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2008-11-14

奴隷社会をぶち壊せ

○ャノンの役職クラスの人と、仕事の延長で

先週会談する機会があった。

いきなり連れて行かれたもんで、

着いた場所が有名高級ホテルで焦った。

向こうはオーダーメイドのスーツに、番手の良い

流行のツートンシャツ。

対しておれは二年前に丸井の処分品バーゲンで

買ったジャケットにビンテージという誤魔化しも

そろそろ無理がある腐りかけのジーパン。

仕事を手伝ってくれてる子もブクロ系のデフレカジュ

アルだもんな。

でも向こうがVIP会員証持っていてくれたおかげで、

おれたちお豆も冷ややかな粘土で作ったスマイル

で通された。

洋服によって入れる場所が制限される。

真っ裸で走り待ってた人間も、随分偉くなったんだな。

      

      

断っておくけど、別に○ャノンの社員だからって、

経済がどうとか日本の未来がなんて話は

勿論しないぜ。

社員に罪はないし、仕事ごときで人を判断するのは

おれは大嫌いだ。

キャノンの役員と話せるってんならとことんやって

やるが、おれなんかと食事するわけないしな。

オール中国産の材料を、派遣コックの人に料理して

もらっておれの事務所でパーティってのはどう?

食った後に事実を明かしたら、やつらは吐き出すん

だろうか。

・・・なんてブラックジョークはどうでもいい。

あんたに話しておきたい話題は、

その時のほとんどを使ってヒアリングした

外国人労働者についてだ。

         

                  

○ャノンだけじゃないが、

日本は既に人足についてのみ、

未来への保険に加入しているんだ。

どういうことかと言うと、中国に企業が独自で

人材養成施設を作って、そこで育てた人材を

数年後に日本に大量に入国させて、安い人件費

の奴隷を確保しようって話。

既に多くの企業が5,6年前から実践していて、

日本語ペラペラで、スキルも圧倒的に高い

中国ソルジャーがいっぱい育ってるらしい。

「中国人は間違いなく優秀だよ。何でも覚えるし、

怠けない。金のためなら100%の力をどんな状況

でも発揮してくれる」

嬉しそうに語っていた。

       

おれは別に外国人労働者にケチをつける気はない。

中国人歓迎計画がなくても、既に日本で働いている

外国人はたくさんいるし、たずねた先の担当者が

外国人だってのも、もうすっかり慣れちまって何も

思わなくなった。

だけどな、この話には色々と合点がいかないことが

多いのさ。

      

まず法の問題だ。

外国人に単純労働とかをさせるには、現行法じゃ

ビザの期間とかで障害が多いんだ。

長期間働いてもらわないと、金をかけて研修した

意味がなくなっちまうからな。ビザが切れたら一端

帰国して、時期が過ぎたらまた入国なんて、

金儲けが大好きな自民と経団連がOKするわけない

だろう。

だから今、それをクリアにするべく、

外国人労働者による単純作業を可能にして、

更に長期滞在可能にしようって法案を通そうとして

いるわけだ。

勿論一番望んでいるのは経団連をはじめとした

経営者や投資家で、組織票が少しでも欲しい自民党

は彼らのわがままは基本的に聞くから近い将来成立

の可能性も十分ある。

が、ここが問題だ。

この法律はまだ可決してないんだぜ。

国民がOKとするかどうかはまだ不透明なのさ。

民主主義上ではね。

だけど、経団連企業たちは既に六年も前から

準備をしていて、もう後は送り出すだけの体制だそうだ。

つまり、法案が可決することは、

自民党のシナリオでは既に決定事項だってことだ。

日本は民主主義なんかじゃない。

民主主義のフリをした独裁主義だってこと。

         

