2007-05-13

グリーンゲートへ潜入

時間は夜の9時半。

場所は誰もいなくなった真っ暗な海岸へ移動していた。

人数は昼間よりもさらに増えたんじゃないだろうか。

遥か向こうの海岸線まで人の頭が続いてる。      

大自然のジャングルを思わせる濃い緑の布地に、

黄色い字体○○○○の文字が靡くフラッグ。

多分この馬鹿げた祭りの主催者か祭りの名前だろう。

まぁ、こんなデタラメな無秩序の集いに、

名前などはなんの役にも立たないんだろうが。。

同行した読者と案内役の仲間は、

勝手にグリーンゲートと呼んでいた。

おれも便乗。

これからはじまることには、

名前など大した意味は無いからね。

あんたも遠慮せずに好きな名前をつければいいさ。

と言っても、もう開始10分前だ。

とびっきりいけてるネーミングが無いなら、

とりあえずグリーンゲートでいいよな?

               

                

               ◆

                  

                     

10時ちょうど。。

ガキ共のざわめきとすっかり干潮になった波の音を、

闇が丸めて飲み込んでいた空間に、

デタラメな音量でボブ・マーレーのエクソダスが流れる。

レゲエ起源の代表曲。

力強いバスのビートで、ガキらの覚醒を祝おうってことか。

嫌いじゃないセンス。 

大挙したとんでもない量の若者が一斉に立ち上がって

騒ぎ出す。。

それをかき消すように酒で潰れたセクシーな女の声が、

そこらじゅうに設置されてたアンプを通して

聞えてくる。。 

『今日は世界一クールな音楽祭へようこそ! 

おまえらが今日体験することは、すべて世界初だ!』

ガキらの雄たけび。

『これだけの人数で夜明けまで音楽に酔ったところに、

一体何があるのか? おまえら一緒に見にいこうぜ!!』 

女の台詞が終ると同時に、

巨大なスポットライトが5箇所ほどを照らす。 

即興で作ったステージと、

100M間隔くらいでガキらが暗闇から浮き出される。

黒と緑の美しきマーブル模様が一斉にレイブする。 

集団のまわりにはドイツビールとテキーラが無料配布。 

そして欲しいやつには大麻が格安で売られる。 

レゲエやHIPHOPは大麻を決めて聞くのが世界では

スタンダードだが、勿論日本ではアウト。。 

だけど、やつらは日本の法律より

レゲエのオーソドックスを優先する。。

3曲目のエクストリームのポルノグラフィティが

流れる頃には多くの参加者がトリップして踊っていた。

天才ギタリスト、ヌーノ・ベッテンコートの神業が

やつらのトリップにシンクロして、

天国までの距離をぐっと縮めていく。。 

おれが高校時代に愛して止まなかったギタリストが、

ヘブンズガイドとはいけ好かなかったが、

不思議と体はリズムを刻んでいた。 

天国に一番近い場所は、ここかもしれない。。。

                

                     

                ◆

                     

                        

右手のチュードルが深夜2時を指した。

周りは疲れ知らずでぶっ通しでダンス&シャウト。 

流石にしらふのおれたちは休み休みで

休憩とレイブを繰り返していた。 

(読者はこの時点でダウン。 無理も無い。。

素人なのにここまで手伝ってくれただけで感謝だ。

あんたもあの読者仲間に拍手を送ってやるだろう?)

当然おれたちはレイブを楽しむのでなくて、

色んなやつとダンスするふりをして

この祭りの実態と主催者のことを聞いていく作業が

加わるのだ。。

しかも尋問相手は脳みそはすでに

レゲエルーツのコロンビアアメリカにぶっ飛んでるやつら。。 

尋常じゃない作業なのはわかってくれるよな? 

            

          

おれたちが三回目の巨大なミュージック雲母に

突入しようとしたときだ。

同い年くらいの青年が声をかけてきた。 

顔の各パーツを一級品で集めた男前。

迷彩のタンクトップにボロ雑巾の様に破けたジーンズ。

確か飛びっきりのビンテージものだったはずだ。 

さっきからマークしていた男の一人。

なぜならこいつだけ体のどこにも緑が無いから。。

『あんたら大麻に手を出さないな?』 

綺麗に生やした顎鬚を大事そうに触っている。 

「ああ、大麻なんかには興味ないね」 

迷彩は僅かに笑う。

『確かに。大麻なんかは音楽センスの無いやつが

一時的に耳の肥えた人間と同じ感覚を手に入れる為に

使う子供騙しに過ぎない。 だけどこの国の音楽レベルは

間違いなく世界最低水準だろう? ロックもHIOHOPも

ただの歌謡曲にしちまって、テクとセンスが足りないのを

ジャパニーズをつけることで誤魔化しちまうこの国の

音楽業界は最低だ。 そんな国で育ったガキらは、

葉っぱでも使わないと音楽の本当の極みまで

たどり着けないんだよ。。』

おれは軽く頷いてやる。 半分は同意だからね。 

だけど日本でもいい音楽をやってるやつはたくさんいるし、

楽器を扱わせても南米やブリティシュの天才と張り合える

ミュージシャンもたくさん存在する。

ただ、そういうマジメな音楽家が有名になれないシステムが

テレビ局と電通によって確立されちまってるだけだ。 

「あんたはもっと上等のものを用意してるのか?」 

5秒ほどの沈黙。。 

この潜入取材で一番緊張したシーン。。。 

『あと10分待つがいいさ。』  

暗闇のデザート男は人ごみに紛れていった。 

                

