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2008-10-28

シンクロノーズディプレッション

崩壊の音はやっぱり不良債権多数の欧州から。

ホワイトハウスブランドに魅せられて、

山ほどの紙屑を抱え込んじまった欧州主要国は、

軒並み銀行が値をあげている。

中でもイギリスは絶望的なダメージだ。

ノンバンクを除く大多数の企業が白旗状態で、

政府の救済案に一理の望みをかけている。

日本に過去起きたものと同等のバブル崩壊が

訪れたスペインも他人事じゃない。

おれが今年の始めに訪れた日系人家庭曰く、

国全体に節制ムードが漂っているそう。

それでも、人生を切り詰めて働けと国民に

強制しないあたりは、流石と言えば流石なのかな。

日本だったらとっくに‘24時間働けますか’という

キャッチコピーが刷り込まれている頃だもんな。

       

この序曲はそのまま数字に顕れて、

ユーロがとんでもない下降線だ。

先週半ばに書いたとおり、底値を模索している段階

で、不安材料が出きったことを皆が確信しない限り、

ユーロは地面で匍匐前進せざるを得ない。

だが、ここぞとばかりに騒がしいのが投資家達だ。

こんなチャンスは10年に一度。

利益を極大まで増やそうと、今こそ底値と言う

瞬間を待ち、獲物を待つ蛇のように、静かな圧力で

広くて小さなマーケットを睨み付けているのだ。

これは日本人も同じことだけどね。

おれも久々のトレードを片手間にやったけど、

落差のおかげで三千円の儲け。

コーヒーを入れて持ち運ぶための保温水筒を

買った。これで冬場は手製の弁当とコーヒーで、

貧しく豊かなランチがいただけるってわけだ。

      

だが、投資を生業にしているやつらは、

そんなものじゃないだろう。

利益はおれの数千倍以上だろうし、突っ込んだ金

も同じく比例するだろう。

当然、リスクも負っているんだけどな。

ホワイトハウスお抱えの大企業があっさり潰れたり、

検索メジャーサイトが簡単に窮地に追い込まれる

事態で、ユーロって通貨が価値を無くすことだって、

ゼロとは言えないもんな。

    

とは言え、市場は猛烈な引き潮だし、

キャッシュで持つのがスタンダードになってきている。

円と元は比較的安全なんて言われているが、

どっちも怪しいものだ。

中国は歴史上間違いなくトップの急成長が、

労働の意識の変革や、全ての飽和によるマイナス

面も浮き彫りになっているし、

日本は自民党が支配している限り、アメリカより

必ず一歩前以上に沈むことを義務付けられている。

リスクで言えば破綻済みの国より厄介だったり…。

                  

         

日本は蚊帳の外じゃない。

それを裏付ける一部を紹介。

ユーロの下落と日経平均の比較だ。

       

まずユーロ。

Photo_4

      

      

図で見ると改めてすごい下落ぶりだが、

じゃあこれと日経平均を合わせてみようか。

         

Photo_5

         

どうよ。この見事なシンクロぶり。

これが何を表しているかわかるだろうか。

       

日本の大企業は国内を捨てて海外へ市場を求めて

いるが、流石にここまでの影響はないし、

お家芸の車も家電も、欧州ではかなり苦戦している。

ソニーが認知度13位。任天堂が2位だったかな。

この二つが大健闘だが、それ以外はまだまだこれから

だし、そもそもアジアにブランド製がないという壁も

あるみたいだ。

      

なのに何故ここまで不況が同期するのか。

答えは日本企業売りの連鎖にある。

ユーロが売りに売られてだらだらと下降線を下る

途中、日本企業も同じく売られていたのだ。

日本は輸出頼みの綱渡り状態。

そこへ米に続いて欧州までもが半壊すれば、

日本も当然手は無くなる。

これが見事にマッチして、ユーロと日経平均は

ここ数ヶ月完全なシンクロを見せているのだ。

ドルとはここまでマッチングしていないから、

世界は、日本はアメリカという市場抜きでも、

本来はやっていけると示していたんだな。

宗教の都合で無理だけどな。 

          

         

日本がこれから辿るのは、

短期的にはユーロの回復に乗じての

一時的な半回復だろう。

だが、長期的には、欧米の経済が次の時代を

模索し終えるまで、長くて暗いトンネルを、

底もみしながら這いずり回るんだろう。

次の時代の光が照らされたとき、一体どれだけ

の人が残っているのか。

おれみたいな底辺でも生き残れるのか…。

         

出来ることは、消費を抑えてひたすら耐える

ことか。

きっと経済界は、どんな手を使ってでも国民に

金を使わせようとしてくるだろう。

エコロジー詐欺やデジタル放送商法なんて

生易しいくらいのをね。 

消費は素晴らしい行為だし、消費は社会その

ものだが、今はそんなことも行ってられないしな。

きっちり見極めて、来るべき春を待つのだ。

         

       

消費マインドなんてことを、政府やお偉いさんが

心配すること自体お門違いなんですけどね。

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