2009-04-21

オリンピック待望論

五輪の調査委員会が、おそらくどっかの大使よりも

VIP待遇だった夢の時間を終えて去っていった。

この調査の為に、東京都はどれだけの金を使ったこ

とか。

勿論、五輪によって国民の暮らしがよくなるってん

なら、是が非でも誘致してもらいたいし、協力もする

だろう。

だけど、今のこの国のシステムでオリンピックをやる

ことが、庶民生活を向上させることに繋がるとは

到底思えない。 

ここ一ヶ月、都内のJRやメトロの張り紙広告に、

こんな文句が書かれたものが大々的にアピール

された。

[東京五輪で日本を元気にしたいのです。

誇りをもった日本を取り戻しましょう。

市民が楽しく豊かに暮らす、東京を世界に

アピールするチャンスです。

世界中の人が、東京を見て驚くに違いありません]

これを発端に、利権に取り付かれた連中の力に

よって、東京は【劇団五輪賛成団体】に仕立て上げ

られ、それを見てIOCは満足げに帰りましたとさ…。

   

実際のところ都民がどう思っているかは言うまで

もない。行く先々で口から出るのは、

[内需がないから利権者が必死なだけ]

[また自民党の金儲け]

[都民の是非も問わずに勝手に税金での損失

補填を、ニュースにもせずに決めてしまっている]

と散々だ。

たとえ五輪特需があったとしても、それを国民に

分け与える気がこの国の政府にないのは、

第二いざなぎでじゅうぶん過ぎるほどわかったはず

だ。

列車内の広告の一枚に、油性マジックでいたずら

書きされたものがあった。

[東京五輪で自民党を元気にしたいのです。

愛国教育がされた日本を取り戻しましょう。

市民が奴隷のように働く東京モデルを世界に

アピールするチャンスです。

世界中の人が、東京を見て驚愕するに違いありません]

性質の悪いいたずらだ。

それは張ってある広告にやるんじゃなく、

書き換えたものを永田町に張ってくるべき

なんじゃないのか。 

         

国全体が五輪を望むかのように演じたニッポン。

北朝鮮を少しも笑えないことに、

タイムリーな話題だから、けっこうな国民が気付い

ているんじゃないのか。

利権の独占のせいで落ちぶれたゼネコン、

真実を報道してこなかったツケが回って下火の

マスコミ。

支持率回復に黒い金を使いすぎて資金調達に

必死な自民党。そしてその旗本の石原。

平和の祭典を望む連中が、こうも真っ黒なのは、

なんでだろうな。

         

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2009-04-20

永田町の現在地

自民党はうまい具合に逆転のシナリオを進めている。

「総理が解散を見極めるのではなく、自然と見えた

勝機に乗ればいい」

なんて発言が、先週あった幹部からも飛び出してたな。

そんなことが言えるのも余裕があるからだろう。

与謝野に指揮権が譲渡されてから、自民党の好転

はすごいもんだ。

麻生は完全にお飾りに成り下がったが、

それでも顔としての役割は最後まで果たさせると

きつく言われているとのこと。

あの麻生が、ここまでノケモノにされて黙っていると

不思議にも思ったが、公明党の子供手当てや中小

企業への見せ掛けの配慮を与謝野が飲むことを

条件にしてたんだと。

それを聞いてようやく合点がいったよ。

学会にここで恩を売れるのは大きい。

野党の政治と宗教についての答弁を封殺した件と

合わせて、これで麻生は2ポイントも公明に貸しを

つくったことになるわけだ。

      

民主は資金力の差が形になって現れてきた感じか。

加えて小沢のスキャンダルと春闘の最悪の結果が

大きく影響していると思う。

民主党の支持者である労働者たちが、自民党支持

者である経営陣、資本家たちに完膚なきまでに叩き

のめされた今年の春闘。

当然これは自民と民主の力関係にも大きく影響して

いる。

普段あれだけビジネスだの経済だの言っている某

新聞もビジネス雑誌も、そろってだんまりだから、

心を鬼にしてあえて言おう。

この国の支配者たちは、もう労働者をロボットだと

しか思っちゃいない。それを感じずにここ10年を

過ごしているなら、完全な無駄金だ。新聞なんて

取っている意味はなにもない。

         

共産党の躍進はどうなんだろうな。

おれの通勤ルートにもけっこう頻繁に共産党の係り

だか職員だかが活動内容をまとめたチラシを配っ

ている。

三十分くらい観察してたが、以前より喰いつきがい

いような気もする。 

確かに共産党はねじれ国会以降のベストファクター

だといえるかもしれない。

この短期間に、政治の闇をいくつ暴いたかわから

ないし、あの党首のおっさんがいなければ、日本人

は未だに政府と官僚が仲良く消費するための年金

を、崩壊していることも知らされずに笑顔で払って

いただろう。

国民に貢献しただけのバックが得られる仕組みが

あるのはいいことだが、そうシンプルでもないのが

永田町の黒さでもあるんだけどな。

       

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2009-02-01

お知らせ

今年やろうと思っていること第一弾。【HNN】の復活を早

速実行することになりました。

と言っても数人だけでやるローカル版です。

基本的に趣旨は変わりませんが、ユーモアやエンターテ

イメントを意識して、配信側も読者も楽しみながら、

マイペースで更新していけるものを目指します。

HNNでやろうと思っていた企画も随時やっていけたら

とは思うので、気楽に訪れてもらえたら嬉しいです。

      

はりねずみニュースねっとわーく

http://bukuro.air-nifty.com/hhn_l/

      

KEN

    

      

2009-01-28

給付金の行方とか

いよいよ定額給付金が配られることになったけど、

東京じゃ光が丘団地問題ってのがあるらしい。

委員会の人によれば、

「東京練馬区の巨大都営団地群の光が丘だけで、およそ

11万人に給付される。まあ数はさほど問題じゃないんです

が、家庭内暴力や虐待等の被害届けが多いんです。

そこで一人一人に支給をしても、結局DVを働いている夫

や、子供虐待している母親などにお金が渡ってしまい、

酒やギャンブルに使われてしまうと思うんです。

それを解消する為の方法を現在自治体と調整中です」

だとさ。

定額給付金とDVは関係ないだろう。

金をばら撒こうがばら撒くまいが、DVの届けは別途対応

しなくちゃいけないことだし、家に舞い込んできた金が

家主にいっちまうのは仕方ないことだ。

それに酒(おそらくキャバクラとかの風俗を指すんだろう)

やギャンブルに使われるのが何が問題なんだ。

元々国民に消費してもらってなんぼなんだろう。

全方面の反対を押し切って、宗教組織票を回していただける

公明党の為に麻生が権力を行使して押し通したわがままだ。

使ってもらえるだけでもありがたいんじゃないのか。

それでもパチンコに消えるのは駄目で、カーナビでも買えと

言うんだろうか。

二兆円の目くらましに踊らされてる有権者もどうかしてるが、

成功の見込みがゼロの施策を税金つかってあーだこーだ

やってる役人も役人だよな。

おれは多分民主党だか共産党だかの野党に寄付するよ。

結果めぐり巡って本当の国の為に使われることになる。

    

         

三月で雇用を打ち切られる労働者の概算が出た。

派遣社員四十万人。

正社員六万人。

セーフティネットを構築してこなかった(する気すら自民党には

ないが)この国じゃ、この数値はそのまま絶望に変換出来る。

この数値を受けて自民党がやったこと。

あんたもニュースで知っているかもな。

経団連副会長を呼んで、

「雇用の確保を‘出来るだけ’やってください」

「そうですね。‘可能な範囲’で頑張ります」

という笑顔の会談をやっただけ。

この経済情勢でまだあんなコントが出来る心の麻痺具合に

脱帽だよ。

派遣会社と経済界と政府の三者で、アメリカの年次改革要望書

を嬉しそうに手にして、今日の日本を目指したときみたいに、

もっと積極的に動いたらどうなんだろう。

彼らは何もしないよ。

何故なら今のこの派遣切りや雇用不安定は、

彼らが望んで来るべくして到来した完成形なんだから。

これで人件費は一層ダンピングされて、日本人の三割は

汚い台の上に異国の貧困層と一緒に並べられる。

安い賃金で働くと言ったほうが連れて行かれ、残ったやつらは

六十兆の蠢く島の底に沈んでいくのだ。

まあその目論見も自民党が失墜することでなんとか紙一重で

消滅出来そうだけどね。一安心だ。

野党は動きが早い。

もはや政権交代が確実なだけに、自民党を無視して

経団連へ派遣契約を切られたやつらを対象にした資格取得の

大規模な施設の運営をしろと意見書を出している。

おまえらが原因なんだから当然おまえらの有り余っている金で

作れってね。

正論過ぎるんだが、政治家が国民の為に動いていることって

なかなか見れないもんで、すげえ違和感があったよ。

時代はもうすぐ変わるんだな。

最低な時代だけど、日差しは第二いざなぎの時よりずっと

おれたち小虫には明るい。

            

            

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2009-01-22

自由の代償

予測されていた雨雲が、気象モニターをあざ笑うかの

ように緩急つけたドリブルを披露して、

散々じらした挙句に、雑巾から搾り出すような灰色の

雨粒を関東に降らせた。

東北や北海道の読者は怒るだろうが、

三度の中傘をさして歩くのは骨なんだ。

足は震えてくるし、唇は色素を高速で失っていく。

ポケットにいれた熱が飛んだ携帯のフレームが、

布切れ一枚で太ももに張り付くのがにくい日。

そんな冷たい風をよそに、ただただそいつは

立っていた。

周りは真空。

おそらく色んなやつの思いがこの場所を通り過ぎて、

全部を飲み込むでも聞き流すでもなく、

辺りの空気を無差別に吸い込んで、

ただポツリと立っているんだ。

その場所には地層の奇跡によって生み出された

見事な色合いの石が、正確なスクエアにカットされ、

新しい旅立ちの名前をもらって、少年が静かで永遠の

眠りについていたんだ。

この国じゃちょっと前まで喧嘩と火事はなんとやらと

風情を持たせて呼んでいたみたいだけど、

今は自殺と過労死に席を譲っている。

その少年も、毎日当たり前のように起きている

華の一部で、特筆されることもなく、病院で家族に

見守られて死んだじいさんや、長寿をまっとうして

目を瞑るように息を引き取ったばあさんと同じように

並べられ、家族の参拝を受けるのだ。

なあ、死は誰にでも訪れるし、ある意味平等だ。

だけどその直前までの刹那の時間を、おれたちは

一体何を求めて過ごすんだろうな。

少年はその小さな器に何を込めて、

短き永遠を生きたのだろう。

      

         

今日の午前中、群馬の某所に行った。

地方の町じゃありがちだけど、大きな企業が支社や

工場を構えて、雇用や税金の大半を握ることによっ

て、市政への影響力や役所とのズブズブで、

その企業の社員が飲み食いして落とす金で商店街

が成り立っていて、事実上いち企業が町そのものを

支配しちまっている構図があった。

住民の実に三割がその企業の関係箇所で働いてい

て、学生もバイトで携わるし、

その町の中では○○に勤めている人かどうかで

人間が分類されるのだ。

最低なのは子供の世界にまで、そのカスみたいな

バランがさされていること。

高橋くんのお父さんは○○の営業課長です。

鈴木さんのお父さんは工場長です。

教師がそんなことを日常的に教壇から振りまくんだと。

○○に勤めているか、関係していることは良いことだ

って定義を刷り込んでいるのさ。

そんなしきりがされた牧場で放し飼いにされれば、

そこで起こりうる化学反応は、文系のあんたでも

容易に察しがつくだろう。

「田中くんのうちは○○から仕入れをしていないんで

すって、うちの主人が漏らしたのよ」

と高橋君のお母さん。

「うちの主人も言ってたわ。

この町に住んでてよくそんなことが出来るって」

と鈴木さんのお母さん。

母親たちの陰口はコンマ二秒で子供に感染して、

田中さん家の太郎くんはいじめにあうようになった。

そのいじめがどんなものだったのか、

詳細はだれも知らない。

何故って被害者の太郎くんは、誰にも打ち明けること

なく、黄泉の国へダイブしちまったんだから。

少年が自宅近くの団地の広場で、冷たい塊になるまで、

町の住人達はとことん追い込んだのだ。

少年は無言で旅立ったが、相談してたって無駄だった

ろう。役所も教師も全部がグルだ。

彼は彼が持つまだ小さき世界に否定されて、

親が原因でいじめらたことで両親にも相談出来ず、

せめていじめていたグループのリーダーが住む

団地で最後を遂げたらしい。

自由経済って恐いよな。

子供の世界にまで飽くなき欲望を持ち込んで、

たちまち全部をぶっ壊しちまう。

キョウソウリョクの前では、小さき命なんてどうだって

いいのさ。

      

おまえはよく生きた。

両親は太郎くんの墓に最高のキスをして、

また仕事に戻っていこうとする。

記事にするかしないかは任せるといってね。

「どうしてここまでされて町を出なかったんですか」

って最後に聞いたんだ。

別に答えはありふれたものだったよ。

先祖から引きついた商売があるし、それに太郎がいる。

あいつ(の墓)を残して遠くにはいけないってさ。

      

太郎はその短い生涯の最後を、否定されて遂げた。

やつの周りの学校の同級生、教師たち、支配している企業

の社員たち、役所、もしかしたら警察なんかも。

ざっと数千人ってとこか。

数千の否定を訳も分らず打ち付けられて、悲しみの上で

朽ちたんだろう。

だからせめてあんたやおれだけでも、肯定してやりたい。

この国がアメリカの言いなりになって実行してきた

最低の宗教じみた経済と価値観に否定されたところで、

そんなものは逆に嬉しいくらいで、

おれたちはおまえの全部を肯定してやるってな。

       

         

       

こういう町は結構あるだろう。メールにも何度か具

体例をもらった記憶がある。こういう町の隠れた悪

習として、経済界の小さな支配国家と化してしまうん

だ。

選挙なんてやるまでもなく自公が勝ち、住民は事実

上選択の余地を与えられない。今日の記事を読む

と、それも理解してもらえると思う。

おれがどれだけ世論が傾こうと、油断すれば今の支

配者は国民感情だけでは倒せないと言うのも、こう

いう部分があるから。国民が60年間ロボットに成り

下がっていたツケを、こうして何の罪もない命が代償

を払わされる。腹がたって仕方ないよ。

もう良いだろう。おれたちは当たり前の自由を手にする

ために、どれだけの犠牲を払うんだよ。

      

      

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2009-01-21

本物の朝

オバマの大統領就任式は、現地に80万だとか100万の

国民が駆けつけて、中継したテレビ視聴率も高かったら

しい。

マーケットは利益確定のおいしいポジションだっただけ

あって、流行のFX組はモニターとにらめっこだ。

日経平均はあおりを食らって下げたけど、言うほどじゃ

なかったし、当たり前だけど手持ち資金が潤沢じゃない

限り、こういうときの勝負は手を引いた方がいいよ。

   

オバマについては散々書いてきたし、重要なのはこれ

からどうするかだから、今回は別の視点で見てみよう。

注目したのはホワイトハウスじゃない。

オバマ祭りを繰り広げている米有権者たちだ。

       

         

自国の新大統領就任を歓迎するのは悪いことじゃない。

時代がこれだけ混迷しているし、アメリカに至っては

国の存亡にすら関わってきそうな事態だ。

そんな時に突如現れた新生を英雄として崇めたい気持

ちもすごくわかるよ。

でも、だとしてもちょっと異常じゃないか。

オバマ待望論のすごさは正直恐いくらいに映る。

マイナス5度の中6時間以上オバマの演説を待つ有権者、

新大統領のやることなすことを神のように称えるメディア、

はっきり言って異常だよ。

         

アメリカ国民の反応は間違っている…というより軽すぎる。

ブッシュ政権がもたらした悪政は勿論否定しないが、

同時に星条旗が今どん底を這っている要因には、

騙されやすい国民性が強く影響している。

テレビの消費促進に疑いを持たずに、常に新しい商品

を欲しがる。

経済に行き止まりが見えた時に、クレジットカードの審査

を甘くして前倒しで消費を回そうとした政策も、何の疑い

も持たずに乗った。

サブプライムもそうだ。誰がどう考えても破綻が見えて

いる詐欺商法を、世界中で売りさばく手伝いを、米国民

は自ら買って出た。

星条旗を背景にテロとの戦いと叫べば戦争待望するし、

欲しいものはとりあえず手に入れる国民性が、

今日のアメリカを織り成す成分の大半なんだ。

軽すぎる。

日本国民に言われちゃおしまいだろうが、

アメリカ有権者、消費者は日本に輪をかけてスカスカ

なんだよ。

      

国民を意のままにコントールして、労働者をロボット化

する。搾り出された利益は支配層の中だけで分け合う。

これが日米型資本経済だ。

日本人も随分とやられたし、今少しずつそれに気がつい

て戦う連中が増えてきている。

不落の自民党城が傾いてきているのもそれが原因だ。

だけど本場のアメリカは、まだその流れが起きていない。

オバマが目指すのは、経済に関しては同じ路線だし、

実はブッシュと言っていることはあまり変わってない。

石油利権の為の殺戮のフィールドを変更したくらいの

ものだろう。

彼はまだ何一つ希望を見せていないのだ。

にも関わらず、メディアに乗っかって有権者は無条件

の英雄に仕立て上げちまう。

彼らもまた、何も変わっていないのさ。

       

         

踏まえて日本にワープしよう。

アメリカも日本も、生まれ変われるかどうかみたいな

議論になっているけど、いい加減メディアは真実を

伝えるべきだよな。

テレビでも新聞でもいい。

民放は‘企業への配慮’で無理なら、せめてNHKが

真実を伝えるべきだ。

世界はもう変わったのだ。

かつてのようなシステムでの繁栄は望めない。

節制の中で安心を与えていくプログラム、

お金はないが幸福度を高めていくレールで、

これから地球は推移していくのだ、と。

それを認めたくない経済界は、既得権確保に必死だが、

いかにトヨタやキャノンでも地球の自転には逆らえない。

一番はじめに誰が言うのだろうか。

GDP成長がそんなに大事なの? ってな。

新自由主義がおれたちにもたらしたものは、

一部の人間には途方も無い内部貯蓄を、

それ以外の人間は、人間としての尊厳と誇りを奪われ

た変わりに、金属みたいな声でイエスと答え、自分より

も弱いやつを陥れて安堵する最低な社会だけだった。

WE CAN CHANGE。

確かにそうだ。

おれたちは変わらなくちゃいけない。

一瞬の奇跡的輝きでしかない人生を、人として生きれる

社会に変えるためにはね。

世界一の愛国心を持つ日本だけど、

お国のために尽くしすぎてもうボロボロなのさ。

あんたの親父とお袋、奇跡が二つ重なって、その中の

更なる奇跡であんたが生まれたわけだろう。

そんな素晴らしい偶然の時間を、この国の労働者は

搾り取られるためだけに費やしている。

あんたの息子や娘に、こんな世界で暮らして欲しいかい。

メディアの刷り込みに従順になって仕事が生きがいだと思い

込み、自分がどれだけロボット化しているかを自慢しあう毎

日を送って、弱者同士で潰し合う今のスパイラルに放り込ん

でやりたいかよ。

       

オバマによってアメリカ国民がどう転ぶかはわからない。

うまくいって欲しいが、日本はそれどころじゃないものな。

本当に早く変わらなくちゃいけないのは日本で、

アメリカよりもそれに近いのも、この国なのさ。

         

         

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2009-01-18

スペイン広場の向こうへ 

先日イタリアのトリノ在住のフリーライターの男性が

日本に来て、それのガイドをやってくれないかって

頼まれて引き受けた。

仕事を振ってきたのは会社員時代の同僚だけど、

完全におれを何でも屋と勘違いしていやがるな。

観光じゃなく、ぶらぶら都内を回りながら、

生きた情報が欲しいって話だったんで、

おれも何も計画を立てずに向かったんだ。

考えてどうにかなるものじゅないし、そんなご丁寧な

トリビュートが可能なら、とっくにこの国は浮上してる

だろう。

         