                   

               ◆

                

                        

約束の10分後。。いや正確には13分後くらい。。 

DJが突如狂喜乱舞した皿回しを始めた。 

曲は残念ながら名前が出てこないが、

(音楽素人のおれにはわからない曲の方が多い…。)

比較的有名なラバーズロックだったはずだ、

その曲がデタラメに歪んで7万人に届けられる。 

それと同時に各所で人が集まりだした。

スーパーのタイムセールみたいな感じね。 

おれもなんとか順番を待って近くの人の渦に入っていった。

そこで一つの青い錠剤を渡される。 

一辺3㎜ほどのひし形の錠剤。

しかも何も書かれていない。

つまり非合法の個人調合ドラッグだ。 

      

                   

数分後、若者達が一斉に雄たけびをあげだした。

怒涛のアースクエイク。 

狂喜乱舞って四字熟語は多分このときの為の代物だろう。

男も女も上半身裸になって乱舞しだした。 

ラブ&ピース。。 

最高で最低の祭りのクライマックスは、

Canned Heatのリズムで最高潮を迎えた。。 

観る者をひきつけるJkのダンスで、

本当の天国への扉が開けられたってこと。 

ダンス!! 

の掛け声の度に1000人ずつの魂が昇天していく。

脳みそが空っぽになった人形7万体の出来上がり。

洗脳準備オーケーだ。。 

                     

                        

                ◆

                  

                        

突如のマイクパフォーマンスが始まる。 

5時間ぶりのあのしゃがれ声の女だ。 

『あまえら今サイコーな気分だろう!? 

夜明けまではまだ時間がある。これから目一杯天国で

遊ぶといい! だけど一つお知らせだ。 

この素晴らしい音楽祭が開けた影に功労者がいる。

○○さんだ!!!』

明らかに空気の違う40代の男が登場。。

スポットライトがあたる。。

ようやくこの無法地帯の意味がわかった。。 

なぜならおれはやつを良く知っていたんだ。。

もうここの読者ならわかったろう? 

日本を支配する統一教会と極右団体を母体とする

自民党の有名議員の秘書だ。

そう、右翼の日本支配はもう手段をちっとも選ばなく

なってるってこと。。 

天皇万歳をしなければ銃殺される素晴らしき国まで

あと一歩だぜ。。 

                

                         

                     ◆

                  

                   

自民党を称える変なマイクパフォーマンスが

何度もしつこくリピート。。 

これは語りかけてるんじゃない。

ドラッグでトリップしたやつらの脳に

何度も刷り込んでいるのだ。

テンノウバンザイ。

サヨクハミナゴロシ。。

ジミントウヲヨロシク。。。

ジミントウヲヨロシク。。。

ジミントウヲヨロシク………。

                

                

どうりでこれだけの馬鹿騒ぎをして、

何万と言う人間が禁止薬物摂取できるわけだよな。。 

政治的圧力のひとつでもなけりゃ成立するはずがない。 

         

左翼も右翼もやることは大して変わらなくなってるし、

正直どっちも国民の天敵なような気もするが、 

母体がデカイことと、バックが宗教にとっぷりな分、

ライトの方がたちが悪いんだろうな。。 

            

おれたちは一足早く狂った集団を抜けて退散した。 

もう一日こっちで確認を取ってから帰るよ。 

今日もいい天気だ。

どんなことがあった夜だって、

結局次の朝の太陽は万人に公平に照らされる。 

天国に一番近い場所は、 

多分そんなことを考えているときなのかもしれない。。。

                  

             

                  

                

久々のオールで死にそうです。

しかも車の中で15分で書きなぐったので

誤字も多いかもしれませんね。。

いつもどおり見直ししないのでうまいこと

読んで下さい。。

しかも今週は本業の会社員も忙しかったんで、

正直疲れきってます。。 

昔は2日くらい寝なくても余裕だったのになぁ…。

すばらしき若者文化が足音を荒げて日々遠ざかっていく

今日この頃。 情報のアンテナには自信がありますが、 

5年後にはこの分野は引退かなとも考えます。。 

ストリートの空気が読めなくなったり、 

マーケットの動きに鈍感になったり、 

政界への人脈がなくなったり、

情報の仕入れが一般の人と変わらなくなったり、

このうち1つでも適合したら、

灰色のベンチは後継者へ譲ろうかなとね(笑) 

大丈夫。言ってもまだ26ですから。。 

あくまでも狭い世界だけで完結したブログだけは

書きたくないってことです。。 

私の場合文章がつまらないですから、

情報の鮮度は抜群に良くないとね。。 

まぁ長くなりますからここらで切り上げますが。。

一人でも多くの読者に真実を。

応援クリックお願いします。

↓ ↓ ↓

人気ブログランキング

               

                   

ちなみにちょっと読者との関係でかわった事件が

あったので、今日の夜あたり元気だったら

裏ブログに書くので良かったら読みにきて下さい。。 

不思議な現象と死ね死ねメールの謎です。。