようとコメに注目されている。

・コメの新たな活用法、米粉
・田んぼの4割が減反で休耕田
・休耕田すべてを使って米粉を作れば小麦の輸入量に匹敵する

         

青森県藤崎町
・全国の米どころから視察
・目当ては飼料用のコメ、収穫量が多いのが特徴
・主食米の2倍取れる
・減反の対象にならない飼料米を休耕田で栽培
・地元の養鶏場が購入
・餌を輸入トウモロコシに頼っていたが穀物高騰で

価格差が縮まり利用できるようになった

・卵の脂肪分が良質で高値で取り引きされるメリットも

       

東京農業大学、信岡誠司准教授
・飼料米で家畜の飼料の大半は自給できる
・日本の水田は270万ヘクタール
・休耕田は100万ヘクタール
・全ての休耕田で飼料米を栽培すれば輸入トウモロコシが不要と試算
・アメリカに払っている4500億円を国内で循環できる
・国も力を入れ始めている
・飼料米の品種改良で普及を目指す
・もみの大きさが食用米の1.5倍の品種
・もみが稲穂につく数を増やした品種

       

経済評論家、内橋克人さん
「たくさんの使い道が考えられるわけで、これまでの

稲作の技術をもってすれば、不可能ではない。

米の持っている大きな潜在力をいかに世界的な

食料事情の中で活かしていくか、日本がなすべき

新たなモデル作りだ。」

       

ライスパワーは大きな可能性を秘めている。

最大の課題は価格。

飼料米は不通の米より価格が安いので、

農家が作りやすい支援の仕組みが必要になる。

食料危機という新たな時代を迎えた今、日本の農

業をどうするのか、あらためて考える必要がある。

これまでのように海外から安く食料を手に入れる

のは難しいことが分かってきた。

命に直結する食料をこれからどうするのか。

みなさんはどう受け止められたでしょうか。

       

京都市の家庭ゴミを京都大学と調査

・開封されないままの食品も多い

・生ゴミで手付かずの食品が28%

      

日本の食べ残し食品 年間900万トン

・世界の食料援助量 年間590万トン
・食事にすると160億食分が捨てられている計算

       

食料の6割を輸入に頼る一方で、大量の食品を

捨てる日本。世界的な危機が始まった今、食料を

どうするのか、あらためて考える時期にきている。

      

(メモ終了)   

          

石破が予算委員会でフリップまで作って言っていたが、

日本人があと米を一日に一口ずつ食べるか、

うどんを月にもう一杯食べるかするだけで、

自給率は1%上がるそうだ。

まあ、自民党に言われても、まずおまえらがアメリカに

行って、ミニマムアクセスの件を解決して来いって話

だが、親分には絶対逆らわず、B層の努力だけでな

んとかさせようとするあたりが、自民党らしいのか。

   

ただ、自給率についてはたくさんの嘘と情報コントロ

ールが紛れ込んでいる。

例えば日本は食い物を大量に無駄使いしているって

話なんて、あれは家庭の話じゃないぜ。

廃棄している内の8割以上は大企業によるものだ。

それに自給率現象の大きな要因は、若者が朝飯を

食わなくなったから。

そして朝飯を食わなくなった一番の要因は、労働時

間が長すぎて、朝一分でも多く寝ていたいからだ。

全部歪は経済と政治から来ているってわけ。

おっかないだろう。

            

          

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