事前知識としては一応入れておいた。

イタリアも日本同様、雇用が不安定で失業者も多い。

治安の悪化も地域によっては懸念されはじめている。

金融危機の直撃は他EU圏に比べればまともだが、

観光による外貨獲得が大きかったことで、

不況に連動してベクトルは俯いたままのようだ。

日本とすごく似ているだろう。

セーフティネットが厚いのと、派遣システムがないんで、

少しばかり向こうの方が希望が多いが、

先進国と言うラベルを貼った地球制服組織の中で、

もはやワースト1,2が定位置になった二国。

一番親近感が沸く国じゃないだろうか。

       
            

待ち合わせは先方の宿泊先も考慮して上野にした。

上野公園の入り口の大階段に朝7時。

サラリーマンが殺気だって行列を作るのを眺めながら

の待ち合わせだ。

おれが着くとすぐにわかった。

階段で立ち止まっている白人が一人。

長身でガタイの良い中年男性だった。

少し色の抜けた黒髪で、面長の土台に、

雑に置かれた目と口のパーツ。

鼻がでたらめに長くて、鼻尻はコンパスみたいに

まん丸だった。

コリッチーニです。

です、のアクセントがやけに強くて面白かったけど、

笑わずにおれも合わせて菊池デスと言ってやった。

笑うと口の両サイドの皺が一段とくっきり現れて、

細長い目は潰れて一本の線になっちまう。

かわいらしいおっさんだ。

同僚の手配した通訳もちょうどやって来て、まさかの

男性。男三人の東京ツアーが確定した。

            

せっかくだからとそのまま上野公園の中に入った。

多分日本で今うなぎのぼりにメジャーな言葉になってるんじゃ

ないかってホームレスや野宿者を、ご案内しておこうと

思ってね。

「ミラノやローマには何度か行ったことがある。

やっぱりイタリアもホームレスが多いが、協会で毎日食料を

配ったりしてるよね。

自治体が定期的に仕事と住所を与えたり。

でも日本はそういうことはしないんだ。

ホームレスの支援は有志のNPOとかの団体がやるだけで、

国や自治体は滅多に救いの手は差し伸べない。

落ちたら終わりの場所なのさ」

通訳はNPOを訳すのに困っていたが、

コリッチーニはNPOでわかると言った。

「来る前に日本に住んでいたことがある友人や、

日本人に聞いて少し勉強してきたんだ。

イタリアの救済体制が十分とはとても思えないけど、

日本は救済しようとさえ思っていないらしいね」

痛いことをさらりと言う。言い方ってものがあるだろうに。

でも日本について勉強したってのは関心かな。

家電が多い。コンビニが多い。満員電車。

そんな表面上の浅い溝をなぞるだけじゃ満足しないって

ことの裏返しか。

「お互いドンケツ争いで大変な国だからな。

参考になる部分があったら言ってくれ。

話を聞きたい時もね。出来る限り交渉するよ。

そういうのは得意分野なんだ」

通訳はあんまりくだけた言い回しをするなって顔

だったが、コリッチーニはありがとうと、今度は

なかなかの発音で言った。

「コリッチーニさん、呼びにくいからコリーで良いかい。

おれもケンでいいから」

小さな目でまた半円を作って、彼は勿論だと笑った。

こんな笑顔が今一番必要だ。

イタリアも日本も…いや、この世界には。

          

            

ブルーシートの数は相変わらず。

いや、秋からこっち、少し増えたかな。

彼らが怠け者なんて大間違いだ。

始発が走るころに既に始業していて、

日が落ちてネオンが灯るころまで働いているのだ。

朝の7時過ぎにテントにいるのは、

金目のものを盗まれないように番をする役目の

やつだけだ。

時代は変わって、いまやホームレスから強盗する

やつらが溢れているからね。

この国はそこまで来ているのさ。

「彼らは日本のホームレスのいちグループだ。

他にもネットカフェを渡り歩くタイプや、簡易宿泊所

みたいなのに入って仕事を斡旋されてるのもいる」

コリーはさほど驚かない。

「仕事を斡旋する人たちもいるんですね」

通訳は多少色をつけているのかもしれない。

勝手に頷いてやがる。

「善意からやってるやつらもいるが、多くは違う。

仕事を派遣会社から大量にもらってきて、そこから

更に法外な手数料を抜いて、一生ぬけられない

軟禁地獄を作って閉じ込めているだけだ。

政府はそれを知ってて黙認しているし、派遣会社

からの莫大な献金のせいで、ニュースでは深刻な

問題になっているにも関わらず、首相はもはや

業界の手先に成り下がっているんだ」

面長のイタリアンライターは、青い瞳に青いテントを

映して、底なしに温度を下げていった。

「派遣制度は恐ろしいものだ。これは世界中の経済

学者が口にしています。

どの国も導入の選択を迫られた。結果日米(正確に

はアメリカは微妙に違って、後はフランスにもパート

みたいな感覚で似たようなものがある)が導入しま

したが、ひどいものです。人間は人間でなくなったの

かもしれません」

人間ではなくなった…か。

だとしたら、おれたちは一体何なんだろうな。

奴隷主義、戦争による支配成長。

この国はどちらの甘い蜜にも惑わされなかったが、

自国の民族から奴隷を生む制度という

甘いシロップたっぷりの金の山には飛びついちまった。

アメリカの要望書による命令を自民党が忠実に

実行したのが原因だが、中毒になって止められないの

は経済界だ。

この国は深刻なドラッグのジャンキーで、

もしも政権が変わって大本が正常化したとしても、

そこから長いリハビリが必要なのさ。

もともと皮算用の蚊帳の外のおれたちには影響ないが、

激変を求められる支配層が、そこまでそれを受け入れ

られるのか。

これに全てがかかっているよな。 

          

      

再び公園の階段に戻ってきた。

ようやく氷みたいになったアスファルトと太陽が

直線を紡いで、光がさしはじめた。

長い階段にも色がついていく。

コリーは体をサーベルみたいに伸ばして、

深呼吸をする。

「ケン、ここは広くて素敵な広場だね」

懐かしむような顔。

「ああ、休日にはこの階段で色んなやつらが

待ち合わせしたり、遠足に来た子供達が点呼

したり、カップルが座り込んで談笑するんだ。

ローマのスペイン広場の階段みたいだろう」

「そうだね。

だけどスペイン広場も最近じゃ平日は人が

減ったみたいだ。どこの国も厳しいからね。

旅行客が減っているのさ。

でも日本人は相変わらずたくさん来ている

ようだよ。円は高いから」

彼は両手でオーケーサインを作って、そいつを

天地反転させる。ゼニのマーク。

どこでそんなものを覚えるんだろうな。

「大丈夫さ。スペイン広場もここも、きっとまた賑わう

ようになる。イタリアにはあんたみたいなやつがいて、

こうして日本に取材に来ているんだし、日本だって、

希望がないわけじゃない。ドン底まで落ちたせいで、

はじめて有権者たちが現実を直視しはじめている。

先進国も常任理事国もどうでもいいけど、最低な矛盾

の中で生きる世界は、確実に終わりに近づいている

と思うよ」

コリーも今度は目を開いて言った。小さな瞳の中からは、

強い力が溢れている。

「私達もベルルスコーニの政策には批判と賛同で

わかれているけど、少なくとも経済政策について

国民が真面目に、そして厳しく見る目を取り戻したん

だ。これは大きいよ。

毎日ニュースでは経済論争が流されている」

「たくさんのクイズ番組と一緒に?」

彼はまた大きな笑い皺を広げて漫画みたいな顔に

なった。

互いに確かな一歩を踏み出しているんだな。

上野の街は暗い世相をコピーペーストしたように

沈んでいるが、おれたち三人はピクニックみたいに

陽気に歩き出した。

置き去りにされたこの下町にも、

そしてスペイン広場の向こうにも、

日の目を見たい新しい命が、ぎっしりと詰まっていて、

おれたちはその未来のために、歯を食いしばって

耐えているのだろう。

春よ来いってな具合にね。

         

          

※コリーとの東京ツアーの続きは、メールマガジンで

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2009-01-14

明日の未来

この星がどれだけの速さと力を持っているのか、

理系の読者なら知っているだろう。

速さは時速1650キロ。

力で言うなら数十兆の生命体に満遍なく熱と

機会を与えるエネルギーを、

ポップコーンみたいに空間が弾けた瞬間から

今日まで維持していることになる。

そんな強くて青い宝石の中で、

自身も懸命に回る円盤がある。

資源はなく、高度文明の歴史も浅く、知恵と勇気で

ハイスピードの回転を続ける小さな円盤だ。

      

本格的に回り始めたのは200年前くらい。

まだスカスカだった世界を描く機械仕掛けの中で、

鉄や石炭で出来た歯車とかち合って、

とんでもない勢いで吹っ飛ばされた。

そのままわき目も振らずに、追い風を受ける

フリスビーみたいに遠心力を保って上昇して、

そして今がある。

何度も地上に舞い降りかけたけど、

その度に新たな力を得て再浮上した。

その力は、ある時は悲しい争いと殺戮。

ある時は素晴らしき加工能力。

そしてある時は、国民達の生きる力。 

60兆という金は、一筋縄で蓄えたわけじゃないのさ。

だけどついに終わりがやってきた。

恒久と信じてきた飛翔も、やっぱり墜落はするのだ。

不時着でも撃墜でもない。

自身の選択によって、当然の結果を受け入れる形で、

今その円盤は、ゆっくりと柔らかな軌道で、

時間のはじまりの地に降り立とうとしている。

       

         

サブプライムの危機予測から大体一年くらいか。

一年前、国内の政治家やアナリストが、口をそろえて

「日本はさほどの影響はない」

と明言していた恐慌の波が、てんで別の理由によって、

より巨大な津波に化けて襲ってきている。

おれが警告を書いた時も、わざわざご愛読いただい

ている誰かさん達から、景気を鈍らせるような無根拠

の記述はやめろってメールがたくさんあったが、

あの人らは今の現状をどう思ってるんだろうな。

対岸の火事だと本気で思っていたのか、

それとも最悪がわかっていて隠したのか。

いずれにせよまだ一年前なら、ダメージの軽減は可能

だったし、今年と来年にこの国で描かれる地獄絵図は、

もう少し色がついたものに出来たのにな。

いつだって割を食うのは弱い国民だ。

       

去年の暮れからすごい数の企業が倒産しているし、

大企業の下方修正の振りの大きさも、さほど驚かなく

なってきただろう。

派遣切りだの給与カットだのに、報道はようやくシフト

チェンジしているけど、既に第一線では、国民生活へ

もっと深刻な直撃を与える段階に移っている。

ここで問題だ。

不況時に一番つらいことは何?

ユーモアのある教授の講義を取っていた人なら、

もしかしたら聞かれたことがあるかもしれないな。

      

一般的な解答になってすまないが、

正解は見えないものだ。

現金でも役職の椅子でもなく、

触れられないもの、見えないもの。

そう、未来や将来が見えないことだ。

給与カットや賞与の未至急は、こういう時勢だから我慢

しようでなんとかなるだろう。

だけど先が見えないことは何より人を不安にさせる。

理由は多分、日本の企業のあり方が起因していると思う。

日本の国の機関、例えば役所や省庁を見ていれば

わかる通り、柔軟性がないに等しいだろう。

予算を決めて、その通りに動いて、予期せぬ自体には

予備費でどうにかなるか考えて、駄目なら翌年度に回す。

役人はあまりにも・・・って声も上がりそうだけど、

民間企業も同じ様なものさ。

臨機応変の対応が実に下手だ。

一年という物差しを基準にしか出来ないし、

目盛りのない長さは測れない。

だから不良債権も対してないのに、

自国の脆弱性を放っておいて、そのツケを必死に

払っているわけだろう。

偽りの民主主義だってことを、自らの手によって

世界中に証明しちまったってことさ。 

         

話を戻そう。 

先が読めない状況は、はっきりと手に取れる場所に

迫ってきている。

おれが関係している業種の例で紹介していこう。

      

不動産グループM 
4月以降の新案件の七割をキャンセル。
現在進行中の案件も、住宅取得特別減税の適用を
待って裁いてしまう予定だが、リサーチでは1割程度
しか売れない見込み。

      

自動車販売代理店A
新車は次々とリリースされているが、新規購入の激減
から、在庫は抱えず契約毎の納品にチェンジした。
原価が変わるが、在庫を抱えたまま潰れる可能性も
大いにあった為、苦肉の策。
尚、来年度の営業方針は、現段階でも全く未定。
精神論的な目標を続けたせいで、社員の疲労も顕著
に出ているとのこと。

      

薬品メーカーS 
医者にかかる人数、薬局での薬の売れ行きが
かなり減っているらしい。
派遣切り等の場合、保険証の期限も切れる(派遣会社
独自の保険から国民年金へ変わることが多い。この
派遣会社保険も悪意の塊みたいな制度なんで、近い
うちに詳しくレクチャーしよう)為、純粋に医者にかかれない
人が増えているのかもしれないが、これだけ風邪が流行
しているのに、薬の売れ行きは悪いというのは、
節制の影響だとの見解みたいだ。
病になっても薬が買えない。
センシンコクって何だろうな。

      

通信キャリアN 
年が明けてから新たな案件が激減。
ほぼ発生していないというくらいとのこと。
勿論4月以降は白紙。
通信は設備投資の指標になるから大事だ。
設備投資が低迷・・・じゃなく、事実上限りなく0に
まで振り切れているってこと。
あれだけ
「競争力の為に設備投資が優先。結果労働者の
幸福に繋がる」
とほざいた経済界だが、結局還元はせずに、
人件費を切って、設備投資も止めちまうらしい。
・・・言葉もない。

         

度々登場の古巣の有名商社
2月以降体の空いている人間が社内に溢れている。
ずばり仕事がない。
経済が回らないのだから、商社のやることは限られ
てくる。
人件費カットは組合との関係でまだないだろうが、
企業としては運用による業績悪化を少しでも改善
することだけに終始しているそう。
これはこの業種だけに限ったことじゃないだろうけどね。
いきなり株を分割発行したメガバンクもそうだし、
どこも目先の数字の帳尻を合わせることで頭が一杯
なんだよ。
日米型資本主義を神のように崇めて、
散々労働者を馬鹿にした思想をシャアシャアと刷り込
んで来た稀代の申し子達が、
結局最後にやることは見た目だけの整形手術と
ギャンブルだぜ。
本当、救われない話だろう。

       

総じて言えるのは、先が見えないこと。

だから誰もが不安になっている。

予算を決める時期だけど、一体何を基準に決めれば

良いんだい。

そもそも去年のビッグウェーブのダメージさえ読めなか

った連中が、未体験の危機にどう対処するのさ。

アメリカももう形振り構わず、日本を本気で下敷きに

しようとしているし(債券評価を握られているし、露骨に

その人質を晒すようになったな、おっかないよオバマは)、

年次要望改革書には、命令ばかりで道しるべ的なも

のはもうなかったからね。

今までただ従ってきただけのロボットが、

急に自分の意思で動けと言われても、そう簡単には

いかないことは理解できるだろう。

          

回転が止まりかけている。

原動力だった新自由主義の高炉が崩壊して、

もう回転する力が残っていないのだ。

それでもまだその力に縋ろうとする政治家と資本家、

新たな動力源を模索しようと思い始めた国民。

二つの思惑を乗せて、緩やかに円盤は不時着先を

探しているのさ。

      

最後に、見えない先に何があるのか。

闇の先に何があるの。

おれは無責任なコメンテーターと違って、

ちゃんと自分の考えを言っておこう。

三流の意見なんざ不要だろうけど、

恐慌を外したテレビを賑わす学者よりはまだ信用できる

だろう。

じゃあ早速答え。

それは戦いだと思う。

この国で近い未来に、かつてないほどのシビルウォー

が起きるとおれは考えている。

かつての栄光、磐石な支配体制への未練が捨てられ

ない支配層と、どれだけ自分達が虐げられてきたのか

を知ってしまったその他国民とが、真っ向から激突する。

そのファーストラウンドが、次の衆院選挙だろう。

無血とはいかないかもしれない。

銃もパトリオットも登場シーンは用意されていないが、

それでも犠牲者はどんどん出るよ。

既に数え切れない数の連中が、

家を失って街に溢れているじゃないか。

三桁の人間の個人資産が兆を超える為に、

今まで一番犠牲になってきた連中が、また真っ先に

冷たいコンクリートに馴染んでいくんだ。 

犠牲者はどう考えてもこれからどんどん増えるだろうし、

責任者である政府や経団連が同じ目にあうことは

絶対にないんだ。

      

ニホンハダイジョウブ、ショウヒイヨクガオチルカラ

ケイキアッカハホウドウスルナ。

近い将来、動力を変えるための内戦がある。

       

どっちを信じるか、それともどちらも正解ではないのか。

それはあんたがジャッジすることだけど、

ひとつ間違いないのは、もう知らないフリは許されないし、

これ以上この国に逃げ場はないってことだ。

エスケープするなら、もうそこは果てのない海さ。

               

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2009-01-13

情報色々

昨日の夜にやたらと色々情報が来たんで、

ネタに出来なかった情報とあわせていくつかどうぞ。

   

       

自民党内で定額給金が邪魔くさくなっているらしい。

結局自民票には繋がらなかったのに、言い出したから

やらなきゃいけないという足かせになって、

取り下げて介護施設や職を失ったやつへ回して、

それをニュースで報道したほうがイメージアップになる

っていう意見が多いが、肝心の総理は聞く耳持たずで、

意固地になっている。

もうやらざるを得ないという状況で、モチベーションなき

作業になっている。

大体の選挙目当てのイベントは、政治家かバックボーン

か有権者か、必ず誰かが得するものなんだけど、

今回の定額給付金は、三者全員が損をするという

珍しいパターンだ。

      

   

ユニクロやH&M、イオンなんかが不況を利用して

業績を伸ばしていることが注目されているけど、

おれも独自で取材して見つけたところがある。

KALDIっていうコーヒーの店で、

ショッピングモールなんかに店舗を入れて、

コーヒー豆や洋菓子、バターやジャムなんかを扱ってる。

業種はいわゆる輸入小売店なんだけど、

ヨーロッパの繁華街にありそうな店の雰囲気で、

見ているだけでもお洒落で楽しいんだ。

だけど注目するべきはそこじゃなくて、

この店はコーヒーの試飲をやってるんだけど、

これが実に面白いんだ。

試飲なのに紙コップいっぱいにうまくて熱熱々のコーヒ

ーを注いでくれて、食後のブレイクにはじゅうぶんな程。

しかも味も抜群にいけてる。

欲しい人には満遍なくくれるし、もらいづらい雰囲気も

ちっともない。

だけどそのコーヒーをもらう為のルールが一つだけ

あって、それがこの会社を成功させたと言っても

過言じゃない。

それは

【コーヒーは必ず店内で飲むこと】

だ。

もう言わなくてもわかるだろう。

熱いコーヒーを飲み終えるには、早くても5分や10分は

かかるだろう。

その間、店内で商品を見ながら闊歩する。

これがもたらす効果は実に相乗的だ。

まず最高にうまいコーヒーを片手にしながら、

一緒に食べたら絶対にうまいビスコッティや菓子が並び、

パンにつける色んなジャムがあったら、あんたならどう

思う。

その通り、自然と買いたくなっちまうのさ。

これが効果1。

次に客一組あたり店舗滞在が5分以上となると、

店はどうなるかな?そしてうまいコーヒーが無料で配ら

れる店先は?