もう一つ大きなむかつくところがある。

ええと、これを説明するには、

日本の奴隷制度の歴史から紐解く必要があるな。

日本は明治時代から、アメリカに影響を受けて発展

してきた。

戦後なんて完全にアメリカの植民地だし、今もその路

線は変わらない。

でも、日本が唯一アメリカをどうしても模写できなかっ

たことがある。それは奴隷だ。

おれは人種差別する気なんて毛頭ないし、

黒人サッカー選手で好きな選手はすぐに20は挙げら

れるし、ジャズもボサノバもレゲエもよく聞く。

それを踏まえて冷静に聞いて欲しいが、

アメリカは黒人を奴隷とすることで、低賃金労働者を

確保してきた。

勿論今は肌の色の差別は法的にはなくなった。

だけど、まだまだ実態は残ってる。

白人と黒人の給与格差は絶望的だからね。

オバマが大統領になったりしたことで、

また徐々に変化を見せるだろうが、

確実に言えることは、日本には黒人がいなかった

のさ。

単一民族だし、奴隷の代わりがいなかった。

そこで戦後日本がとった方法は、驚くべきやり口

だった。

奴隷がいないなら、日本人の中から作ろうと

したのさ。

「暇があったら働け」

というデュルケームら新自由経済学者らの

教えをメディアを使って全面的に国民の脳に

刷り込んで、死に物狂いで(結果ほんとに死ぬやつ

が後を絶たないという体を張ってジョークをこなす

奇特な国になっちまったが)働けば、成功がある

みたいなでたらめを広めていったのだ。

すると疑うことを知らなかった当時の日本人は

見事に洗脳され、命よりも労働を大事にする

支配者にとっては最高の奴隷がたくさん出来上が

ったわけだ。

幸か不幸かちょうど高度経済成長期が訪れ、

ただの戦争特殊とラッキーパンチだったにも関わら

ず、国民が命を削って働けば暮らしは良くなるんだ

という誤解が生まれたんだ。

最近になって派遣制度を作ったり、

多くの企業がサービス残業を強制しているのを

黙認したりしているが、

奴隷制度はずっと前から国ぐるみで作られていたの

さ。

・・・が、それも頭打ちになった。

国民の生活が窮地に陥って(当たり前だが)、

奴隷達が人権だの最低賃金だの、

セーフティネットだの騒ぐようになったのだ。

普通、市場にも国民意識にもNOと言われたら、

反省するのが当然だろう。

だが、日米資本主義の甘い蜜の虜になった

支配層は、最悪の一手を考えたのだ。

そう、それが日本人が駄目なら外人を使おうという

今回の法案さ。

な、腹が立つだろ。

散々利用しておいて、駄目だと思ったら

国民ごと捨てようとする。

やつらみたいなのがいるから、

グローバルスタンダードが歪んで理解されちまうのさ。

       

            

「何人であろうと、平等な競争の上で勝ち残った方を

使うのは現代社会のビジネスとして当然」

おれもそう思うぜ。全面的に同意さ。

だけどさ、競争させる椅子は奴隷の椅子で、

目的は一部の富裕のためってんなら納得がいく訳が

ない。

法案も通していないのに勝手に準備万端にして、

ルールも場所もタイミングも、全て整えた後で、

あたかも公平なレースのように国境を取り除く。

答えは6年前に決めているくせにな。

         

      

なあ、これを読んでる雇用で働いているやつ…ほと

んどだと思うけど、ここまでされてどうしてまだ自民

党を応援するんだ?

どうして仕事に健康や時には命まで尽くすのさ。

自国の国民まで犠牲にして金儲けに走る亡者が、

あんただけは特別だと安全地帯へ残してくれると

でも思ってるのかい。

まずはこの奴隷社会をぶっ壊せよ。

その上で、日本人も外国人労働者もまともな雇用

をして、その上でいくらだって競争し、情報を共有し

て、強い日本を作ろうってんなら、喜んで協力するさ。

どっちが安い給料で働くかの勝負なんて、

あまりにも馬鹿げてる。

あんただってそう思わないか。

         

         

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