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2008-10-23

世界同時食料危機 1

NHKスペシャル。

読者がまとめてくれたので、是非。

あんまり内容に関係ないけど、民法の収益がどん

どん落ちているせいで、NHKと民放の番組の質に

すごい開きがあるってなことを結構指摘する人が

多いね。

おれはあんまりテレビを見ないからわからないが、

NHKは昔から金と時間をかけて番組を作ってるし、

民放はいかに安いコストで視聴率を取れるかを追

求しているんだけどな。

だが、学会のCMを流したり、マルチやねずみ講

と紙一重の怪しい企業の宣伝を受けたりしている

のを見ると、テレビ広告の価値が急な下り坂なのは

間違いないみたいだな。

すまん。じゃあ本題をどうぞ。

      

NHKスペシャル

「世界同時食糧危機(1)

アメリカ頼みの"食"が破綻(たん)する」

2008/10/17 19:30 ~ 2008/10/17 20:45 (NHK総合)

    

【番組概要】
なぜ食べ物は値上がり続けるか
▽三食とれない公務員
▽急成長!穀物高騰にわく巨大商社
▽アメリカ頼み日本の食卓は?

    

【番組詳細】

今年、世界各国で起きている食糧危機の本質を

明らかにしていく。危機は貧困層だけでなく、中

間層にまで広がっている。日本でも食品の値上

げが相次ぎ、餌代の高騰で畜産業などには深刻

な影響が出ている。その実態と原因を見ていくと、

戦後、世界に広がった「米国中心の食糧供給シス

テム」が破たんの危機にあることに行き当たる。

戦後、米国中西部の穀倉地帯の農家は、余剰

穀物の輸出を強力に推し進めてきた。そうした米

国の国益の先兵として、穀物メジャーは政府に貿

易障壁の撤廃を働き掛ける一方、日本をはじめ各

国に対し、安価な米国産穀物を大量に消費する

食生活や農業の普及を働き掛けた。食の「米国

依存」が進んだ結果、各国の食料自給率が低下。

その付けが今、一気に押し寄せているのだ。

            
(メモ開始)

世界最大の穀物輸出国、アメリカ

・世界の輸出に占める割合
・トウモロコシ 50%以上
・小麦 約30%

   

食料高騰によるデモや暴動が起きた国

(18ヶ国、住友商事総合研究所調べ)
・アルゼンチン
・ハイチ
・エルサルバドル
・メキシコ
・インドネシア
・フィリピン
・バングラディシュ
・イエメン
・エジプト
・南アフリカ
・モザンビーク
・ガボン
・カメルーン
・ブルキナファソ
・コートジボアール
・セネガル
・モーリタニア
・チュニジア

      

・穀物は食べるだけでなく家畜の飼料にも使われる
・牛肉1キロ作るにはトウモロコシ11キロ必要
・穀物が値上がりすると肉類や乳製品も値上がりする

穀物メジャー
・1位 カーギル
・2位 ADM
・3位 CHS(農協が合併した農家の穀物メジャー)

    

CHS本社での取材
・オーナーは全米35万人の農家
・以前はトウモロコシの安値に苦しんでいた
・穀物価格の高騰で状況が変わった
・史上最高の345億円を配当した
・10年で売上が6000億円から3兆円

      

大阪友の会
・主婦たちが家計簿をつけている
・昨年から食費が11%上昇した

      

30年ぶりの牛乳の値上げ
・原因は餌の高騰
・2年で50%上昇
・買取価格はようやく3%の値上げ
・乳製品の供給自体が危ぶまれる状況

      

エジプト
・人口7000万人
・家畜の餌となる飼料の高騰
・1年前と比べて鶏肉は2倍、卵は3倍の価格
・政府が価格を抑えて販売するパン売り場に殺到
・肉や卵を食べる回数が減った家族

      

エルサルバドル(中米)
・かつては食料を自給していた
・15年ほど前から価格の安いアメリカ産に切り替え
・公務員の男性は昼食を我慢することが多くなった
・食べたいだけ買うことができない
・米が1年前の2倍に高騰
・肉も月に1・2回しか食べれない
・養鶏場は餌を買えなくなり次々に鶏を処分
・肉類が売れない為アメリカ産飼料の購入を中止

      

穀物の消費拡大 アメリカの戦略

バイオエタノール
・今年6月、バイオエタノールで走るカーレース
・トウモロコシ農家団体が主催
・長年の低価格で農家は政府の補助金に頼っていた
・エタノールの普及のために普及前から工場を建設
・CHSは議員や農務省にロビー活動

    

2005年8月、包括エネルギー法が成立
・エタノールの使用量を2倍にすることを義務付け
・エタノールブームに火がついた
・全米で150を超える工場ができた
・トウモロコシの23%がエタノールに

      

トウモロコシを輸出国だった中国に売り込む
・大豆は輸出国から大輸入国になった
・肉を多く食べる西洋料理を普及させた
・牛肉の消費は20年で15倍に拡大
・牛乳の消費も爆発的に拡大
・ワンダーミルク、乳脂肪分が1.5倍、価格2倍
・穀物協会はこの牛乳を作る牧場をバックアップ
・大量のトウモロコシを食べさせ濃い牛乳にする
・あと数年で輸入国になるだろう