イエス。店はいつも流行っているように見える。

レジも店内も入り口も、いつも賑わっている。

効果2だ。

そして最後に、宣伝効果。

ショッピングモールに入っているってことは、

上層階には飲食店が並んでいる。

そこで食った人らは、そのまま買い物をして帰るって

パターンも多いはずだ。そこであんたの連れが思い出す。

「KALDIっていうお店がコーヒーをただで飲ませてくれる

んだって」

こういう得だけがある噂はスピードも早いし、

こうしておれが書いているのも宣伝になっちまう部分も

あるだろう。

不況だからこそあえてくれてやる精神。

なかなか面白い試みだろう。

       

       

リライズっていう少年グループが、都内の中高生の

間で噂になってる。

(昨年学校サイトを賑わせたホワイトバードとも違うよ)

奥様方に言わせれば不良グループなんだろうけど、

やつらはもはや都心部で絶滅寸前の暴走族やギャング

とは全然違う。

誰も傷つけないし、いじめやカツアゲなんてダサいこと

もやらない。ドラッグなんかとも無縁だ。

代わりにビジネス的なネットワークを持っている。

そのネットワークは子供にとっての夢の検索エンジン

なんだ。

例えば学校で読書感想文の宿題が出たとしよう。

でもバイトが忙しくてとても書けそうに無い。

そんな時に読書感想文の発注をする。

すると可も無く不可も無い程度の、丁度いい具合の

感想文が原稿用紙10枚分データで送られてくるのだ。

他にも明日の野球部の対戦相手のキープレイヤーや、

街で見かけたかわいい女の子の通う学校名と学年なん

てことも教えてくれる。

そして不作為に集められた生徒同士での合コンなんて

のも開かれているんだ。

全ては登録者達のわずかな会費で成り立っていて、

胴元が誰なのかはわかってない。

(たぶんすぐたどり着くんだろうけど)

やつらが善悪なんて知らないし、そんなものは誰かに

勝手に言わせておけばいいことだけど、

子供達の発想はすごくやわらかく、そしてたくましくなって

いるのかもな。

まだコンタクトも何もしてないけど、チャンスがあれば

中へ入って、レポートを書きたいね。

      

          

今年に入ってからまだ日本経済としては一週間ばかりし

か活動していないけど、年を越せなかった企業が推計

で七百社あるんだと。

12月1日には存在して、1月11日にはなくなっているか

再生法適用しているか、経営者が飛んでいるかしている

企業がそれだけあるそうだ。

経営者も気の毒だが、大事なのはそれだけの人間が

この何でも飲み込んじまう経済の下敷きになっていって

るってことだ。

      

      

外資系企業の近況だけど、名前は風説の流布だか

なんだかで書けないけど、リーマンに続いて某金融大手

がやばい。

もしも飛んだらリーマンの比じゃないくらいの

打撃と津波が世界中を数週リレーするだろう。

不良債権を抱える部門だけ切り離すか、どっかに

ヘルプを求めるかなんだけど、残念ながら本社を

抱える国は助ける体力がないとのこと。

外資系の大企業には昨年から霞ヶ関から色々足かせを

つけられていて、それをクリアーしないと優遇が受けられ

ないようになっていたんだけど、そのピンチの企業は、

未だにそれをクリアー出来ていない。

ライフポイントは赤点滅しているのかもな。

       

         

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2009-01-12

貧困ビジネスこそおいしい

先週、おれが過去に勤めていた会社の営業や企画連中を

相手に、中規模のセミナーがあった。

内容は金のなる木について。

もっと複雑なタイトルがついていたけど、要約すると

そういうこと。

   

公演者は三人で、これが実に面白い。

資格取得支援をやってる会社の社長。

派遣会社の営業部長。

そして小さな部品製造メーカー。

やつらはあることに注目したおかげで、出世をした。

それは何だと思う。

答えはセミナーの中で三人が共通して言っていたよ。

「貧困ビジネスこそ今求められている」

ジョークじゃないよ。これは現実の話だ。

セミナーの後、公演者らを含めた10人程度で飯を

食う場があって、酒を勧めながら色々聞き出したよ。         

         

         

資格取得支援をやってる社長。

「派遣社員や仕事を解雇になった者は、とりあえず資格

を取ろうとします。それに応え、彼らが求めるものを用意

してあげるのです。

実際には即就職に役立つような資格なんて、ちょっとや

そっとで取れるものではないですが、彼らはそんなことは

気にしていません。何かを取ったという事実が欲しいだけ

で、それで満足するんですよ」

         

派遣会社のやつ。

「派遣会社を槍玉にあげる傾向がありますけどね、

あれは絶対間違ってますよ。

日本人ならまず日本のためを考えるのが当たり前で

しょう。

本来仕事のないものに仕事を与えることが出来るし、

企業にとっては安くて便利な人足の提供が出来る。

日本が長期の好景気を迎えた要因のひとつが派遣

会社だということを忘れてもらっては困るよ」

      

       

部品メーカー。

「私は仕事ごとに細かく人件費を決めて、必ずそれ

いかに抑えました。日雇い派遣を決められた数だけ

発注して、その仕事が終わったらすぐに切る。

これを続けた結果が、今日にある。

日本の企業が伸びていく道が私のやり方の中に

あると思いますよ」

          

    

ニュースとは裏腹。

経済界はまだまだこういうことで回っている。

一度手にした甘い蜜はなかなか手放せないのだ。

貧困ビジネス。

もはやその言葉が恥ずかしいことでも、ネガティブな

ワードでもなくなっているのだろうか。

弱者を更に貶めることで金を生むことは、

この国にとってはもはや正義になりつつあるのかも

しれない。

勝手に日本のためとか、ビジネスの鉄則とか、

自分で自分を洗脳することによって、

黒いものを白く見るのが当たり前になっちまっている

のだ。

自分が弱者の立場になっても、同じことは吐かないく

せにね。

          

派遣社員だけじゃない。

しわ寄せを一番くらっている中小企業の正社や

個人商店もひどい有様だ。

業種としても破綻は進んでいる。

農家、漁業、出版、音楽、建築、不動産、自動車、

そして裏家業の人たちも…。

日本は何もしてこなかった。

全部をアメリカの命令に従ってやってきて、

政治家や役人は何もしないのが仕事だっただろう。

だからいざ星条旗とドルの価値が急落しちまうと、

自分達は何をしていいのかさえわからなくなる。

経済界はここぞとばかりに好き勝手をやり、

日本はどんどん悪化しているよ。

      

その証拠ともなる残酷で恐ろしいデータをひとつ提供

して、今日は終わるよ。

ここ数ヶ月、派遣制度について見直されるニュースが

続いているだろう。

それに伴って動きもたくさん出ていて、あたかも日本は

前進しているかのように報道されているが、実は違う。

何故なら、

【未だに派遣会社への登録者は、増え続けていて、

2008年12月も、やはり記録を更新している】

から。

 

日本を立て直すには、法律や外交や国民意識も必要だ

けど、それ以前に一番肝心なものがあって、それが解決

されない限りは、何も始まらない。

それは、資本家達の今を捨てる覚悟さ。

この国は上位数百名が国全体の財産のほとんどを握っ

ている、世界一の富の一極集中だ。

その金がある程度平等にいきわたる仕組みが出来れば、

全てが解決するんだけど、残念ながらそうはいかない。

富を持っているやつがルールを司る側にいるからだ。

ということは、最後には彼らの善意に委ねるしかないって

ことだ。

崩壊していくこの国の光景を見て、彼らだって思うことは

あるはずだ。

上位三百名が千億を越える資産を持ち、上位百名は

兆も超えている。

そして永田町と霞ヶ関は、彼らをより儲けさせるためだけ

に存在しているのが現状だ。

おそらく次の選挙で、これを打破する切欠は作られるだろう

けど、そこからが長い戦いの始まりで、最終的には支配者

たち自身の手によって、新しい時代の門を開けてもらうしか

ないのさ。

貧困ビジネスが正義であるなんて、悲しい台詞が聞こえない

世界にするためにはね。

          

            

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2008-11-21

不景気と言うのはやめなさい

必要以上に不景気と言うのはやめなさい。

   

11月10日付けで新たな報道規制要綱が配られた。

勿論配信させたのは経団連だろう。

役人は仲介に過ぎない。

      

慌ててWHYをぶつける相手を探した。

テレビ番組制作の人間

「私に聞かれてもね。でもバブル崩壊後も同じような

ことがあったとは聞いた」

       

元ラジオパーソナリティ、現構成作家さん

「不景気だと報道することによって消費が落ち込む

ことを○○○の広報と会ったときしきりに言ってた。

○○○だけじゃなくて企業経営者はみんなそう思っ

てるだろうけどね」

            

公明党関係者

「そういう動きがあったみたいね。

最近じゃバラエティ番組でも不景気だからとか、

消費を抑えようとしているとしか思えないことが

多かったから、消費をさせたい側としては早めに

手を打ったんだと思う」

       

解決。

詳しく聞いてみると、報道規制って程の縛りではな

く、経済ニュースで設備投資がマイナスとか、株価

が下がってるとかはOKらしい。

ただ、必然性のないところではなるべく不景気、景気

後退、雇用悪化などは使わないことだってさ。

      

この国の経済界のひどさは今にはじまったことじゃ

ないし、やつらは何せ日本のサラリーマンを奴隷と

しか思ってないから、こんなことくらい平気で言って

のけるだろう。

いちいち怒ってたんじゃ身がもたない。

が、別の視点で見ると末期だってことがわかる。

          

言わずもがな経済界の核となる企業は総じて

輸出に比重をかけまくったウルトラ資本主義形態で、

その反動で今は解雇ラッシュだ。

11月だけで実数値二万人、明けの1月からは毎月

三万人弱の失業者が出るって予測も出ている。

経緯は散々説明してきた通り、

政府とアメリカに貢ぐために弱者を犠牲にし、

その結果内需が崩壊したから外需に金を求めよう

って路線を突っ走ったからだ。

日経読者はまだ全然覚えているはず。

この十年間、海外へゴールドブルーを求め、国内の

レッドブルー(死の海)は見捨てろと煽ってきたことを。

やつらはそれを忠実に実行し、

企業は軒並み新自由経済と言う響きに載せられて

魂と引き換えに大金を得たわけだ。

が、それもアメリカン詐欺でたった一年で破綻して、

困ったからまた弱者に負担させようって話だ。

わかるかい。

おれたちは散々ゴミのように使われた挙句、

これから数年、またやつらのおろかな魔法の経済の

夢の跡を掃除していくのだ。

むちゃくちゃに日本が儲けたときに、1円だって寄越さ

なかったくせに、破綻したら後処理を命を使ってやれ

って言ってるんだよ、自民と経団連は。

そんな状況で何が

「不景気と言うのは消費が落ち込むからやめましょう」

だよ。

どこまで消費者を馬鹿にすれば気が済むんだろうか。

テレビで消費を促せば解決するとでも思ってるのか。

おまえらのやってきたことで今があるってことを

国民が知らないとでも…? 

            

この期に及んでまだ

「いざとなったらメディアで消費を煽れば

また買ってくれる」

と当たり前のように思っている。

そして景気動向などのニュースを国民に正しく伝えない

という大それたことを当たり前のように言いのける

支配層の感覚。

これらがまとめて末期だって言ってるんだ。 

            

国民が昼食を手製弁当にして、車を売り払い、

家を手放し、明日の職さえない時に、

エコだから新車を買おう。

地球に優しいから新商品を買おう。

となると思ってることが呆れるよ。

勘違いするなよ。

第二いざなぎの恩恵を受けれられず、

国家は歴代最高の好景気なのに平均給与は

下がり続けていた国民は、

今頃ニュースでマイナス成長なんて大企業目線の

言葉を使われるまでもなく、

とっくに十年前から肌身で経済衰退を感じてるんだよ。

そしてその積み重ねが、生きるためには消費を抑えよ

うに繋がってるんだ。

そんな痛みもわからず一万二千円を配って得意顔に

なってる阿呆に、いつまで踊らされているほどお人よし

じゃないぜ。

                  

       

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2008-11-20

郵政株売却凍結

「郵政株の売却を凍結しようと思ってね。

だって今株が安いでしょ。そんな時にやらなくても…。

民間企業を儲けさせることはないでしょ」

これは他でもない、日本の総理の発言だ。

嫌になる。

一国の総理がこんなドンブリ勘定と意識で政治に携

わってるんだから、生活がよくならないわけだ。

      

郵政株は2010年から売却をスタートして、

2017年までに政府持ち株分を除いた全てを

売り切るってことになってる。

つまりあと1年ちょっとしか猶予はないわけだ。

となると、今株価は不安定だし、軒並み低いから

売るのを止めようと言う総理。

これが他の人物なら、アメリカ企業が弱ってる今

株売却に持ち込むのは宜しくないとか、

日本人の高度経済成長や失われた十年でなんとか

形に残っているものの恩恵を、どうして日本人が

受けることが反対なのかとか、

色々批判が殺到するんだろうが、

麻生に関してはもうそういう次元の批評は飛ばない。

どのメディアも呆れていて、

「どうせ何もわからずその場の思いつきで

言ってるんだろう」

って空気になってる。

おれも若干そういう気持ちだ。

         

そもそも株式公開ってのは、

それを買った株主を儲けさせてあげ、代わりに自由

な資金調達やリスク分散が出来るってもの。

自社の株券を買ってくれた人はどんなやつでも

株主になるんだし、日本の場合は株主を儲けさせる

為に企業は存在するようなものだ。

だから「わざわざ儲けさせてやることはない」

なんて発言はどうかしてるし、

そんな重要事項を政府が関与してはもう駄目だろ。

日本人の唯一と言っていい極大財産をサバンナに

放り込んだのなら、せめて身の振り方だけは自由に

させてやれよ。

それにどの道アメリカが儲けることが前提の計画に、

誰がどうちょっかい出せるってのさ。

            

野党が解散を急ぐ理由に、郵政民営化見直しが

ある。郵政株が払い出されたらもう終わりだ。

選挙期間や審議も含めるともう時間がない。

そう考えると、麻生の突発的な思いつきも

ありがたいことかもな。

実は自民党内でも郵政解散見直しの意見が

広がっていて、野党のグループと連携する話も浮

上している。

更にメディアも小泉旋風否定のスタンスが増えて

きたことも影響して、郵政見直しを考えることに

寛容な態度。 

何を今更って怒りもあるが、それでもまだ遅くは

ない。

麻生の支持率は年度末には20%も切るんじゃない

かって見方も出てきているし、そうなれば解散以前に

不信任案ものだろう。

まだギリギリ間に合うかもしれない。

僅かな可能性だけど、その小数値に未来があるなら、

それにかけるしかないのだ。

でも、一歩ずつ、それこそ本当に小さな一歩ずつだけ

ど、無関心が招いた生きづらい現在を、変えていく力

が働き始めているんじゃないかな。

       

      

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2008-11-19

情報

連続元厚生省高官を狙った事件。

時間がないので端的に。

多分最新情報、報道されてない部分もあるはず。

      

おれは吉江氏とはなんども面識があって、

その物腰の柔らかさと気さくな人柄で、

結構好きなおっちゃんだった。

山口氏については会ったことはないが、

あの崩壊寸前の組織の中では全うな人物だった

って声をよく聞いてる。

でも、そういうことも全部追いやって、

あくまで中立的に書く。

            

まず事件概要について。

これは推測80%、事実20%での線だけど、

組織的な暗殺なんかじゃない。

確かに今回襲われた二名は過去同じタイミングで

社会保険のキーパーソンを担っていたが、

かと言って最高責任者だったわけでもない。

トカゲの尻尾にしたって、大分線がずれてる。

彼らが何かを握ってるなら、もっと上の議員や

小泉の当時の側近の方がよっぽど先に

切られるはずだ。

それに間違いなく殺しにいってるのに、

仕損じているってのが重要だ。

組織的に消そうとしたのであればそんな精度の

低いヒットマンは選ばないだろう。

相手の致命傷を確認せずに逃げ出しているし、

素人の犯行で間違いないと思う。

が、全くの馬鹿でもない。

歴代高官を狙うって発想は、ある程度保険制度や

小泉改革を理解していないと出てこない。

警察もこの線でかなり犯人を絞っているようだ。

            

吉江氏が全国生協の会長だってことは、

案外すぐに報道された。

当初は無職となっていたが、すぐに肩書きが加えら

れた。

おれも昨日は生協本部へ取材に行ったが、

大手マスコミがヘリを何機も飛ばしていて、

入り口には何十人というメディアマンが陣取って、

その癖どこも大した情報は掴んでない。

あまり成果はなかった。

が、生協連会長への肩書き変更は、某弱小メディ

アのリサーチらしいが、一本の電話からそれが

発覚したらしい。

「何が無職だ。無職の人間を狙うわけないだろう。

ちゃんと調べろ。生協保険関連だ」

その電話で被害者の名前には生協連会長の文字

がつき、一連の事件と結びついた。

電話が犯人からだったのかはまだわかってない。

      

とりあえず以上。

         

      

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WAR IS MONEY

ちょこちょこ情報を。

         

金融サミット(これが配信される頃にはニュースも

下火かもしれな・・・ああ、そもそも日本じゃ金融サミッ

ト自体あまり注目されないか)にまつわる、ある噂が

ある。

実はアメリカ側から麻生にある筋書きが話されたん

じゃないかってやつ。

内容は、

「アメリカは影響力の復活のために、経済以上に

軍事力に重きを置いていきたい。その為にどうにか

日本の力が必要だ」。

アメリカ経済はどん底まっしぐらだし、

日本は安定通貨として元と共に一時的に買いが

先行しているに過ぎない。

が、ここで窮地を乗り切る方法として、戦争利権を

選択するってのね。

確かにアメリカは軍事開発を急いでいる気がする。

あたかも近いうちにまた戦争があるんじゃないかっ

てくらいに。

ウイルス研究、空海両用の戦闘機開発、そして

在日米軍再編を急がせる。

それに日本と韓国と中国を手玉を転がすように

手のひらで衝突させる機会も増えている。

何を焦ってると聞きたいくらいだ。

ロシアの脅威ってのもまだ違うし、

アフガン情勢を武力のみで制圧ってのもあまり

賢い方法じゃない。

・・・正直わからないが、おっかない何かが日米水面

下で進んでるってのは間違いないと思うぜ。

            

ただ回答の糸口は少しだけ散らばってる。

オバマはイラクを撤退してアブガンの原油利権に

集中するみたいだが、勝算とか以前に、

アブガンの方が軍事産業の伸びを躍進させる可能

性が残されているからってのもあるだろう。

遠回りでもアフガニスタンから陣地を広げていけば、

それだけ戦争特需が続く。

軍事産業関係はありがたいわけだ。

オバマは選挙戦最中からこれは主張していたから、

バックの方たちは承知済みなんだろう。

だとすると、日本へ求める協力ってのはただ一つ。

海上給油からもう一歩踏み込んだ行為だろう。

オバマはブッシュと違ってまだ日米関係をそこまで

やわらかく理解してないし、経済面が弱いと言われ

てちょっと必死だ。就任後に市場に出された答えが

NOだったのもショックだろう。

だから無茶を言ってくる可能性だって十分ある。

日本債権のランクやら日本の輸出産業への制裁

という人質もいるんだしね。

積極的に韓国や中国に歩み寄って、日本を揺さぶ

る気もマンマンじゃないか。

もう麻生には何も期待してないし、二兆も今更止めま

したなんて言わないだろう。

だけど頼むから外交は次期総理まで何もしないで

くれ。これは自民党内部も含めた国民みんなの願い

だ。

「頼むからもう黙って解散するか、それが嫌なら

誰かに代わってくれ」

あと半年以上もこのペースで麻生に独裁をやらせた

ら、選挙するための国が無くなるぞ。

これはふざけてるんじゃなくて、マジだ。

       

       

民主党が政権奪取後に郵政民営化問題に着手

するらしい。

対策チームも人数が増えて、法的な面、実務的な

面とリサーチを開始しているとよ。

これは本気でやってくれ。

勤めてる人には二転もしてかなり面倒だろうが、

日本が沈没するか国旗が星条旗に変わるかの

重要ポイントなんだ。

我慢して欲しい。

それと郵政民営化に反対してた共産や社民も

是非協力して欲しいね。

この件は自民党も未だに半数近くは民営化は

まずいと思ってるようだし、当時は小泉が年次改革

要望書を早く実行しようとして突っ走った面もあった。

もう隠してもしょうがない。

政権取ったら新総理がまっさきに真実を言うべき。

「アメリカの命令通りにやってきたが、このまま郵政

改革を進めれば日本は最も大事な資産を失うこと

になる」

ってね。

麻生は来年は米国債を買わないとか言ってるが、

これは郵政民営化した‘ご褒美’として免除して

もらっただけだし、その約束だって共和党とした

ことだ。オバマは無視する可能性だって大でしょ。

世界一のビッグバンクを献上して勝ち誇られても

困る。

世界のいい笑いものだ。

         

      

先週とある学校で社会学の特別授業をやったんだ

けど、子供の前で話すのって緊張するな。でも、あい

つらは未来そのもの。子供を持つことさえ特権階級

だけの権利になりつつあるが、そんなものをぶち壊

した後にこいつらに世代を譲ってやりたいと思ったよ。

あと、サッカーがうまいやつが多くて驚いたな。

最後に応援クリックしていってくれ。

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2008-11-14

奴隷社会をぶち壊せ

○ャノンの役職クラスの人と、仕事の延長で

先週会談する機会があった。

いきなり連れて行かれたもんで、

着いた場所が有名高級ホテルで焦った。

向こうはオーダーメイドのスーツに、番手の良い

流行のツートンシャツ。

対しておれは二年前に丸井の処分品バーゲンで

買ったジャケットにビンテージという誤魔化しも

そろそろ無理がある腐りかけのジーパン。

仕事を手伝ってくれてる子もブクロ系のデフレカジュ

アルだもんな。

でも向こうがVIP会員証持っていてくれたおかげで、

おれたちお豆も冷ややかな粘土で作ったスマイル

で通された。

洋服によって入れる場所が制限される。

真っ裸で走り待ってた人間も、随分偉くなったんだな。

      

      

断っておくけど、別に○ャノンの社員だからって、

経済がどうとか日本の未来がなんて話は

勿論しないぜ。

社員に罪はないし、仕事ごときで人を判断するのは

おれは大嫌いだ。

キャノンの役員と話せるってんならとことんやって

やるが、おれなんかと食事するわけないしな。

オール中国産の材料を、派遣コックの人に料理して

もらっておれの事務所でパーティってのはどう?

