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2008-11-06

心の岐路

アメリカではついに実社会にも恐慌の影響が出始めた。

株価や金融の破綻が、消費マインドを直撃し、

車、家電、家具など、軒並み三割以上の

売上げダウンを続けている。

本格的な不景気のはじまりってわけだ。

大統領が今日決まるわけだが、

共和党が奇跡的逆転を見せようが、

オバマがそのままゴールテープを切ろうが、

目前の底なし沼は消えるわけじゃない。

アメリカは愚か世界中を飲み込もうとするその口に、

資本経済という宝石の様に輝いた泥の城の上で、

人類はどう抗うんだろうな。

       

今の日本経済は国民の関与する余地はでたらめに

少ないし、おれたちがどうしようが、未来は国会と

経済界が全て決めちまう。

だけどさ、心の分岐点って考え方はどうだろうか。

おれたちは失われた十年の間に、

莫大な金を支配者達に残しただろう。

おれたちの生活は結果的に何も変わらなかったが、

数値上で見れば日本は確かに成長したんだ。

けれど、心は間違いなく荒んだと思う。

なんとか生きるために、自分より弱いやつを

見つけ、そいつを陥れて糧にする。

他人の失敗や失態はとことん利用する。

妬み、憎しみ、恨み、絶望感。

そんな感情ばかりが、空気中の成分として

浮遊している。

最近他のコラムでも書いたけど、

外回りの営業マン風の会社員が、

トイレ清掃のおばさんを見下して扱い、

電車では肩がぶつかっただけで怒鳴り合う

やつも増えた。

日本人はこんなんじゃなかったろう。

不満の捌け口に中国の報道を利用していたが、

いつの間にか日本人も変わらなくなってきてる。

新自由主義は、世界を分断しただけじゃなく、

心を崩壊したんだよ、きっと。

      

愛媛新聞から。

親など保護者が国民健康保険(国保)の保険料(税)
を滞納したため、保険証を返還させられて「無保険」
の状態になった中学生以下の子どもが三万三千人
近くになることが、厚生労働省の全国調査で初めて
分かった。

中学生以下の国保加入者のおよそ百人に一人が
「無保険」という計算だ。
いくら滞納対策とはいえ、子どもに責任を背負わせる
のは理不尽だ。「無保険」状態になった子どもの救済
策が急がれる。

子どもではないが、保険証がないなどの理由で受診
が遅れ死亡した人が昨年一年間で三十一人いた、
と全日本民主医療機関連合会は指摘している。
経済格差の広がりを命の格差にしてはならない。

こういう論調で書かれたメディアも少なくなってきた

よな。今の日本の粗方の論調は、間違いなくきっと

こうだ。

「保険料を払わない親が悪い。親を恨め」

         

確かに正論だ。間違っちゃいない。

が、正しすぎて涙も出る。寂しすぎるぜ。

         

保険料を意図的に払わないやつがいるのも事実。

保険料を滞納していたやつが、実は年収一千万

だったなんてニュースもあった。

だけど、普通の頭で考えりゃ、そんなものは一部

に過ぎないとわかるはずだ。

滞納が増えているのは、失われた十年が絶対に

あるし、日本の金持ち達が栄華を極めている現在

の犠牲として、その弱者がいるわけだ。

         

そこで、あんたの前に、いや、

日本という国に岐路が用意されていると考えるのさ。

このまま弱肉強食の世界で、くたばる奴には

満面の笑みで手を振るのか、

それとも、弱者には救済をし、ルール無用で財を

築いた奴がそれを支える仕組みにするのか。

これは経済の仕組みとしての話だけじゃない。

ハートの問題だ。 

おれたちがそう望めば、社会は変わる。

それが実現出来るチャンスが、今正に巡ってきてい

るのだ。

       

岐路は実に分かりやすい。

選挙前の人気取りの文句は参考にならないから、

今までの与野党の主張を比べよう。

自民党   保険料を払ってから文句を言え

民主党   子供に責任はない

他野党   生活に窮しているのは国で負担すべき

どれも正解で、間違いはない。

が、どれを選ぶかで、未来は全然変わってくる。

このまま皆殺しの魔法の経済の道を歩むのか、

GDP中位でも良いからそれなりの生活を営めるよ

うにするのか。

金がいくらあっても、荒んだ社会はしんどいぜ。

おれは断然後者を希望するよ。

         

去年の保険料改正で、保険料が上がったやつは、

誰もが明日の弱者になりかねないんだ。

金が全ての世界も自適だろうし、そういうやつは

自民党に感謝しているんだろうが、

一瞬の出来事があんたを簡単に地の底まで

落とすし、今の社会は一度足をすかしたやつを、

絶対に許さない。

最後の血の一滴まで搾り取り、残った抜けがらも

あんたが弱者と見下ろしていたやつらに食い散ら

かされる。

なぁ、こんな社会で、あんたの子供や孫を生きさせ

ることに、光は見えるかよ。

岐路はすぐそこだ。

世界は半分に分かれるだろうが、

あんたは明るく熱を持った方に進んで欲しい。

            

      

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