       

アメリカは自ら消費先を作り売り込んでいった。
輸出先を増やすため食生活まで変化させていった。

      

なぜ進んだ 食のアメリカ依存

   

・長年価格の安さで経営は厳しかった
・アメリカだけでは使いきれない量を生産してきた
・最初に売り込みに成功したのが日本
・1959年、伊勢湾台風で農家が大きな被害
・「豚空輸作戦」、種豚36頭、トウモロコシ1500トン
・トウモロコシを使った畜産を普及することが目的
・トウモロコシで生育期間を2ヶ月短縮できた
・養豚は普及、36頭は7万頭に
・アメリカ産小麦の輸入拡大
・1960年代、小麦生産1・2位を争った群馬県
・当時の収入は公務員を超えていた
・学校給食でパン食が普及、アメリカ産小麦を輸入
・アメリカ産に押され、小麦の作付けが激減
・麦わらの代わりに安いアメリカ産トウモロコシで畜産
・食料自給率、1960年の80%から10年で60%に

      

1980年代、世界50ヶ国に売り込み先を拡大
・日本で大成功した手法を世界で実践した
・まず最初にエジプトで家畜の飼育法を指導
・アメリカ政府の支援で大規模な養鶏場を建設
・乳が出ないため処分されていた水牛にトウモロコシを与え食肉として出荷

       

1980年代後半、「貿易自由化」を世界に拡大
・アメリカはトウモロコシ生産量が増え余っていた
・群馬のある酪農家は乳価の下落を多頭化で乗り切る
・30→200頭、飼料は全部アメリカ産

      

1990年代、エルサルバドル
・一時は輸出をしたこともある農業国だった
・工業製品輸出で発展を目指し、農業保護を中止
・いっせいに穀物の輸入、国内産の半額
・穀物消費のため米を使ったお菓子やスープを紹介
・費用の半分以上を農家団体や農務省が負担
・国内の米農家は崩壊、田んぼは4分の1に減った
・穀物を作らなくなった農村で栄養失調が増えた

      

日本での成功例が世界に広がっていった。

アメリカの政府と農家が一体となった売り込み、

貿易自由化の推進で、食料のグローバル化が拡大していった。

穀物が安いうちはメリットがあった。

戦後円高が進んだため安く買えた。

肉の消費が増えるのに併せて畜産を振興することに

重点が置かれていた。

その前提として餌となる穀物は安い輸入に頼る

方針が打ち出されていた。

ところが、穀物が高騰すると輸入頼みのリスクが

噴き出してきた。

      

進むグローバル化 高まるリスク
・売る側と買う側の立場が逆転、パラダイムシフト
・攻撃的に農業を保護
・投資家、ファンドが穀物の値上がりを見込み取り引き
・投機家のマネーが入りやすい金融商品になった

      

食の自給を取り戻せるか

・各地で自給率を上げようという試みが始まっている
・群馬のある酪農家、牛は30頭、餌の7割を自給
・アメリカと同じトウモロコシを栽培、経営は黒字
・群馬県は資料用のトウモロコシ栽培に適している
・群馬県のパン屋、国産麦を使ったパンが人気
・しかし肥料の高騰などで小麦農家は減り続けている

      

日本でも安い輸入に頼ればいいじゃないかという

声もあるが、エルサルバドルのような事態になりか

ねない。本当に困った時に国内の農家に頼ろうと

思っても、担い手が全然いなかったり手遅れになる

瀬戸際にいるのではないか。

一番心配なのは、輸出規制がたくさんの国でいとも

簡単に行われたことだ。

    

農産物の輸出規制(先月、農水省調べ)

15ヶ国

・ブラジル コメ
・アルゼンチン トウモロコシ・小麦など
・ボリビア 小麦・トウモロコシなど
・インドネシア コメ
・カンボジア コメ
・ベトナム コメ
・中国 コメ・小麦・大豆・トウモロコシなど
・ネパール コメ
・バングラディシュ コメ
・パキスタン 小麦
・インド コメ・小麦など
・キルギス 小麦など
・タンザニア 食用作物
・エジプト コメ
・セルビア 小麦・トウモロコシ・大豆など

         

「高いから買えない」

ではなく

「お金を出しても買えない」

価格が下がっても安心ではない。

需要と供給にショックが起きると簡単に輸出規制

が行われる。何か起こった時のために自国でまか

なえるよう準備すべきだ。

(メモ以上)

       

食料危機はおれももっと勉強が必要だな。

アメリカの政策で今の地球規模の食糧危機があるの

は周知だろうが、その改善はアメリカの力が弱まった

今こそ必要になってくる。

バランスが崩れておかしくなるのは、国同士の力関係

だけじゃない。

今まで常識だと思っていたことが、覆る日がやってくる

のだ。

第二部もまとめてくれたんで、続きは明日。

         

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