食った後に事実を明かしたら、やつらは吐き出すん

だろうか。

・・・なんてブラックジョークはどうでもいい。

あんたに話しておきたい話題は、

その時のほとんどを使ってヒアリングした

外国人労働者についてだ。

         

                  

○ャノンだけじゃないが、

日本は既に人足についてのみ、

未来への保険に加入しているんだ。

どういうことかと言うと、中国に企業が独自で

人材養成施設を作って、そこで育てた人材を

数年後に日本に大量に入国させて、安い人件費

の奴隷を確保しようって話。

既に多くの企業が5,6年前から実践していて、

日本語ペラペラで、スキルも圧倒的に高い

中国ソルジャーがいっぱい育ってるらしい。

「中国人は間違いなく優秀だよ。何でも覚えるし、

怠けない。金のためなら100%の力をどんな状況

でも発揮してくれる」

嬉しそうに語っていた。

       

おれは別に外国人労働者にケチをつける気はない。

中国人歓迎計画がなくても、既に日本で働いている

外国人はたくさんいるし、たずねた先の担当者が

外国人だってのも、もうすっかり慣れちまって何も

思わなくなった。

だけどな、この話には色々と合点がいかないことが

多いのさ。

      

まず法の問題だ。

外国人に単純労働とかをさせるには、現行法じゃ

ビザの期間とかで障害が多いんだ。

長期間働いてもらわないと、金をかけて研修した

意味がなくなっちまうからな。ビザが切れたら一端

帰国して、時期が過ぎたらまた入国なんて、

金儲けが大好きな自民と経団連がOKするわけない

だろう。

だから今、それをクリアにするべく、

外国人労働者による単純作業を可能にして、

更に長期滞在可能にしようって法案を通そうとして

いるわけだ。

勿論一番望んでいるのは経団連をはじめとした

経営者や投資家で、組織票が少しでも欲しい自民党

は彼らのわがままは基本的に聞くから近い将来成立

の可能性も十分ある。

が、ここが問題だ。

この法律はまだ可決してないんだぜ。

国民がOKとするかどうかはまだ不透明なのさ。

民主主義上ではね。

だけど、経団連企業たちは既に六年も前から

準備をしていて、もう後は送り出すだけの体制だそうだ。

つまり、法案が可決することは、

自民党のシナリオでは既に決定事項だってことだ。

日本は民主主義なんかじゃない。

民主主義のフリをした独裁主義だってこと。

         

もう一つ大きなむかつくところがある。

ええと、これを説明するには、

日本の奴隷制度の歴史から紐解く必要があるな。

日本は明治時代から、アメリカに影響を受けて発展

してきた。

戦後なんて完全にアメリカの植民地だし、今もその路

線は変わらない。

でも、日本が唯一アメリカをどうしても模写できなかっ

たことがある。それは奴隷だ。

おれは人種差別する気なんて毛頭ないし、

黒人サッカー選手で好きな選手はすぐに20は挙げら

れるし、ジャズもボサノバもレゲエもよく聞く。

それを踏まえて冷静に聞いて欲しいが、

アメリカは黒人を奴隷とすることで、低賃金労働者を

確保してきた。

勿論今は肌の色の差別は法的にはなくなった。

だけど、まだまだ実態は残ってる。

白人と黒人の給与格差は絶望的だからね。

オバマが大統領になったりしたことで、

また徐々に変化を見せるだろうが、

確実に言えることは、日本には黒人がいなかった

のさ。

単一民族だし、奴隷の代わりがいなかった。

そこで戦後日本がとった方法は、驚くべきやり口

だった。

奴隷がいないなら、日本人の中から作ろうと

したのさ。

「暇があったら働け」

というデュルケームら新自由経済学者らの

教えをメディアを使って全面的に国民の脳に

刷り込んで、死に物狂いで(結果ほんとに死ぬやつ

が後を絶たないという体を張ってジョークをこなす

奇特な国になっちまったが)働けば、成功がある

みたいなでたらめを広めていったのだ。

すると疑うことを知らなかった当時の日本人は

見事に洗脳され、命よりも労働を大事にする

支配者にとっては最高の奴隷がたくさん出来上が

ったわけだ。

幸か不幸かちょうど高度経済成長期が訪れ、

ただの戦争特殊とラッキーパンチだったにも関わら

ず、国民が命を削って働けば暮らしは良くなるんだ

という誤解が生まれたんだ。

最近になって派遣制度を作ったり、

多くの企業がサービス残業を強制しているのを

黙認したりしているが、

奴隷制度はずっと前から国ぐるみで作られていたの

さ。

・・・が、それも頭打ちになった。

国民の生活が窮地に陥って(当たり前だが)、

奴隷達が人権だの最低賃金だの、

セーフティネットだの騒ぐようになったのだ。

普通、市場にも国民意識にもNOと言われたら、

反省するのが当然だろう。

だが、日米資本主義の甘い蜜の虜になった

支配層は、最悪の一手を考えたのだ。

そう、それが日本人が駄目なら外人を使おうという

今回の法案さ。

な、腹が立つだろ。

散々利用しておいて、駄目だと思ったら

国民ごと捨てようとする。

やつらみたいなのがいるから、

グローバルスタンダードが歪んで理解されちまうのさ。

       

            

「何人であろうと、平等な競争の上で勝ち残った方を

使うのは現代社会のビジネスとして当然」

おれもそう思うぜ。全面的に同意さ。

だけどさ、競争させる椅子は奴隷の椅子で、

目的は一部の富裕のためってんなら納得がいく訳が

ない。

法案も通していないのに勝手に準備万端にして、

ルールも場所もタイミングも、全て整えた後で、

あたかも公平なレースのように国境を取り除く。

答えは6年前に決めているくせにな。

         

      

なあ、これを読んでる雇用で働いているやつ…ほと

んどだと思うけど、ここまでされてどうしてまだ自民

党を応援するんだ?

どうして仕事に健康や時には命まで尽くすのさ。

自国の国民まで犠牲にして金儲けに走る亡者が、

あんただけは特別だと安全地帯へ残してくれると

でも思ってるのかい。

まずはこの奴隷社会をぶっ壊せよ。

その上で、日本人も外国人労働者もまともな雇用

をして、その上でいくらだって競争し、情報を共有し

て、強い日本を作ろうってんなら、喜んで協力するさ。

どっちが安い給料で働くかの勝負なんて、

あまりにも馬鹿げてる。

あんただってそう思わないか。

         

         

メールでの応援ありがとう。

返事はなかなか全部には出来ないが、ちゃんと

読んでるし参考にしてるよ。

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2008-11-13

絶望のダウナー 希望のファーストステップ

「マジかよ…」

火曜の朝一の会議中、パラサイト中の企業の課長

の腰ぎんちゃくが三十分にも渡る論説をしてるから、

暇つぶしに読んでた経済速報メールのせいで、

思わず口走っちまった。

一斉に白い目を向けられる。

おまえちゃんと聞いているのかと上司に詰られた。

会議のテーマは大不況におけるWILL。

「未来を見据えつつ身軽で流動性の高い姿勢を

保ちつつ、即効性の高いソリューション提供に比重

を置く」

だとよ。

要は派遣やノンキャリ社員を切りまくって、

残り組に残務押し付けて人件費二重で浮かせて、

ギブテクやグレーなキャッチフレーズを使って

何でもいいから売りさばいて現金確保だろ。

それを言うために何時間かけるつもりだよ。

日本企業は非道なことをするくせに、体裁だけ

善人をきどろうとするから性質が悪い。

おまえらの無駄に高い人件費や、自民党への

献金額を削減して、路頭に迷うやつらに少しでも

渡してやろうって感覚は生まれてこないんだろうか。

日本企業はアコギな儲け方をしようとしすぎたし、

結果ブランド性を急落させて今がある。

どうせ極道なことをやる癖に、

仮面だけ正義ぶるところが世界から嫌われた原因だ

ってのに、何も学習してないよな。

・・・ってそんな愚痴はどうでもいい。

大事なのは経済の一報だ。

『日本の貿易経常黒字が86%ダウン』

だってよ。

マジかよとも言いたくなるだろう。

しかもこれは9月時点での結果で、オバマによる

日本輸出企業制裁は加味されていない。

韓国と日本、どちらをコントロールして切り抜けるのか

知らないが、これ以上に悪くなることもあり得るって

ことだ。

―絶望的。

失われた十年で富裕層が独り占めしちまった莫大

な利ざやは、やつらの強欲で持って僅か15ヶ月で

失っちまったよ。

悲しくて仕方ない。

おれたちに分配する分もする気もなかったのは

勿論承知してるが、それでも多くの犠牲者を出して

築き上げた資産を、こうも馬鹿みたいに失われると、

腹も立つし、絶望するぜ。 

          

      

240社へのアンケートの内、来年初めから来年度

第一四半期にかけて、派遣社員を大幅削減すると

答えた企業は148社、正社員にも早期退職やリス

トラをすると答えたのが86社だそうだ。

また氷河期を作るんだ。

景気の自律回復は、与謝野らにも見放された麻生

では100%不可能だし、そもそもやつは素人。

というより景気云々への興味が口に出すほど強くな

い。

既に大手メディアでも報道されているが、

おれも関係者から度々、

「麻生は民主に勝ちたいだけ」

「景気なんて無興味だから金を全世帯に配るなんて

馬鹿なことが出来る」

ときつい論評を聞く。

自民党は既に内部から崩壊しているのだ。

そんな総理に、氷河期だのプアの増加だのと

言っても無駄だ。

小泉や安倍は確信犯的にやっていたから

怒りもぶつけられたが、麻生はそれ以前の問題。

当然、そこまでの対策は望むべくもないのさ。

それも含めて絶望。

         

おれがこんなこと言ったら読者は怒るだろうが、

勿論、全ての望みが絶たれたと言ってるんじゃない。

が、このまま無数の穴が出来て空気漏れした

前時代的経済を推し進める無能な政府が永田町

の支配者であり続けるなら、マジで日本に未来は

ないよ。

これは自民や民主がどうとかじゃなく、

まずは国としての危機レベルで言ってるんだ。

       

ニュース番組では馬鹿のひとつ覚えみたいに、

「アメリカの新体制の出方を伺って~」

だ。

いい加減アメリカ任せ、アメリカの命令待ちは止め

ろよ。今のアメリカをあてにしているのなんて日本

だけだぜ。

協力するところはしていけばいいし、貿易だけで

言ったら、あの国はおいしい鴨だ。

オバマが中国や韓国に合い見積もり取って

日本企業を規制するってんなら、日本も中国や

韓国に接触しろっての。外交の基本だろう。

共和と違って民主は新興企業のブレーンが

揃ってる。

アメリカ様のなすがままにとやってたら、

本気で潰されるぞ。

対抗するために、自民じゃ無理なんだよ。

だからと言って民主や共産が外交がうまいって

保障はどこにもないが、アメリカの奴隷でいたい

自民よりはまだ期待できるし、駄目なら文句を

聞いてくれる分風通しもいい。

          

おれたちは次の選挙で希望を勝ち取るんじゃない。

希望を見るための障害を取り除く作業なんだ。

      

       

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2008-11-12

フーズクライシスの仮面

食品の偽装関係のニュースが絶えないな。

当初は零細企業の出来心って感じのフューチャーの

仕方だったが、最近じゃマルハ、伊藤ハムなんかの

大手企業まで平気で顔をだ出すようになった。

商品表示のあるものでこれだけの偽装なんだ。

表示義務の甘い加工品やフードコートでの品質なん

て、全く信用出来ないぜ。

      

でも近頃続いている食品問題は、決して単品で扱って

ちゃ見えない部分がある。

それは行き過ぎた利益追求だ。

どうしてメディアがこういう視点で論じないのか不思議

だが、食品問題は日本独特の精神によって生まれて

いる。

その精神ってのは、日本のキャッチフレーズと言って

もいいくらいの、「金さえ儲かれば何でもアリ」だ。

            

下請けの人間がどうなろうと上層部の富裕の為なら

いくらでも搾り取る。

どれだけ自殺者と過労死者が出ようとサービス残業

を美徳とする。

社会がどれだけひび割れようが、奴隷制度を推し進

める。

その中にたまたま、食ったやつがどうなろうと、低コス

トをどこまでも追求するってのがあったに過ぎない。

起きるべくして起きていることなのさ。

       

この部分を追求していくと、経済界は100%

「世界との競争力の為には仕方ない」

というのだろうし、御用社会学者は

「不景気のせいで利益拡大を求めた結果」

と、大理石のカウンターテーブルで抜かすだろう。          

勿論そんなものはでたらめだ。

前に書いて結構反響が大きかったけど、

商社勤務時代、輸出入の色々なトリックを学んだ

って話をしたろう。

冷凍保存したものを解答してまた冷凍すると

保管期限が延長されるとか、

どこ産であろうと条件を満たした環境を作った国

を経由して輸入すれば産地を変えれらるとかね。

そんなことをこの国は戦後最大の好景気時代か

らやってたんだ。

もうこれは人間性の問題さ。

自分より弱いやつを見つけたら徹底的にいたぶれ、

それが出来ないならおまえが死ねって社会だ。

ビジネスモラルなんてものはとうに崩壊してるのさ。

          

         

今、食品問題はニュースバリューのあるものばかり

扱ってるけど、このままのペースでしらみつぶしに

やるんなら、覚悟したほうがいいぜ。

いや、いっそのことメディアも徹底的にやってわから

せてやればいい。

もはや確実に安全なものは、一般国民の手が届く価

格帯にはほとんど存在しなくなってるってことを。

そしてその先の、社会的な原因までね。

この国は一度立ち止まって、あらゆることを考える必

要があるんだよ。

         

            

読者のメールの中に、トヨタの奥田氏の名言が記載

されてた。

‘格差があるにしても、差を付けられた方が凍死したり

餓死したりはしない’

経団連の名誉会長はニュースを見てないんだろうか。

貧困層がどれだけのペースで増えていて、

超貧困国にしか派遣されないはずの国境なき医師団

が、日本を重要活動地域に指定していることを、彼が

知らないはずはないんだけどな。

日本はアジア一の富裕層と、貧困国へ向けてまっしぐ

らに落ちている一般層が同居する珍しい国なんだ。

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2008-11-11

派遣規制の今

読者からのメール。

    

KEN様 携帯から失礼します。

以前もメールを差し上げたのですが、私は名古

屋市で○○の派遣社員をしております。

御中ならば既にごぞんじかもしれませんが

名古屋では今酷すぎる状況が起こっています。

トヨタや日産をはじめとする製造業が足並みを

揃えて派遣社員を解雇し、寮から追い出されて

います。その数は貯金を崩して寮に留まってい

る人を含めれば大体三万人以上でしょうか。

私も再来週で寮を出されます。

解雇になった日からは日割りで家賃が発生し

ていまして、今の私ではとても払えない額なの

です。

というのも、○○(会社)は派遣社員をここ数年

最大限の利益を出すための調整便として使っ

ていて、派遣が何人契約していようが、最小限

の稼動枠に順番に派遣を当て込み、派遣の一

人あたりの月手取りが10万を切ろうがおかまい

なしの状態でした。

四年前には25~30万だった手取りも、去年か

らは10万を超えれば御の字という感じでした。

他の寮付の仕事を探しましたが、製造業はほとん

ど全滅で、新たに雇用を設けようとするところは

ありません。

名古屋の街も、御中が来られた先月よりも、更に

寂しい状況です。夜に出歩くひともいませんし、

期間工等の人が外食をしないため、店も次々に

たたまれています。

(以下略)

       

          

GREYWALKER様

時々拝見させていただいております。

僕は派遣会社で委託社員として働いています。

昨今、グループ内派遣の規制等が話題になってい

ますが、そのことについて知ることを書きたいと思い

ます。

管理人様の方が詳しいでしょうが、グループ内派遣

は、今この瞬間も多くの企業が行っています。

本来であれば一般職、ノンキャリア枠での中途採用

正社員枠を、自民党と公明党の方針で、使い捨て可

能な派遣社員に変え、更にいつでも呼び出していつで

も捨てられるように、グループ会社内に派遣業務を

するところをつくるのが慣例化しました。

有名どころの企業はほとんどこの方法を取っています。

それを規制する為に、グループ内派遣規制がされます

が、自民党が最終的に、

「グループ内に七割以上派遣してはいけない」

というボーダーラインを引きました。

これはちゃんと訳があって、どこの企業の社内用派遣

会社も、100%グループ内だけに派遣しているわけで

はなく、下請けや取引先への派遣も行っているのです。

その統計というのがあって、これはあくまで僕が勤務

している派遣会社の持つデータですが、グループ内へ

の派遣が60%から65%くらいが最も多いんです。

残り40%弱が関連会社や外部と言うことですね。

つまり、七割以上のグループ内派遣禁止というのは、

今と全く変えなくていいですよという意味です。

管理人さんが指摘している通り、野党は派遣規制に

積極的ですが、自民党はどうしても派遣業界を守りた

いのです。理由は献金であったり、経済界からの圧

力等ですね。

派遣の問題点についてニュースで指摘されることは

多いですし、国会でも度々議題にあがりますが、肝心

の自民党が派遣会社絶対擁護の姿勢ですので、抜

本的に変わるわけはないんです。

(中略)

僕のいる部署が担当している都内の70社強のうち、

派遣だけでなく、正社員の解雇も考えていたり、派遣

をカットする分、正社員のサービス残業でまかなうと

答えている企業は半数以上に上ります。

「派遣問題は、派遣社員だけじゃなく、正社員にも直結

して関係のあることだ」

と言うのはその通りですね。

(以下略)

       

       

派遣を規制緩和して金のなる木を作った自民に、

なかなか業界へのてこ入れは無理だよ。

道路利権を考えてみろよ。派遣問題の何倍も認知も

問題視も報道もされているのに、いまだにしがみついて

離そうとしないだろ(高速が定額になってわーいなんて

喜んでる場合じゃないぜ。どこまでマゾなんだ日本人は)。

切捨て労働者の概念が日本の経済を三流にしたって

意見も多かったが、プライム恐慌と共にその手の言い回

しは報道規制されている。

また、派遣礼賛、弱者を絞って強者を潤す社会に逆戻り

したいってわけだ。

いい加減にしろとぶっ叩くのか、無駄使いされた額の数

億分の一の金をばら撒かれて喜んでまた騙されるのか。

頼むから後者にはならないで欲しいけどな。

失われた十年をもう1クールこなす体力は、もうこの国の

国民には残っちゃいないぜ。

         

               

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2008-11-10

ニッポン崩壊の音

精神病院に通院敬意があるやつが犯罪を犯すと、

決まってメディアはあたかも精神病が原因で

犯罪が起こったように報道し、

異常者は閉じ込めておけと言わんばかりに

厚生省や病院を糾弾する。

犯罪を犯したやつが悪なんであって、

精神病は名前の通り病気だ。

風邪を引いたことがあるやつが殺人を

犯したら、犯人は風邪を引いたことがあるとのこと

ですって報道するのかよって話。

だからこの手の社会悪論はおれはきらいだ。

だけどな、今日本に起きている負の連鎖は、

個人だけのせいじゃないところも大きいんだ。

それを確信犯的に作り出したやつらが、

あたかも正常な競争の上でそれが起こったと

情報を統制しているのもまた事実。

真実だから、おれは書くんだ。

         

      

ここの読者はもう感じてるかな。

早くも東京にまで活気が失せてきた。

土曜日少し時間を使って、上野、池袋、新宿、渋谷

と繁華街を回った。

愕然としたよ。

デパートには全く客が入ってないし、

車の台数も少ない。

レストラン街は人気店でも店の前の並び用の

椅子は空いている。

そもそも街に人が出てこない。

車の台数も減ってるし、池袋に至っては、

おれが見た中で一番人が少ない土曜だったん

じゃにないかってほど(おれはブクロに三年住ん

でたからね)。

メトロポリタンや東武の上層階の食い物屋では、

夜19時のピーク帯に空席だらけだった。

あり得ない光景さ。

勿論、雷雨があったんでも雹が降り注いだ訳

でもない。理由はシンプル。

国民は未来が見えないのさ。

      

         

まだ正確な国の機関の統計は当然出ていないが、

それを待つまでもなく、ホームレスが激増してる。

あんただって街を歩いていりゃ気付くだろう。

東京の深夜は、寝床を求めた野宿者が、

寒さを凌げる場所を我先にと争ってる。

何人かに声をかけたり、上野では馴染みの

連中に動向を聞いたが、

ホームレスになりたての‘新人’が

ここ数ヶ月で一気に増えたって。

勿論、この国は一度落ちたら滅多には這い上がれ

ないシステムだ。

ホームレスから脱却してまた家のある生活に戻れる

可能性はおよそ7~9%程度。皆殺しの確率だ。

      

まあこの辺の取材録は別に書くけど、

その原因だってちゃんとわかってる。

景気は悪化しているが、短期間でいきなり宿無しに

なるのはちゃんと理由がある。

そいつを説明しておこう。

         

       

ここのところ会社の倒産が後を絶たない。

有名どころしか大きなニュースにはならないが、

大企業が潰れるってことは、関連会社や下請けも

ダメージを受けるってことだ。

上場企業の倒産件数はまもなくバブル期を

抜くとかで指標として注目されているが、

非上場企業の倒産は既に不動産経済破綻のそれを

凌駕している。誰も気に留めないけどね。

何が言いたいかと言うと、企業の成り立ち方さ。

大企業が沈むとなると、当然下請けや子会社も沈む。

そうなった時に、日本ってのは面白いもので、

沈むと分っているときでも上下関係、身分制度を

持ち出すんだよ。

限られた残り組みや友好関係の企業への転籍先の

椅子を、偉いやつから順番に分配する。

結局職にあぶれるのは家柄や血筋に恵まれなかった

一般社員や、命令に従ってきただけでバツを喰らった

下請けなのさ。

夜の公園の住人の内訳その1だ。

         

不況のあおりは既にステージⅡへ移行した。

首切りだ。

やけに早いと思っているあんた、経済の現況を

読む力が衰えているぜ。

ステージⅠとして設備投資やコスト削減がまず

最初にきて、それが限界に達したときにはじめて

社員を切る。これは今も変わらない。

だけど肝心なことを忘れてやしないかい。

この国は一般国民レベルではかれこれもう

十年以上不況なんだよ。

第二いざなぎで狂ったように金を溜め込んだのは、

自民党とアメリカと一部の資本家だけだ。

重機、組織、通信、物品、それに福利厚生や社内

環境まで、削減できるところはとっくにもう手を

つけているのさ。

だからこんなにも高速でステージⅡへ移行せざるを

得なかったんだ。

でも、そこに落とし穴がある。

      

         

人件費の削減として、派遣を切れ。

これは国の総意として流された暗黙の命令だ。

自動車産業が派遣を大幅に切ったことがニュースに

なっているが、その他の業種でも確実に派遣切りは

実行されている。

「我々自民党に感謝して下さいよ。こういうときの為に

派遣制度を完成させてきたんですから。アメリカの命

令通り使い捨て簡単にしておいて良かった」

この冬上野で路上デビューした野宿者の約半数は

元派遣社員だってさ。内訳その2だ。

       

    

競争力、成長、雇用の確保。

そんなうたい文句に騙されて、日本はアメリカ発、

自民党印の奴隷制度を拡大した。

インスタントワーカー。

使い捨てカメラだって大量廃棄には申請が必要

なのに、人間は電話一本でいつでも捨てられる社会

になった。

企業は目先の利益の為に正社員を切りまくって

派遣に挿げ替え、コストを極限まで落としたんだ。

勿論、正社員も派遣社員もモチベーションはがた落

ちしたし、派遣社員でバリバリ頑張るボランティア精

神旺盛なやつなんて、そうそう居てくれない。

結果、成長力さえ無くした。

それでも大幅コストカットは、短期的には数字に

好影響をもたらす。

日本の経営者は無能だし、数字が良ければそれで

いいから、路上にホームレスが増えようと、子供に

未来を示せない社会になろうと、派遣制度をありがたり、

生みの親である自民党に貢ぎまくったのだ。

自民党も莫大な献金元である派遣会社を寵愛し、

第三者委員会などでも頻繁に派遣会社の人間を

呼ぶようになる。奴隷承認が政界に入り込んだんだ。

それが原因で、派遣制度の見直しに関しての

今の議論でも、自民党だけは派遣会社の利益を

考慮しつつの見解しか出来ないだろう。

野党が揃って、段階的に派遣社員を正規雇用させ、

グループ内派遣も禁止にしようと言っても、

自民は

「正規雇用を誰もが望んでいるとは限らない」

「グループ内に7、8割以上ってところで手を打とう」

と大手派遣会社の手先でしかない状況だ。

やつらが弱者の命なんてどうだっていいと思っている

のは、今に判ったことじゃないけどな。

          

なあ、ちょっと前までこの国は、

「こんなに豊かな国で、貧しい生活をしているやつは、

よっぽど怠けていたからだ」

と言ってたよな。

自民党議員に至ってはテレビ番組のカメラの前で

数ヶ月前まで言ってた。

じゃあ今どんどんと溢れている野宿者、貧困層は、

みんな怠け者かい。努力が足らなかったのか。

数を見る限り、日本は怠け者だらけだったのかい。

違うだろう。

日本人は怠け者なんて言葉とは間反対位置するよ。

世界で一番働いているし、世界で一番考えることを

政府によって止めさせられた哀れな民族だ。

今の弱者急増、強者固定の現状は、

完全に仕組まれたもので、これをわかっていて

政府と経済界は格差固定を進めてきたのだ。

社会が悪い。国が悪い。

自信を持って言い切っていいことだ。

個人の責任、怠惰が原因なんてのは、

自民党が流した情報に過ぎない。

だから希望を捨てちゃいけない。

極論を言えば、派遣社員を正規雇用させると

言っている政党が力を持てば、

たったそれだけで地獄絵図は塗り替え可能なんだ。

国際競争力と言ったって、その利潤はどうせ

国民には還元されないんだから、おれたちが

この段階で心配することじゃないだろう。

正社員だってこの先間違いなく負担が増えるし、

労組の無い企業なんて派遣も正社員も同じことだ。

これはおれたち労働者全員の問題なんだぜ。

      

      

真っ暗だからこそ、光が見えるはず。

さあ、この最低な時代を、とっとと終わらせちまおう。

未来を売り渡してまで、長年自民とアメリカの為に

希望なき時間を耐えてきたんだ。

そろそろ国民が、笑って暮らせる世界を望んでも、

罰は当たらないはずだ。

       

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2008-11-09

二つの芽

フランスで極右政権が誕生し、

サルコジはアメリカを崇拝し、

日本をモデルとした一極集中富裕のシステムを

構築しようとしている。

   

アメリカではイラク石油支配に乗り出した

共和党政権が陥落し、黒人初の大統領が誕生。

      

ニュージーランドでは9年ぶりに、

労働党が下野して、国民党が新たな時代を幕開け

させる。

    

経済の変革は世界の変革だ。

金の通り道ってのは人の心の通り道でもある。

恐慌の走りを見る限り、もう資本経済がぶっ壊れる

のは避けて通れない。

すると人間の意識も、市場と同じスピードで

次の時代を模索し始める。

明るいのはどっちか。

その答えが必ずしも正解に導かれるとは

限らないが、無意味ってことはない。

探求の旅路の後に何かが変わるなら、

意味はばっちり存在して、歴史は次の一行を

印字するリボンをセットするのさ。

勿論、これは日本だって同じこと。

もう既に、変動は起こってる。

墨汁の準備はOKかい。

         

         

自民党がこのままだとあっさり下野するなんて

おれは思ってないし、その部分のチェンジは

まだ早い。楽観視もいいとこ。

いやそれどころか、自民は徐々に優勢に持ち込み

つつある。

麻生だって馬鹿なわけじゃないし、

臨戦態勢を続けることで、自民と民主、

どっちが先に潰れるかはちゃんとわかってるのだ。

あんたどう。

二つの巨大カルト教団と日本を代表する経済

連合体、それに年末の無意味な公共工事パレード

の権限を持ってる自民と、

金のない労働者達が心のどっかで勝ってて欲しいと

思っているだけの民主。

兵糧攻めにあって潰れるのはどっちか。

勿論後者で、それは実際にもう起きている。

民主党の地方候補から、金が続かないって悲鳴が

頻繁に本部に入っている。

わかるだろう。

ついでに忘れやすい日本人のことも計算に入れてる。

間延びしたせいで、国民の緊張の糸は緩み、

自民への怒りも一端忘れつつある。

       

何度も言ってるけど、支配側をひっくり返して

椅子から落とすには、断固たる決意が必要なんだ。

しかも60年間独裁を続ける世界でも1,2を争う

長期政権だってんなら尚更のことだ。

だけど、チャンジの芽は確か政界でも育っている。

おれはこの芽を知ったとき、もしかしてこれが

希望の光なのかと思ったよ。

自民党の支配構造の前では、どうあがいたって

五分五分だと思ったが、

長期政権陥落の音は確かにし始めている。

それは驚くことに、芽吹いたばかりの

小さな小さな芽から聞こえるんだ。

       

    

一つ目の芽は、公明党の内部崩壊だ。

福田政権が公明党と距離を取ろうとし、

信濃町を半分無視した政治を続けたことで、

公明党内には不安と緊張が走り、

同時に公明自体の影響力低下を改めて

本人達が認識する羽目になったってことは

前にも書いたと思う。

信濃町内戦の後遺症は、まだ癒えていないのだ。

焦った公明党は、結果総理を挿げ替えた。

そして変わった麻生は、一転して公明大好き人間。

票のためなら魂だってさっさと売っちまう。

やつは就任後まっ先に大田の元へ行き、

福田の非礼を詫び、絶対服従を誓った。

大田もこれで一安心…とはいかなかった。

それは麻生の人間性だ。

秋葉のヒーローは、予想だにしないほど

党内でも独裁体制を敷いたのだ。

これが二つ目の芽でもある。

         

麻生についての党員の人らのコメントは、

総じてついていけない。人の助言を聞かない。

ってことだった。

与謝野が麻生のわがままさに呆れて

半分さじを投げちまったってのも話題になったが、

それどころか実際はもう見捨てていると言ってもいい。

党内は皆麻生に気を使い、

それは嫌いの裏返しで、かといって今トップを

変えれば選挙は絶望だということが足かせになり、

自民党は麻生王国になっちまってる。

「選挙はまとまりが大事、チームプレーだよ。

今のままじゃ心から総理についていこうって人は

いないよ」

麻生の影響力は地方県連だけじゃなく、

東京本部でさえ低下の一途を辿っているのだ。

         

親公明の麻生が影響力を下げることで、

公明党も当然不和が広がる。

麻生を選んだのは大田だろうし、

直接選んだわけじゃなくても、最終決定事項を

森に伝えたのは大田代表なのは間違いない。

その責任は?

三代続けて問題児総理になり、

そのうち二人の人選を失敗したのは?

大田自身が相当窮地だ。

      

更に麻生の手腕がまったく評価されていないことを、

公明党の信者離れに結びつけるやつらもいる。

実際は小泉改革や安倍の独裁体制のせいなんだが、

あれだけ期待された麻生が全く逆の効果しか

生み出せていないことで、幹部連中の忍耐も

途切れそうなんだろう。

人間っておもしろいよな。

      

      

二つの芽は、自公のトップへの内部不審だ。

まさかここまでの事態になるとは、

おれも予想をしてなかった。

だけど、こんなものなのかもな。

自民党員だって公明党員だって、

究極は人間だろう。

いくら栄華を極めようと、どれだけ長期政権を

築き上げようと、その代わりに死体が転がるようじゃ、

神経が持たないのが良心ってものだ。

政権与党にいる旨みと、

人間としての良心。

そいつを今必死に天秤にかけているのは、

他でもない、やつら自身なんだよ。きっと。

         

      

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2008-11-07

CHANGE THE WORLD

黒人初の大統領のバースデーは、

一瞬の喜びと未来への期待を光らせたし、

アメリカ国民はとりあえず一歩前進と胸を撫で下ろし

てるやつも多数なんだろう。

ただ、世界はそうじゃなかった。

オバマ経済はGMの決算を前にして、

経済にマイナスのベクトルを突きつけられた。

世界大統領の交代さえも、マイナス成長の津波は

どうにもならなかったんだな。

勿論、日本単品に絞ったって、ちっとも状況は

楽観視できない。それどころか、違う性質の懸念が

山ほど沸いている。

経済政策の部分を一端整理しておこうか。

            

    

オバマによって変動を遂げる顕著なものは、

以前にも書いたけどバランスだ。

ロックフェラーを筆頭に、旧財団系をバックにする

共和党から、グーグルやマッキントッシュなど、

新興勢力から支援を受ける民主党に変わることは、

当然日本にもダイレクトに影響する。

輸出産業に比重を乗せていたトヨタやキャノンなど、

ものの数ヶ月でダメージを痛感するはずだ。

            

出来レースによる競争によって覆らない格差を作り、

世界を制圧していたアメリカだが、

その押さえ込みが弱くなった途端に、

アメリカは一気に影響力を無くした。

暴力じゃ友達は作れないっていい例だ。

同盟国にも次々と反旗を翻され、

いまや熱心な星条旗信者は、極東の島国の

支配層と、フランスの暴走首相だけ。

中国はここぞとばかりに歩み寄りを見せているが、

日本と違って外交のカードとして貸しを作ろうと

しているだけだし、実質植民地に成り下がってまで

金を手に入れようとは思ってないだろう。

この状況をCHANGEすべく、オバマはブッシュとは

違った方向性を打ち出している。

「超過競争社会を今すぐ緩和するわけじゃないが、

力と権力による市場支配を若干規制する」

なんて四月時点のオバマの演説の台詞にあるように、

共和党サイドにいた支配企業を抑えて、

経済の裾野を広げるんだろうな。

       

これによる日本の影響もシンクロする。

一番痛手なのは内需を捨て、日本を奴隷市場とし

か見なさなくなった‘競争力’大好き企業達だろう。

トヨタ、キャノンを筆頭に、経団連グループは

相当な圧力をかけられるだろうね。

加えてオバマ政権は、日米の今の現状が、

まだまだ日本に配慮をしすぎていると考えている。

      

民主党対日対策委員会

「アメリカだけでは世界は変えられない。日本の更

なる協力が必須だ」

   

エマニュエル下院議員

「日米関係が変革の重要な鍵を握るだろう。

特にアフガン(への派兵について)はね」

       

新聞の意見は二つに分かれてて、

日米関係は変わらず良好と書くところと、

対日政策が不透明で懸念が与野党共にある

って書いているところ。

自民党は上記の台詞二つで身に余る光栄だろうし、

新聞の行間を読む力がないやつは額面通り受け取

っちまうだろうが、単純に解釈していいことじゃない。

さっきの世界への影響力の低下とも絡むが、

アメリカは信用と協力を失ったことで、その穴埋めを

日本に求めてきている。

増派するアフガンへの出向人足も、日本から大幅に

出して欲しいと要望しているし、当然資金面ももっと

寄こせと言っている。

それでもまだ足りず、中国に歩み寄るフリをしたり、

米韓の自由貿易に配慮を見せたりして、

自民党を焦らしているが、当然本命は日本の財布だ。

そこはガチ。

今は波風立てなくない時だし、どんな無理を言ったっ

て、笑ってハイサンキューと金を出す日本から以外

は、穏やかにことを進めたいはずだ。

自民も、手下の輸出企業達への‘穏便な計らい’が

欲しいし、全面協力するだろう。

海上給油や今後要請が表立って来るであろう

アフガンヘルプには、二つ返事でOKを出せる

体制を作っておきたいのだ。

さすがの麻生も、その辺は敏感で、

だからこそ必死に民主に擦り寄ってまで、

スムーズな議会運営を心がけているのだ。

だって考えてみろよ。

高速道路の件と言い、金融安定化法案と言い、

麻生が大嫌いな民主の言い分をあそこまで

聞くわけがないだろう。

それだけ焦ってるのさ。

日本に対しての重要認識があまりない米民主党

に対して、誠意をアピールするチャンスだってね。

勿論、アピールしてくれるのは嬉しいことだが、

いつだって無条件の金と日本国民の弱者の死体

を積むことでしか表現出来ないとなれば、

残念ながら才能不足なんだよな。

      

      

これ以外にも、読者のくれた情報によると、

側近が米進出して貿易黒字を出している

日本企業を嫌っているって情報もあったり、

債権ランクのコントロールで東京経済に世界中

からの売りを浴びせるってのもあったな。

その正誤は別として、オバマだろうが誰だろうが、

円高を進めていって、緊張状態まで持っていて、

弾けさせるって魂胆は同じだろうし、

ってことは日本が今迎えているその部分の

クライシスはちっとも変わらないってこと。

         

ただ、日本を力で牛耳っていた自民党の犬の

経済界達が、大打撃を喰らうってことは、

日本の力関係も変わるってことだ。

自民党そのものの体制図さえ変動しかねない。

もしかすると、もしかするかもな。

おれは半分不安で、

半分楽しみながら見守るとするよ。

       

      

どうでもいいけど今週早かったな。

連休明けたと思ったらもう週末。まあ、フリーのお

れにはあまり影響ないんだけどさ。

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2008-11-06

心の岐路

アメリカではついに実社会にも恐慌の影響が出始めた。

株価や金融の破綻が、消費マインドを直撃し、

車、家電、家具など、軒並み三割以上の

売上げダウンを続けている。

本格的な不景気のはじまりってわけだ。

大統領が今日決まるわけだが、

共和党が奇跡的逆転を見せようが、

オバマがそのままゴールテープを切ろうが、

目前の底なし沼は消えるわけじゃない。

アメリカは愚か世界中を飲み込もうとするその口に、

資本経済という宝石の様に輝いた泥の城の上で、

人類はどう抗うんだろうな。

       

今の日本経済は国民の関与する余地はでたらめに

少ないし、おれたちがどうしようが、未来は国会と

経済界が全て決めちまう。

だけどさ、心の分岐点って考え方はどうだろうか。

おれたちは失われた十年の間に、

莫大な金を支配者達に残しただろう。

おれたちの生活は結果的に何も変わらなかったが、

数値上で見れば日本は確かに成長したんだ。

けれど、心は間違いなく荒んだと思う。

なんとか生きるために、自分より弱いやつを

見つけ、そいつを陥れて糧にする。

他人の失敗や失態はとことん利用する。

妬み、憎しみ、恨み、絶望感。

そんな感情ばかりが、空気中の成分として

浮遊している。

最近他のコラムでも書いたけど、

外回りの営業マン風の会社員が、

トイレ清掃のおばさんを見下して扱い、

電車では肩がぶつかっただけで怒鳴り合う

やつも増えた。

日本人はこんなんじゃなかったろう。

不満の捌け口に中国の報道を利用していたが、

いつの間にか日本人も変わらなくなってきてる。

新自由主義は、世界を分断しただけじゃなく、

心を崩壊したんだよ、きっと。

      

愛媛新聞から。

親など保護者が国民健康保険(国保)の保険料(税)
を滞納したため、保険証を返還させられて「無保険」
の状態になった中学生以下の子どもが三万三千人
近くになることが、厚生労働省の全国調査で初めて
分かった。

中学生以下の国保加入者のおよそ百人に一人が
「無保険」という計算だ。
いくら滞納対策とはいえ、子どもに責任を背負わせる
のは理不尽だ。「無保険」状態になった子どもの救済
策が急がれる。

子どもではないが、保険証がないなどの理由で受診
が遅れ死亡した人が昨年一年間で三十一人いた、
と全日本民主医療機関連合会は指摘している。
経済格差の広がりを命の格差にしてはならない。

こういう論調で書かれたメディアも少なくなってきた

よな。今の日本の粗方の論調は、間違いなくきっと

こうだ。

「保険料を払わない親が悪い。親を恨め」

         

確かに正論だ。間違っちゃいない。

が、正しすぎて涙も出る。寂しすぎるぜ。

         

保険料を意図的に払わないやつがいるのも事実。

保険料を滞納していたやつが、実は年収一千万

だったなんてニュースもあった。

だけど、普通の頭で考えりゃ、そんなものは一部

に過ぎないとわかるはずだ。

滞納が増えているのは、失われた十年が絶対に

あるし、日本の金持ち達が栄華を極めている現在

の犠牲として、その弱者がいるわけだ。

         

そこで、あんたの前に、いや、

日本という国に岐路が用意されていると考えるのさ。

このまま弱肉強食の世界で、くたばる奴には

満面の笑みで手を振るのか、

それとも、弱者には救済をし、ルール無用で財を

築いた奴がそれを支える仕組みにするのか。

これは経済の仕組みとしての話だけじゃない。

ハートの問題だ。 

おれたちがそう望めば、社会は変わる。

それが実現出来るチャンスが、今正に巡ってきてい

るのだ。

       

岐路は実に分かりやすい。

選挙前の人気取りの文句は参考にならないから、

今までの与野党の主張を比べよう。

自民党   保険料を払ってから文句を言え

民主党   子供に責任はない

他野党   生活に窮しているのは国で負担すべき

どれも正解で、間違いはない。

が、どれを選ぶかで、未来は全然変わってくる。

このまま皆殺しの魔法の経済の道を歩むのか、

GDP中位でも良いからそれなりの生活を営めるよ

うにするのか。

金がいくらあっても、荒んだ社会はしんどいぜ。

おれは断然後者を希望するよ。

         

去年の保険料改正で、保険料が上がったやつは、

誰もが明日の弱者になりかねないんだ。

金が全ての世界も自適だろうし、そういうやつは

自民党に感謝しているんだろうが、

一瞬の出来事があんたを簡単に地の底まで

落とすし、今の社会は一度足をすかしたやつを、

絶対に許さない。

最後の血の一滴まで搾り取り、残った抜けがらも

あんたが弱者と見下ろしていたやつらに食い散ら

かされる。

なぁ、こんな社会で、あんたの子供や孫を生きさせ

ることに、光は見えるかよ。

岐路はすぐそこだ。

世界は半分に分かれるだろうが、

あんたは明るく熱を持った方に進んで欲しい。

            

      

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2008-11-05

20世紀少年の謎

20世紀少年の映画について。

以前試写会に行って既に見たって話はしたけど、

学会について取材をして、ジャーナリストや政党へ

レポートを流している記者さんに薦められて、

もう一度一緒に見に行った。

ちょっと過労気味だったから、仮眠に丁度いいかな

程度に思ってたのも認めるが、

それよりも、是非とも話をしながらおれと一緒に見

たいとマジな顔で迫られたんで、

断れない日本人の仮面を被ることにしたんだ。

            

話をしながらと言っても、

そんなの映画館じゃ無理だろうと思っていたら、

集合時間が深夜の12時半。

つまり、上映日程を全部終わらせた後に、

特別に二人きりで見させてくれるってこと。

どういう繋がりで実現したかはわからないが、

どうでもいいことは知らない方が良い。

聞きもしなかったし、相手も話もしなかった。

       

広いフロアの中央に、一人二席を使って座る。

最高に贅沢なんだろうし、

巨大な画面と極限まで無駄な反射物のない

リミット限界の音質。

同行してた記者がオスであることを除けば、

なかなかロマンチックな空間だったよ。

      

         

結局彼が言いたかったのは、

この映画の編集についてだった。

彼はリュックから何枚かの資料と、

付箋が貼られまくった原作の漫画本を数冊取り

出した。

話の筋をうまく外しながら説明すると…難しいな。

結局、原作は、

カルト宗教団体が徐々に信者を増やしていって、

政界に入り、ついには与党にくっついて、

国そのものを乗っ取ってしまうって話。

言わずもがな創価学会や統一教会を想像する

ように出来ている。

学会が公明党を使って与党に組する構図、

統一教会が自民党を使って日本を支配する構図、

こう言ったものを暗に批判するテーマを

セカンドラインに引いていると感じる。

   

だけど、映画はそうはなっていないのだ。

脚本、出演者、舞台設定、

邦画にしてはディテールをすごく細かく練っていて、

原作を忠実になぞっているってのに、

どうしてか作品中の宗教団体が作った政党、

友民党に関してだけ、随分と脚色が強い。

テレビでは宗教色全快のプロモーションを流し、

街中でも党広告に歓喜を上げる信者達。

その辺が、原作ではもっとうまく書かれているのだ。

いつの間にか、誰も気付かないうちに、

日本が乗っ取られていたっていう風にね。

だからこそ、学会とダブルのだ。

   

それ以外にも、原作では一日に何度か

宗教指定のテープやダンスをするという描写が

あったり、教祖への狂信が描写されていて、

学会のお祈りや池田氏への崇拝を思わせる。

が、これも無し。

与党(自民党そのもの)が友民党に最終的な

決断について意見を求める描写も原作にはあるが、

これもきれいにカットされている。

ストーリーを理解する上で重要なパーツなのにだ。

         

         

上映が終わった後は、一回目よりかなり疲れた。

「隠されていることに共通して言えることがあります。

なんだかわかりますか」

彼も午前三時を回って目に疲れが出ている。

おれに負けないくらい多忙な癖に、

それだけ真剣なんだろう。

「政教一致を連想させる部分だろう」

黙って頷き、満足そうに最後のロジックを教えてくれ

た。

「この映画は実は、本編は二時間二十分程度です。

ですが、製作には額面だけで60億以上が費やされ

ています。CG等がハリウッド映画並みだったことや、

キャストを豪華に使っていることからもわかったと

思いますが。

そして何より、長い原作を三部作にまとめるのには、

もう少し時間が必要ですよね。

ディテールをかなり削ってしまっているので、肝心な

線がかなり消されています。

何か気がつきませんか」

正直にわからないと言ったが、

疑問はそのままぶつけた。

「おれは原作をそこまで何度も読んでいないけど、

三時間オーバーの映画が当たり前に存在するんだ

から、あと一時間程度は延ばせたんじゃないか。

なんでそれをしなかったんだ」

彼は答えまで一歩に迫ったおれを、

一層嬉しそうに眺める。

「その通りです。そこに鍵があると思ってます。

これを見てください」

字がびっしり詰まったワード資料っぽいが、

PDFにしたものを更に紙ベースからの

コピーをしたらしく、全体が斜めに傾いているのと、

字が所々かすれていた。

でも、読むべきところは一箇所で十分だった。

黄色いマーカーが引かれている。

『 上映時間 三時間十五分 』 

      

「これは映倫への提出をした時点での資料だそうで

す。つまり、完成時には三時間十五分、今見たもの

より三十分以上長い作品だったんです」

なるほど、納得。

見終わって感じた違和感は、こういうことか。

何か重要な部分が削げ落ちているように感じたのも、

シーンの連結に妙な心地悪さを感じたのも。

「さっきの話ですよ。政教一致。

それを連想させて、もしかしたら学会や真理を空想

させるかもしれないと思った部分は、削除されたん

じゃないでしょうか」

         

         

翌日すぐに調べたけど、完成後のチェックで、

ここまで大幅に尺がカットされることはあまりないそ

うだ。

更に20世紀少年自体のターゲット層は

子供も入ってはいるが、昭和後期をテーマにしてい

ることから、30代、40代に厚く配慮している。

だったら、シーン間のコネクティブに違和感を

発生させてまで、上映時間に気を使う必要も皆無

だったわけだ。

         

映倫と学会の関係はわからないが、

ちょっと探ってみたい部分ではあるな。

情報があれば、いつでも待ってるよ。

             

一人でも多くの人に真実を。

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2008-11-04

ルーズベルトトラップ

田母神俊雄航空幕僚長。

珍しい名前だけど、ここ数日で随分ニュースで

目や耳にする機会が多かったせいで、

一躍有名な苗字になっちまったね。

       

リアルタイムには知らなくて、一連の出来事を

知ったのは、ニュース番組で民主の鳩山が

怒っている映像からだった。

    

どうやら田母神って人の論文が問題らしいね。

      

日本は朝鮮半島や中国大陸に一方的に軍を進めた

ことはない。日清戦争、日露戦争などによって国際

法上合法的に中国大陸に権益を得て、これを守る

ために軍を配置した。

我が国は蒋介石により日中戦争に引きずり込まれ

た被害者だ。

日本政府と日本軍の努力で(満州や朝鮮半島の)

現地の人々は圧政から解放され、生活水準も格段

に向上した。

日本はルーズベルトの仕掛けたわなにはまり真珠

湾攻撃を決行した。

大東亜戦争後、多くのアジア、アフリカ諸国が白人

国家の支配から解放された。日露戦争、大東亜戦

争を戦った日本の力によるものだ。

東京裁判は戦争責任をすべて日本に押しつけよう

とした。そのマインドコントロールが今なお日本人を

惑わせている。自衛隊は領域の警備もできない、

集団的自衛権も行使できない、武器の使用も制約

が多い、攻撃的兵器の保有も禁止されている。

がんじがらめで身動きできない。このマインドコント

ロールから解放されない限り、我が国を自らの力で

守る体制がいつになっても完成しない。

多くのアジア諸国が大東亜戦争を肯定的に評価し

ていることを認識する必要がある。我が国が侵略

国家だったなどというのはぬれぎぬである。

       

こんな感じらしい。

幕僚長なんだから、そういう教育を受けてきたんだろ

うし、それどころかイラク戦争では部下を犠牲にして

戦争参加しようとしていたテロリスト級の自衛隊員も

いたくらいだ。

これしきは想定内だし、別段大騒ぎする必要もない。

どう見たって当時の日本を正当化するのは無理が

ある。

朝鮮半島の生活水準が良くなったなんて、完全な

結果論だし、それがアリなら全ての戦争が正当化

出来ることになっちまうからね。

戦争に善なんて存在しないし、アメリカだって当然悪。

そして当時の日本だって悪なのだ。

当時は国全体をカルト宗教的なオーラが覆っていた

んだ。60年後の今もその洗脳から解けないやつが

いるのも無理はない。

イラクで駆けつけ警護しようとしたクレイジーなおっさ

んも、この田母神って人も、洗脳から目覚められない

被害者の一人であることに間違いはないのさ。

だから、そんなことはどうでもいい。

それよりも、大事なのは違う視点から見たケースだ。

         

この田母神って人は更迭されちまったらしい。

ってことはだ、当たり前だけど、政府や、今日本を

実際にカジ取りしている自民党右派達は、

まずい発言だってことがわかっているわけだ。

対中国、韓国としてなのか、

暴走した信者としてなのかはどうでもいい。

とにかく、自民党はネジがぶっ飛んじまった田母神

って人を、野放しにしてちゃまずいと判断した。

ここが重要だ。

    

だってそうだろう。

本当に政府や自民党の多数が、

田母神と同じく、未だに天皇教を狂信している信者

であり続けているなら、彼を褒めちぎってそれで終わ

りでいいじゃないか。

でもそうしない。

あくまでも大日本帝国万歳教は、駒たちに都合よく

刷り込むだけにしたいのだ。

愛国ビデオ然り、中国が攻めてくる報道然り、

そして今回の暴走制止然り、

なんでそんな七面倒臭い回り道をするのさ。

当たり前のことだけど、改めて言われると理由が

答えられないだろう。

         

実はこの話は、以前商社にいた頃に、

熱心な自民党員さんで、田母神って人に負けない

くらい大日本帝国大好きな人に、酒の席で絡まれ

て、聞いたことがあるんだよ。

するとその人の意見はこうだった。

「それは左翼のせいさ。

日本を支配している左翼のせいで、正しい意見を

言えば消されてしまうからね。だから回りくどい

かもしれないけど、正しい真実をビデオやニュース

の中にサブリミナル的に入れているんだと思う」

   

右翼も左翼も正直どうでもいいが、

左翼が支配しているってのはどう見ても誤解だろう。

与党を構成する議員達の数を見ても、

打ち出す政策を見ても、誰がどう判断しても

右翼がきっちり支配出来ていると思うぜ。

まあこれもどうでもいいか。

要はこんな風に歪んだ答えしか出てこないって

ことね。

じゃあ本当の答えは何なのか。

      

実は結構シンプルだ。

簡単な話さ。

自民党は別に大日本帝国をどうも思っちゃいないし、

過去の日本の良し悪しも別にどうだっていいのさ。

議員になるほどの頭なら、流石に当時の日本軍や

政府が、まともだったとは思わない。

だけど、‘そっち側についている方が儲かる’のさ。

国民が戦争に対して少しでも肯定的な考えを

持ってくれればいい。ただそれだけの為。

いきなり戦争ってのは難しいし、

その前段階として、防衛の為とか、核は抑止力とか、

中国が攻めてくるとか、色々今もやってるだろう。

田母神のようなやつを増やしていって、

いずれ過半数を超えたら国民投票をする。

これで晴れて日本も軍事国家への第一歩を踏み出

せる訳だ。

そしていざ戦争をしたとしても、自民党は別に、

そこに正義だとかかつての屈辱をなんて

思っちゃいない。もっとビジネスライクさ。

純粋に戦争は最も簡単な超格差固定の手段。

だから目指すだけだ。

莫大な軍事費を貢ぐのは国民。

戦争の特需に預かるのは数パーセントの富裕層。

この図式を目指しているに過ぎないのさ。

      

だけど、その前に田母神みらいな暴徒に目立たれ

るのは困る。だから隠した。

田母神のような人が目立っていいのは、

もう少し後の予定だろうからね。

      

田母神って人さえも、結局巨大宗教団体の被害者

なのさ。

それと結構な確率で当たっていると思うんだけど、

田母神って人は真理か学会の信者でもあるはず。

知っている人がいたら是非メールしてくれ。

         

         

自作弁当のおかずって毎日同じでも飽きないの

って何でだろうな…不思議だ。 

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2008-11-03

サバンナの餌

縮小していく市場に対して、経済界が打った手は

またもや国民狩りだった。

ご存知の通り、株取引における税優遇で、

一般人をデジタル数値チャートの世界に引き込もう

としている。

加えて最近メディア経済論だ。

日経は案の定、このチャンスを逃すな的な悪意の

記事を連発し、他紙でも

「上げ波を逃すな」

「勝ち組の法則」

とやらで株への入門を誘っている。

遂にはテレビまでもが、

「株をやるならFXで大きく儲けよう」と言い出す始末。

      

勿論、やるなとは言わないし、

そんなのものは個人の自由だ。

だけどな、消費が上向かない社会を作った張本人

達が、だったら直接毟り取ってやるってな魂胆が

気に食わない。

今の荒れ狂う波に素人を放り出して、

一体どれくらのやつが乗りこなせると思ってる。

経済の専門家達が集まった企業が、

資金を引き上げているアリ地獄が、

どうしたら千載一遇のチャンスになるんだろうか。

    

市場に金を置いたら最後、

あんたが素人だろうが、

銀行より利率がいいからとしか思ってなかろうが、

知人に進められただけだろうが、

世界中のプロフェッショナル達が

そういうやつを真っ先に食い物にしに来るのだ。

乾ききったサバンナに落ちた新鮮な肉に、

猛獣達が気がつかないはずはないのさ。

    

市場取引は誰にでも許された攻撃方法の一つ

だし、見ようによっちゃ、腐った日本社会での

自分を守る手段になるかもしれない。

だけどさ、数多の津波をしのいで来たプロフェッ

ショナル達が白旗を上げ、中には国ごと沈没しち

まったほどのウェーブを、

一国の政府があたかも大チャンスであるかのよう

に情報操作して、市場に金を浮かべようとするな

んて、狂っているにもほどがあるぜ。

   

なあ、この国の政府は、一体誰の味方なんだ?

         

            

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2008-11-02

世界に羽ばたけ奴隷諸君

先週の火曜だっけかな。

とある企業の決起集会みたいなのがあって、

たまに仕事をもらっていることもあって、

半ば強引に参加させられた。

飲みニケーション。

上司のゴルフは出世のチャンス。

得意先社長のスケジュールは暗記しろ。

この国は結局高度経済成長期の蜃気楼から

未だに抜けられないし、

崩壊した社会への信用をアルコールで繋ぎとめよう

って考え方そのものが末期なんだけどな。

         

その中で営業本部長なるおっさんが言ってた台詞

が愉快だったんで、紹介しとこうか。

「今、世界中が不景気ですね。

金融バブルが崩壊して、一斉に市場から資金が

引いてしまいました。

でも、これはチャンスなんですよ、皆さん。

日本は幸い特段被害は無いようですし、

逆境に強いのが日本人です。

(中略)

私は日本人と言うのは、こういう現況に有利な

特性を持っていると思うんです。

一つは、こういう風に、仕事が終わった後にも

自主的に付き合いに参加し、和を作る力。

もう一つは、会社の為、社会の為、国の為に、

個を犠牲にして尽くせるという点です。

個を犠牲にすることが、結局は巡り巡って

自身の生活が豊かになることに繋がるんだって

ことをわかってるんです。

(中略)

世界の勝ち組になるチャンス。それが今です。

では、皆さんご一緒に。

エイ!エイ!オー!!」

      

まあ酷いものだが、

断っておくと、これはワンマン社長が率いる中小

企業の出来事じゃない。

超有名ホテルを借り切って、部署ひとつで300人

以上が集まる大企業だ。

社長は政府機関とも綿密に打ち合わせを重ね、

日本経済を予定調和の未来へ導こうとする

ありがたい会社様の一つ。

そんな企業でも、結局また社員を犠牲にして、

なんとか不況を乗り切ろうとしか考えてないし、

得意の‘世界との戦い’を掲げれば、

何でもアリだと未だに思ってるんだ。

おれたちは一体誰と戦っているんだろうな。

       

         

正社員から派遣社員への入れ替えがまた進んでる。

派遣コンサルのやつの話じゃ、ここ一ヶ月で通常の

三倍の注文(この言い方もな…)があったらしい。

不況の深刻化で、今のうちに身軽になっておく為に、

解雇があっさり出来る派遣社員で賄ってしまおうって

魂胆だ。

自民党は世論を受けて派遣を規制すると言い続け

ているが、今のところ口だけと言わざるを得ないね。

派遣業界との癒着はもはやずぶずぶだし、

政府側は歓迎ムード全快だ。

スポット派遣やグループ内派遣の規制だって、

契約社員の解釈を変えることで万時解決になりそうだ。

そして言うまでも無く、不当な搾取の原因になっている

偽装派遣等の問題は、未だに万を超える企業で実践

されているのだ。

    

日本人の特技は、団結や犠牲心じゃないと思うぜ。

それはあくまでやらされているだけだ。

NOと言えない悲しい性に過ぎない。

だけど、もっと別の武器がある。

それは残酷さだ。

アングロサクソンよりもずっとずっと酷いことが、

いともあっさり出来る。

弱者は骨の一本まで食い尽くせと、

アメリカの命令通り自由経済を進めている内に、

いつの間にか本家よりも性質の悪い、

新自由経済を確立しちまったのさ。

    

国連や発展途上国にはわが身を削って大金を

積むが、自国の国民に対しては、奴隷以下の

扱いが平気で出来る。

これは21世紀の日本人の新たな強みでもあり、

崩壊の切欠にもなり得ることだ。

金のなる木は、当人では絶対に手放せないんだよ。

         

         

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2008-10-31

本当に失われたのは何

火曜日…。

バブル崩壊時の7600円を割ったことで、

日本メディアばかりか海外にまで取りあげられ、

コラムや特集までされちまう始末だ。

首相が変わっても世界の大手メディアは関心

なかった癖に、内需崩壊と空前の落差には

ご丁寧に特集を用意してくれる。なんだかな。

      

散々このニュースは読み飽きているだろうから、

いつも通り違う角度から見てみよう。

バブル崩壊後、日本は小泉&竹中による新時代

経済を打ち出し、徹底した親米路線と、

年次改革要望書の徹底実行をやった。

おかげで日経平均は18000円台に乗って、

内情をよく知らないその他の国からは、

極東の奇跡ともてはやされたのだ。

勿論、実質はここの読者にはわざわざ書くまでも無く、

‘失われた十年’がビンゴだ。

            

が、その後たった13,4ヶ月足らずで、

月曜日に記録した7600円割れだ。

これは本当に悲しかった。

日経平均を過去と比べてどうこう言ってじゃない。

日本人が失われた10年でどれだけの犠牲を

払ったかをよくよく知っているからこそ、

それがたった一年ちょっとで泡と消えたことが、

なんだか無性に空しくなったんだ。

しかも、その要因の一番が、国民の消費意欲の

消滅だなんて、救われないにも程があるよな。 

            

反騰した18000円をベースにすると、

この一年で市場の六割もの大金を失ったことになる。

額にして三十六兆円。

天文学的すぎて逆に分からない数値だ。 

このビッグバーンは早くから予見されていたが、

実態がわかってきたのはほんの数ヶ月前だし、

正直リーマンの破綻前のホワイトハウスの対応が

指標になっていたこともあって、 

具体的な道筋を書けたのは、おれが書いたような

日が最短だったはずだ。

(新総理はまだ何も知らないようだったが・・・)

         

だけど今思えば企業はこの状況を薄々気づいていて、

そのために必死だったと言わざるを得ないかもね。

それを裏付けるものとして、

ここ一年、テレビCMの審査基準がかなり甘くなっている

ってことが挙げられる。

「新しい車はエコ」

「地球に優しいエネルギー」

「世界ナンバーワン~」

「美しい映像を美しい○○で」

普通に考えれば遺法文言だが、消費触発を最優先した

国は、ほとんどオールOK。

それだけ必死だったんだろう。

自分らがぶっ壊した内需が、

今になって必要になることを知って、

取り繕おうとしていたんだな。

         

だが、おれはそれがいけ好かない。

国内を見捨てたのは経済界の勝手だし、

国民生活を逼迫させてでも競争力をと言ったのも

自民党と経団連の合意のはずだ。

国民が反対する中、散々その路線を貫いてきて、

困ったらメディアでまた騙せばいいって魂胆が

異常に腹が立たないか。

もっとやり方があるはずだし、謝罪とは言わないが、

せめてやり方が間違っていましたって言葉くらいは

あっても良いんじゃないの。 

「小泉改革は間違っていました。

国民生活の成長を消し、その分を身内にだけ波及

させるのでは、限界がありました」

それが筋ってものだろう。

日本人ならいつでも騙せる。

そう思われているんだよ、やつらに。

         

失われた十年は、決して平坦な道じゃなかったし、

失ったのは時間だけじゃなく、尊い命が大量に犠牲に

なった。

労働者の三分の一が貧困層なんて、馬鹿げた状況

を作り、救われないことに、そのワーカー達は

世界一の長時間労働を強いられているのだ。 

結婚できるのは半分。

子供作れるのはそのまた六割。

そういう社会を作っておき、あまつさえ財源に勝手に

手をつけておいて、高福祉を望むならもっと金を寄越

せってんだからな。

それだけの犠牲を払って仮面だけ奇麗に

18000円という日経平均を作ったが、

結局それも14ヶ月で塵に消えたのだ。

思うにさ、結局自民党の新自由主義による

弱者の命を金に変えるやり方は、

はなっから砂上の楼閣だったんじゃないだろうか。 

G8に入りたいんだか、軍国主義にしたいんだかは

知らないが、その為に無理やり体裁だけ整えた所で、

土台は消費マインドも購買力も、政府への信頼も

未来への希望もない、スカスカの砂の土台だったのだ。

勿論、水分を奪っちまったのもまた支配層だが、

それでも尚、砂をかき集めて土台を作れと命令出来る

彼らの脳が、おれには到底理解出来ないよ。

もしかしたら日本人は、世界で一番冷酷になれる

化け物なのかもしれないー。

            

          

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2008-10-30

ブレイクマネー&ダスト

今週は世界中が正念場になりそうだな。

この記事は、月曜の昼休憩に書いているんだけど、

日経平均が8000円を割り込むかどうかって

状態で、東京全部が地に足がついていない。

笑っちゃいけないんだろうが、薄いすみれ色の

空に向かって、どいつもそわそわソワソワ。

おれたちがいくら焦ろうと、マーケットは何も変わり

はしないんだけどな。

それに心配するなら、進行中の案件の予算より、

すぐ先の生活についての方が大事だ。

         

トリガーはやっぱりソニーの大幅業績下降修正。

好調時なら「ソニーザマないな」という声も聞こえそうだが、

大恐慌手前ではそうはいかなかった。

海外の主な投資家は、ソニーの同行を指標に

使っていたようで、赤い数字はそのまま日本円の

諦めに繋がったのだ。 

これは確実に連鎖するし、厄介なことに来週は

かなりの企業が中間決算を迎える。

最悪のタイミングだが、仕方がない。

輸出事業以外にも、下り坂の見込みが続くようなら、

バブルの7600円割れも確実だろう。

いざなぎ超えの好景気は、

庶民に全く還元されなかったが、

バブル超えの不景気は、弱いやつから順に

切り捨てられるからご用心だ。

おれも勿論その弱いやつの筆頭だ。

         

日本の円高は、針の上数ミリを浮かぶ風船状態。

最悪の足場で担がれた御輿に、蒼白になりながら

座っているのだ。

不良債権の少なかった日本が、なぜこんな目に

あっているのか。

実はそこが一番大事なところだ。

    

「内需の弱さ」

一様に経済誌にはそう書かれている。

国内の消費力、購買力共に弱く、

輸出に頼らざるを得ない状況が、

ここにきて致命的な脆弱性として露呈されたのだ。

だが、これは全部せいふと経団連の方針だったはず。

国内は露骨に搾り取ったせいで、

消費自体が半死してしまい、それでも利益の

極大化を求めて、手を緩めなかったのは政府だ。

競争力の為、成長の為と

国民生活に皆殺しの定数を打ち込んだだろう。

それが今になってガタが来ている。

輸出に頼るも、その輸出先が混乱じゃ

成果は出ないし、そもそもメインの家電や車は、

市場に無関係で不調だったのだ。

-内需は捨てた。

トヨタを揶揄する為に聞かれた言葉だが、

もはや多くの企業がその路線を辿りつつある。

だけど、その路線は、ゴールまでの道が途切れていて、

奈落の底に落ちることがわかっている道なのだ。

不安材料が出尽くすのは、来週から二週間ばかりの

中間決算の出揃いだろうが、

そこからまた浮上するかと言ったら、

要因は経済の仕組みそのものにあるだけに、

元の数値に向かうとはちょっと考えられない。

アメリカ市場をなんとか持ちこたえようと、

刹那の反発はあるかもしれないが、

もしもそうなれば逆に危険信号だ。

いたちの最後っ屁なんだからな。

      

内需を自らの手によってぶっ壊して、

「国内が駄目なら海外で売ればいいだけのこと」

なんて平気で抜かせる日米資本主義に、

世界は大きく否定を下したのかもしれない。 

      

麻生の定額減税や公共事業連発では、

絶対に景気は回復しない・・・じゃないな、失礼。

一瞬のGDP0.1~0.2%を回復して終わりだろう。

絶対に国民生活は良くならない。

結局建前だけだ。

自公の選挙がぐっと有利になるっていうオプションが

勿論つくんだけどね。

      

思い出してくれ。

とんでもない不景気の前に、対応も発覚も後手後手に

なり、結局公共事業と国の金を大量出動させるだけ。

特定の業界だけが潤い、国民生活は悪化の一途。

これはバブル崩壊後の小泉改革の出来事だ。

全く同じことを、麻生はやろうとしている。

総裁選のせいで、問題認識は圧倒的に遅れ、

資本主義に亀裂が入った音に地球が恐れている

ときに、彼は壇上で

「日本は景気が悪くなって来ている」

なんて所信表明している男だ。

滑稽だとか無知だとかのレベルじゃない。

今この瞬間にも倒れそうなやつが国には溢れている。

まずはそいつらから救ってやる必要があるんだ。

この不況に、更にセーフティネットの崩壊が相乗効果

で裏ドラで乗ってくるんだぜ。

迫る暗闇のでかさがわかるだろうか。 

前にも言ったけど、まだ解散したくないのは

とりあえずわかったから、

せめて麻生を辞任させてくれ。

もはや奴の庶民感覚とか、極右思考とかも放って

おくとしても、この難局にあの素人では絶望的だ。

これほど焦っていない首相は日本だけだし、

それが自信からじゃなく、危機感の無さからなのは

いい加減ばれてきた。

(そもそも自信があるなら見せて欲しいもんだ。

庶民がこれだけ将来が見えずに困っている状態で、

どんな素晴らしいビジョンをお持ちなのか、是非とも)

      

「日本はダメージが少ない」

と言っちまう素人には現況は無理だし、

日銀が均衡を保つために何兆使ったかを見てから

もう一度話せって感じだ。 

内需を壊した要因は、弱者切捨ての自民政治だし、

結果それが今を最悪の状態に陥れている。

      

おれたちがどれだけ焦っても変わらないが、

総理はもっと焦れよ。

毎日ホテルでディナーをだらだらと食っていられる

余裕が、この国にあるとは思えないんだけどな。

値段じゃなく、危機感の問題だ。

あんたらが屍にして経済のベッドに使っている連中は、

数万分の一の所得であんたより働いてたんだぜ。

               

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2008-10-29

日本のように Byサルコジ

2007年5月に誕生したフランスのサルコジ政権

だけど、実は結構ややこしい状態らしい。

極右政権によって国を支配しようというサルコジ側と、

あまりに危険な発想だと抑止にかかるメディアで、

ヒートアップしているのだ。

       

フランス在住の読者からのメールでは、

「フランスは首相がニコラ※注 サルコジのファーストネーム

に変わってから、公言していた以上に親米、追米路

線をひた走っています。

新自由経済への舵取りや、武力による威圧政治など、

ブッシュ政権初期を思わせる徴候が垣間見えます。

御中も度々書かれている通り、欧州は他国に比べて

行政や国づくりが非常に進んでいて、適度な自由と

平等感、そして高福祉が売りであると思います。

ですが、あえて日米型にニコラが遡っているのは、

自分を含めた一部の支配層と、その他の間に、

逆転しようの無い壁を造るためです」

      

このメールが来たのは数ヶ月前なんだけど、

昨日大学助教授をしているっていう人と

食事をしたときに、こんな発言が出たことで

結びついたんだ。

      

「サルコジ氏はフランスで永くに渡る極右政権

を誕生させようとしている。

彼が昨年首相になれたのは、経済面での支持

や、治安悪化、それに福祉についてなんだが、

彼はそれを切欠にし、実質は自分の願望、つま

り極右思想による恐怖政治での統治に変えたい

わけだ。それをするために、彼は何を参考にし

たと思う?」

おれはうっすら冷たい答えが浮かんでいたが、

微かな否定への願いも込めて、首のスイングを

2Dの世界に抑えた。

だけど、やっぱり予感は的中。

「日本だよ。約60年間も自民党の方針はぶれて

いない。これだけ永くに渡って政権を握っていら

れるのは、主要国では日本だけだ。

これは単純に国民が未来への関心が薄いという

点もあるだろうけど、それだけじゃない。

権力を監視する力、反対する力、正しい道を見る

力を失っている…正確に言うと、失わされたかな」

ワインを飲んで一呼吸。真昼間だが、徹夜明けの

その先生には、仕事終わりの一杯なのだと言う。

「一人を洗脳するのも、国民全体を洗脳するのも

あまり変わらない。

疲弊させて、考える力を弱めればいいんだ。

疲弊させるのに一番効果があるのは何かわかる?」

それなら簡単だ。現在の日本人の労働状況を

考えればいい。

「長時間働かせて、余裕と思考を奪ってやればいい」

「正解だ。フランスの会社員の平均労働時間は、

昨年から徐々に増えている。まだまだ日中に比べれ

ば少ないが、競争力や成長という言葉で、サービス

残業を強いるシステムはそっくりだ。

更にサルコジ政権は、新自由主義への第二段階へ

移行しつつある。それは底辺の切捨てだよ。

システムから転げ落ちた連中を、徹底的に切り捨

てていく。安い労働力として搾り取って、それさえ

出来なくなったら見捨てるのさ。日本と全く同じだ。

派遣業界なんてものが認知されていないだけ、

かなりマシだけど、それも時間の問題かもしれない」

          

      

フランスだけに限らず、支配層は日米型の経済を

目指したいのは当たり前だ。

利益の独占、情報コントロール、そして長期政権。

良いことづくめだもんな。

先生さんの意見に付け足すなら、更に親米っての

が欠かせないんじゃないだろうか。

新自由経済&右翼政権の集大成は、

やっぱり戦争にある。

それも他国の戦争に適度に首を突っ込んで、

武器を売ったり利益のおこぼれに預かるのが

ベストなわけだ。

失う命は庶民だけだし、国民の命を金に変える

のは日常の出来事だしね。

それをうまくやらせてくれるのが、戦争を生業にす

るアメリカなのだ。

現に、サルコジは分りやすいほどの新米路線を

打ち出している。

自民党は既にそれを実現する最終段階まで

こぎつけているし、ある意味フランスより大分

先輩なわけだ。

サルコジが日本を見習うってのもわかる気がするな。

       

            

サルコジの今までにやった主な政策や発言だ。

    

極右政権に反対する若者の暴動に対し、

「社会のクズだ」

「クズは排除すればいい」と発言。

    

残業促進政策を実施。

残業手当には所得税がかからないという法案

だが、新自由経済が進むにつれて、残業代そのも

のが払われなくなってきた。

          

日本で言う中学生に対し、‘お国の為に働こう’

という刷り込みを行う授業をすることを義務付ける。

         

イランの核開発問題で、散々交渉してきた経緯を

無視して、「武力行使も辞さない」とアメリカをよいしょ。

このことは、欧州各国の新聞などで、

「欧州の雄、フランスは死に、アメリカの犬が生まれた」

と書かれた。

          

移民受け入れに対して、今までの受け入れ体制を

全て無にし、体制にとって都合の良い人間のみ

受け入れいるという前代未聞の政策を実施。

簡単に言うと、右翼政権への投票や献金が条件。

            

            

まあこんなところかな。

歴代はじめてフランスがアメリカの足の裏をなめた

わけだが、プライドがないわけじゃない。

逆に考えれば、そうまでしても右翼思想と日米型

資本主義のコンビネーションは、支配者層に絶大な

利益を及ぼすってことだ。

      
         

最後に。

覚えているかはわからないが、サルコジと最後まで

首相を争ったロワイヤル氏。

彼女はずっと、

弱者の救済とより平等な社会つくりを訴っていたのだ。

しかし、メディアを使った国内を巻き込むサルコジ旋風

で、彼女の意見は消された。

だが今となっては、

「あの時ロワイヤルを選んでいれば…」

という声が多いらしい。とき既に遅しなんだけどな。

・・・・なあ、この話、どっかで聞いたことあるだろう。

      

         

フランスには三度ほど行ってるけど、

そこまで大した思い入れはない。

だけど、美しい国であることは事実だ。

街も空も未来も、そして人も。 

サルコジは本当にわかっているんだろうか。

日本は確かに日米資本主義によって、空前の

好景気を実現したが、内情はひどいものだったって

ことを。そして今も国民は窮地に陥っていることを。

         

このまま日本を見習って突き進む先に、

暗く淀んだ花の都があるかもしれないんだ。

無事統治を終えた後に、国を見渡したら、

一面黒い瓦礫じゃ、意味なんて無いんじゃないだろか。

日本と違い、フランスはアメリカの奴隷でいる必要は

ないし、年次改革要望書も届かない。

今ならまだ後戻りは可能だ。

パリの街に、陰気は似合わないぜ。絶対に。

         

          

そう言えば、前に紹介したパリのタイショウケンの

従業員だった人とこの前会った。二カ国でたまたまの

出会いをするのって何か不思議なものがあるよな。

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2008-10-28

シンクロノーズディプレッション

崩壊の音はやっぱり不良債権多数の欧州から。

ホワイトハウスブランドに魅せられて、

山ほどの紙屑を抱え込んじまった欧州主要国は、

軒並み銀行が値をあげている。

中でもイギリスは絶望的なダメージだ。

ノンバンクを除く大多数の企業が白旗状態で、

政府の救済案に一理の望みをかけている。

日本に過去起きたものと同等のバブル崩壊が

訪れたスペインも他人事じゃない。

おれが今年の始めに訪れた日系人家庭曰く、

国全体に節制ムードが漂っているそう。

それでも、人生を切り詰めて働けと国民に

強制しないあたりは、流石と言えば流石なのかな。

日本だったらとっくに‘24時間働けますか’という

キャッチコピーが刷り込まれている頃だもんな。

       

この序曲はそのまま数字に顕れて、

ユーロがとんでもない下降線だ。

先週半ばに書いたとおり、底値を模索している段階

で、不安材料が出きったことを皆が確信しない限り、

ユーロは地面で匍匐前進せざるを得ない。

だが、ここぞとばかりに騒がしいのが投資家達だ。

こんなチャンスは10年に一度。

利益を極大まで増やそうと、今こそ底値と言う

瞬間を待ち、獲物を待つ蛇のように、静かな圧力で

広くて小さなマーケットを睨み付けているのだ。

これは日本人も同じことだけどね。

おれも久々のトレードを片手間にやったけど、

落差のおかげで三千円の儲け。

コーヒーを入れて持ち運ぶための保温水筒を

買った。これで冬場は手製の弁当とコーヒーで、

貧しく豊かなランチがいただけるってわけだ。

      

だが、投資を生業にしているやつらは、

そんなものじゃないだろう。

利益はおれの数千倍以上だろうし、突っ込んだ金

も同じく比例するだろう。

当然、リスクも負っているんだけどな。

ホワイトハウスお抱えの大企業があっさり潰れたり、

検索メジャーサイトが簡単に窮地に追い込まれる

事態で、ユーロって通貨が価値を無くすことだって、

ゼロとは言えないもんな。

    

とは言え、市場は猛烈な引き潮だし、

キャッシュで持つのがスタンダードになってきている。

円と元は比較的安全なんて言われているが、

どっちも怪しいものだ。

中国は歴史上間違いなくトップの急成長が、

労働の意識の変革や、全ての飽和によるマイナス

面も浮き彫りになっているし、

日本は自民党が支配している限り、アメリカより

必ず一歩前以上に沈むことを義務付けられている。

リスクで言えば破綻済みの国より厄介だったり…。

                  

         

日本は蚊帳の外じゃない。

それを裏付ける一部を紹介。

ユーロの下落と日経平均の比較だ。

       

まずユーロ。

Photo_4

      

      

図で見ると改めてすごい下落ぶりだが、

じゃあこれと日経平均を合わせてみようか。

         

Photo_5

         

どうよ。この見事なシンクロぶり。

これが何を表しているかわかるだろうか。

       

日本の大企業は国内を捨てて海外へ市場を求めて

いるが、流石にここまでの影響はないし、

お家芸の車も家電も、欧州ではかなり苦戦している。

ソニーが認知度13位。任天堂が2位だったかな。

この二つが大健闘だが、それ以外はまだまだこれから

だし、そもそもアジアにブランド製がないという壁も

あるみたいだ。

      

なのに何故ここまで不況が同期するのか。

答えは日本企業売りの連鎖にある。

ユーロが売りに売られてだらだらと下降線を下る

途中、日本企業も同じく売られていたのだ。

日本は輸出頼みの綱渡り状態。

そこへ米に続いて欧州までもが半壊すれば、

日本も当然手は無くなる。

これが見事にマッチして、ユーロと日経平均は

ここ数ヶ月完全なシンクロを見せているのだ。

ドルとはここまでマッチングしていないから、

世界は、日本はアメリカという市場抜きでも、

本来はやっていけると示していたんだな。

宗教の都合で無理だけどな。 

          

         

日本がこれから辿るのは、

短期的にはユーロの回復に乗じての

一時的な半回復だろう。

だが、長期的には、欧米の経済が次の時代を

模索し終えるまで、長くて暗いトンネルを、

底もみしながら這いずり回るんだろう。

次の時代の光が照らされたとき、一体どれだけ

の人が残っているのか。

おれみたいな底辺でも生き残れるのか…。

         

出来ることは、消費を抑えてひたすら耐える

ことか。

きっと経済界は、どんな手を使ってでも国民に

金を使わせようとしてくるだろう。

エコロジー詐欺やデジタル放送商法なんて

生易しいくらいのをね。 

消費は素晴らしい行為だし、消費は社会その

ものだが、今はそんなことも行ってられないしな。

きっちり見極めて、来るべき春を待つのだ。

         

       

消費マインドなんてことを、政府やお偉いさんが

心配すること自体お門違いなんですけどね。

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2008-10-27

ついに年次改革要望書が大手メディアに

十人以上の読者からメールがほぼ同時間に。

全部、テレビで凄いニュースが流れたって内容だ。

テレビ業界ではタブー中のタブー。

年次改革要望書についての特集が組まれたのだ。

年次改革要望書…いわゆる、

アメリカからの実質植民地である日本への命令書だ。

これを忠実に実行する為に自民党は存在し、

統一教会や創価学会がそれを監視し、

あるいは利潤のおこぼれに預かるという構図が

今の日本だ。

流石にそこまでは切り込まれなかったようだが、

派遣法や建築法改正なども流れたらしいし、

日本のメディアの歴史の1ページが変わった瞬間

かもしれない。

         

      
読者のメールより。

         

フジテレビ「サキヨミ」での「年次改革要望書」特集

メモです。テレビでは聞くことのない言葉だと思っ

ていましたが、こんなに早く聞くことになるとは…。

天木さんがVTR出演していたのには驚きました。

本来なら絶対に出さないはずなのに…。

関岡氏まで出てきましたし。

政治系ブロガーは驚愕したんじゃないでしょうか。

マスコミの中で何かが変わってきたのか??

       

新聞のテレビ欄には

「▽日本の"予言書"か?アメリカからの"指令書"

か…年次改革要望書をあなたは知っていますか▽」

と書いてあったそうです。

      

かなり正確にVTRのナレーションまで書き起こしたので、

これはぜひみなさんに見てもらいたいです。

KENさんのブログが無理なら他の人でもいいです。

よろしくお願いします。

      

      

10月26日放送 フジテレビ「サキヨミ」

「▽日本の"予言書"か?アメリカからの"指令書"か

…年次改革要望書をあなたは知っていますか▽」

(VTR開始)

「年次改革要望書」

1994年からアメリカの通商代表部によってまとめ

られ日本に送られてきた。

2000年の要望書

ナンバーポータビリティ制度の導入を求める

2006年「ナンバーポータビリティ制度」を導入。

         

1996年の要望書

外国産馬の出走を規制している残存規制を廃

止を求める今では日本競馬界には多くの外国産馬

が出走できることになっている。

       

いったい「年次改革要望書」とは何なのか?

      

ノンフィクション作家・関岡英之氏

「ここに書かれていることは、基本的にはアメリカの企業、

アメリカの業界が要望したことなんですね」

         

1997年 建築基準法改正
1998年 保険業法改正
1999年 労働法改正
2000年 時価会計制度導入
2001年 確定拠出金年金制度導入、医療制度改革
2002年 司法制度改革
2003年 公正取引委員会移管
2004年 ロースクール制導入
2005年 独占禁止法改正、郵政民営化法案成立

            

数え上げてみればキリがない。

コンビニでお酒が買えるのも、高速道路でオートバイ

2人乗りも、「年次改革要望書」に書かれて数年後に

その通りになった事例は10や20ではない。

つまり、これらはアメリカからの外圧ではないか。

「サキヨミ」はアメリカから「要望書」を受け取る

外務省に聞いてみた。

外務省北米第二課・四方敬之課長

「日本経済の成長を確保するということのために

やっているということですので、それがたまたまアメ

リカが要望していたものと一致するものもあるとい

うことだと思うんです」

      

アメリカの要望と日本の国益がたまたま一致しただけ

と言う外務省。

たしかにアメリカから来た書類を見ると、

「日本の消費者にとってより魅力的」

「日本の消費者が恩恵を受ける」

とある。

本当にそれが狙いなのだろうか。

要望書の中にはその細かさに驚かされるものもある。

      

例えば、

「一年を通してポテトチップス用のジャガイモの安定

した供給をはかり、日本の製造者と消費者が恩恵

を受けることとなるポテトチップス用のジャガイモの

輸入に関する特区提案」

なんと「日本人が安定してポテトチップスを食べるた

めの提案」の一文まであった。

これまで病害虫の侵入の防止のため輸入が禁止

されていた生のジャガイモだが、

港に工場を作りそこでポテトチップスにしてしまえ

ば問題ないと記されている。

さすがにそのリクエストには応えていないだろうと

調べてみると、ある菓子メーカーが広島で生の

ジャガイモを輸入しているらしい。

本当に港に工場が存在するのか?

半信半疑で尋ねてみると、驚いたことに本当に港

には工場が立っていた。

やはり「年次改革要望書」の賜物なのか?

直接工場を訪ねて聞いてみた。

すると、日本でジャガイモの収穫のない期間だけ、

この工場で輸入ジャガイモからポテトチップスを作っ

ているという。

         

では、生のジャガイモの輸入はアメリカの要望で

決定したものなのか?

農林水産省食物防疫課・岡辰男専門官

「もちろん輸入を解禁する場合には、相手国の政府が

関与せずに輸入解禁ということはできないものですから、

相手国の政府が要請してくるということは条件になります」

農水省はアメリカからの要請であったことをあっさり認めた。

      

ノンフィクション作家・関岡英之氏

「アメリカの国益、あるいはアメリカの企業の利益が

要求のもとになっているわけですから、どうしても日

本の利益にあわない部分とか日本の実情に合致

しない部分があるわけですね」

      

では、なぜアメリカの要望に日本はいとも簡単に応

えてしまうのか?

34年に渡り外務省の実態を内部から見つめてきた

天木直人氏に聞いた。

外交評論家(元外務官僚)・天木直人氏

「日本の外交の9割9分が対米関係ですよね。

その対米関係を損なうような仕事をすると(その人に)

マイナス点がつくわけですよ。

象徴的なのは、北米担当をしている幹部が、もうアメ

リカの言うことはまともじゃないと、誰も本気でこんな

無理な要求を聞くようなやつは外務省ではいないと、

こう言いながら、へき易しながら、それでもアメリカに

譲歩せざるを得ないっていう」

       

実は要望書の中で、アメリカが絶賛している政治家

がいる。そう、小泉純一郎元総理。

アメリカからの要望の多くはこの人が総理の時に

実現している。記憶にあるものといえばもちろん

「郵政民営化」だ。

それは確かに悲願だったに違いない。

しかしその願いはアメリカも同じだった。

ただしアメリカの望む郵政民営化はこんなかたち

で書いてある。

「簡易保険制度の削除または廃止を検討すること

を強く求める」

つまり、アメリカの狙いは日本の郵便局が持つ巨額

の簡易保険だった。

          

天木直人氏

「(目的は)郵便局にある貯金であり簡易保険

である百数十兆円という莫大な国民のなけなし

のお金を民営化という形にしてアメリカの金融

資本に使えるようにしたと。

ここが一番大きなアメリカが期待していたところです」

          

外務省風に言えば、それは日本の国益とアメリカ

の国益がまたしても一致する瞬間だった。

一方でアメリカの要望には信じがたい狙いが隠さ

れていることがあると指摘する専門家がいる。

8年間アメリカ議会の調査局に勤めていた浜田

和幸氏は言う。

国際経済政治学者・浜田和幸氏

「日本人がとにかく1つの会社に縛られない、

もっと自由に才能をフルに発揮できるには派

遣法を改正しましょう、それが世界の流れで

すよと。

こういう口車にうまく乗せられた」

       

1999年・労働派遣法の改正

これにより日本はほとんどの職種において派遣

労働が原則自由化された。

実はその影にアメリカのある狙いがあったという

のだ。かつて日本経済に脅威を感じたアメリカは

徹底的にわが国を研究。

高名なアメリカの社会学者は日本の強さは終身

雇用と年功序列にあると分析した。

          

浜田和幸氏

「アメリカにそれをすぐマネしろといってもそんな

ことはできない。日本の強いところ、終身雇用、年功

序列、こういったものを壊せという報告書がまとまる。

それにしたがって労働者派遣の改正をしつこく要求し

てきて…」

       

そして現在。

年々増加する非正規雇用者。

この日もまた、彼らはメールで知らされた場所に集い

静かに現場へと向かっていく。

だが、1996年の要望書を見ると、

そこには「人々に適職に就く機会を与える」とある。

まさに派遣労働者のための改革案だったはずだ。

終身雇用崩壊のための派遣法改正要求、それが真実

であろうとなかろうと、その後の日本がどのような道を

歩んできたかは誰もが知っている。

      

では、かつて政権の中枢にいた野中広務氏はどう感

じていたのか?
元官房長官・野中広務氏

「私たちも不勉強でね、それを知ったのは、郵政問

題が少し問題になってきた頃に。

一部の優秀な政治家は知っていたんでしょうけど、

私たちは全く報告されたわけでもなければ見せられ

たこともない」

         

与党の幹部でさえ、郵政民営化が盛り上がるまでは、

そんな文書があったことすら知らなかったという。

そもそも、日本の規制改革はアメリカからの「年次改革

要望書」で行われているわけではないと主張する学者

もいる。

       

経済財政諮問会議議員・八代尚弘

「アメリカは我々経済学者が言っていることを当たり前

のように要求しているわけで、ニューヨークと東京がい

わば東京と大阪のような関係になっているわけで…。

お互いに制度を統一化していくのは、お互いのビジネ

ス、消費者の利益にとってプラスになる」

      

今月15日、今年もまた新たな「年次改革要望書」

がやってきた。

泥沼の金融不安でガタガタのはずのアメリカ、

今年はいったいどんな要望が書かれているの

だろうか?

   

(VTR終了)

    

(スタジオ)

2008年「年次改革要望書」ニッポンはこうなる?

    

2008年版 年次改革要望書
金融→確定拠出型年金制度の拡大
農業に関する慣行→最大残留農薬レベルの緩和
医療→医療機器や新薬認証までの時間短縮

      

森永卓郎氏

(フリップ)
確定拠出年金
公的年金崩壊
年金も自分で運用する時代

      

「私は確定拠出年金制度の拡大が注目点だと思うん

ですけど、今回アメリカは日本の消費者にターゲッ

トを絞ってきたと思う。

今、公的年金が崩壊に向かっているのはほとんど

の国民は分かっているわけで。

日本でも確定拠出年金という、自分で、あるいは企業

にお金を出してもらって、積み立てるタイプの年金が

導入されているが、そんなに普及してないんですよ。

確定拠出年金は自分がどこで運用するか選べるわ

けですから、そこにアメリカの金融機関のビジネス

チャンスがあるとみているということだと思う。

確定拠出なので、給付は全く保障されてないという

ところが特徴」

      

(メモ終了)

      

正面から「年次改革要望書」を扱っていましたね。

その後のスタジオでも「女性の品格」の坂東さんも

田崎史郎氏もまっとうなことを言ってました。

アメリカの言いなりになるのではなく、

日本の国益に叶うことをやっていけばいいと。

       

「アメリカの要望と日本の国益がたまたま一致した

だけ」なわけないですからね。

あんな細かいポテトチップスのことまであるということ

は、いったいどれだけ数多くの要望に応えてきたん

でしょうか?

たまたまで片付けられる数ではないです。

アメリカは自国の利益の確保のために書いているん

ですから。

外交は国益の確保のための争いということ。

       

野中が知らなかったはずはないと思いましたよ。

あれはとぼけているだけでしょう。

八代は相変わらずなこと言ってますね。

日本の消費者の利益にプラスになったことってどれ?

って聞きたかったですね。

民間議員ってこんなのばっかりですね。

      

派遣労働法の改正について踏み込んでいたことは

大きいですね。

日本の強さは終身雇用と年功序列にあったのに、

それを日本はアメリカの言いなりに自ら破壊してしま

いました。なかなか元には戻らないでしょうね。

      

とにかく、今回の放送は大きな反響になるでしょう。

画期的でした。

         

         

勿論、背景にはブッシュ政権の力が弱まっているのと、

自民党が手本にした、ブッシュ政権そのものである

新自由経済が衰えを見せていることもあるだろう。

ブッシュ政権は側近がオバマに寝返ったり、

ブッシュ批判がネットでされない日は無いなど、

崩壊の一途だ。

これに乗じて日本も一秒でも早く、

植民地的支配から逃れるチャンスなんだが、

親米という金のなる木で作られた麻薬の中毒で、

麻生は一層のアメリカよいしょ状態だ。

単独で海外訪問しても、アメリカを担ぐお世辞ばか

り言っているくらいだからな。

       

やっぱり、時代を変えるのは自民党には

無理なのかな。

          

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弁当持参のサラリーマン

食に関することを二つばかり書こうかな。

      

一つ目。読者から送ってもらった赤旗のスクープ。

やっぱりというか、想像通りというか、

事故米については霞ヶ関や政府もグルになってい

た可能性がでたらめに高くなってきた。

         

事故米 「極力主食用に」

農水省が通知していた

売却方法も定める

    

紙議員入手

残留農薬やカビなどが混入した(輸入)汚染米転売問

題で、農水省が「事故米穀」(汚染米)を「主食用」とし

て売却することを容認していたことが二十四日までに

わかりました。

同省が日本共産党の紙智子参院議員に提出した総

合食料局長通知「物品(事業用)の事故処理要領」に

明記されていました。

三笠フーズなどによる汚染米の食用転売は、同省の

方針にそったものだった疑惑が浮上しました。

同局長通知は二〇〇七年三月三十日付。政府保管

の国産米と輸入米(ミニマムアクセス米)などの「事故

品については、極力主食用に充当する」と明記。残留

農薬やカビなどで汚染され、「主食用に充当できない

もので分任物品管理官(地方農政事務所長ら)が主

食用不適と認定した米穀(事故米穀)」については、

「品質の程度を勘案上、用途決定」するとしています。

「病変米のため主食用不適認定された米穀」は

「非食用に処理する」としたうえで、工業用のり用途な

どに売却すると記載しています。

その一方で、「事故米穀を主食用として卸売業者に売

却する場合」の処理方法を詳しく定め、食用売却を容

認していました。

      

同省消費流通課は、「事故米穀」まで主食用として売

却することについて、「極力主食用に充当することにな

っているから」と説明。〇四年以降、事故米穀を含む

「事故品」を食用として六百六十一トン売却したとして

います。

          

三笠フーズへの厚生省の対応と言い、

その後の今に至る拡散の為の食の危機報道連発

と言い、おかしいとは思ってたが、やっぱりだ。

全てはこれを隠すために、春雨、カップラーメン、いん

げん…と毎日のように「微量ながら混入」のニュース

を作り上げていたってことだ。

共産党もここまで追い詰めたなら、その先の黒幕ま

できっちり晒してくれよ。

      

         

二つ目。

これも読者からの情報が元。

デパートに勤めている人で、業界全体としては

売り上げ下降線が急すぎて冷や汗が止まらない

らしいが、唯一急成長している市場があるそう。

それは弁当箱だ。

お節なんかの重箱や、子供用のアニメプリントつ

きのじゃない。

大人が使う、それも男性用のやつがとかく売れて

いるんだって。

一昨年から比べると700%の売り上げ増ってん

だから、確実なんだろう。

      

理由は言うまでも無く、国民生活の逼迫だ。

昼食に外でランチどころか、社食に行くのもまま

ならず、弁当持参で可能な限りエンゲル係数を落と

しているのだ。

焦った業界は、メディア広告をたらふく積んで、

外食ブームをこの秋から来春に向けて仕掛けると

言っていたが、もう庶民は騙されないだろうな。

国の為に10年を費やしたご褒美が今の世界じゃ、

光が無さ過ぎだ。

儲かったら長者達で分けちまって、不景気になれば

頭の悪い国民を扇動して金を使わせる。

いくら日本人でもそろそろカラクリを学習する頃だ。

                      

さあ、おれも今から昼食用の弁当を作るよ。

昨日の晩飯の残りとおにぎりで締めて40円ほど。

五時間後の自分の為に、自分で作るランチ。

弁当箱って、一番身近なタイムマシーンなのかも

しれないな。

恋人からの愛情のエッセンスが入ってないのが

ひどく残念なんだけど。

          

          

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2008-10-26

テロリストは誰

パキスタンでのいわゆる‘テロとの戦い’について、

麻生は小泉、安倍、福田と続いてきた例の台詞を

やっぱり当たり前のように吐く。

「テロとの戦いは今が正念場だ」

正念場は何年続くのか…なんて野暮な質問は

しないが、答えなら知っている。

アメリカが中東の資源を支配したら終了なんだろう。

正念場はテロや中東各国にとってじゃなく、

アメリカにとってなのだ。

日経によると麻生はこうも言ったらしい。

「アメリカとの連携がパキスタンには必要だ」

      

テロとの戦い。アメリカの介入受け入れ。

全く同じシチュエーションと理念で始まったイラク

戦争が、実際はどんなもので、どれだけの損害が

出たかを考えれば、どっちがテロリストなのかは

怪しいものだけどな。

事実、イラク政府とテロがにらみ合いをしていた

時期より、アメリカが介入してからの方が死人も

経済も最悪により近いづいた。

アメリカ政府が発表しなかったり、

「間違った」で終わらせた一般市民の殺害だって、

十分驚異的な数値なんだけど、頭に正義を冠する

と、何でもありなのが今の地球だ。

         

国連は日本にインド洋で海上給油を求めているし、

インド洋を通る石油が日本に回ってきているのも

嘘じゃない。

まあ、国連はアメリカの犬だと言われてしまうと、

元も子もないんだけど。

ただ、それにはちゃんと裏がある。

日本が戦争放棄の国であることも、

武力行使をしないと決めていることも、

世界中とは言わないが、少なくとも国連に出張ってくる

各国首脳はちゃんとわかってる。

にも関わらず、何故日本に武力行使を求めてくるのか。

そこがポイントだ。

答えはなんてことは無い。

日本からやってくる安倍だとか麻生だとかが、

しきりに幾度も

「テロ対策はお任せあれ。自衛隊という軍隊を派遣しま

すよ」

と言っているからだ。

これは日本じゃおおっぴらには絶対報道されないが、

それでもこぼれだまをいくつか見ているはずだ。

最近じゃ麻生が就任してすぐ。

やつは国連で当たり前のように

「自衛隊をテロとの戦いに派遣する」

と口走っている。

国民との約束もまだなら、国民投票もしていないが、

目先の利権の為に、新総理は勝手に世界の真ん中

で口走って、これをやらないと日本の信頼が・・・って

状況を作っちまうのだ。

原因を知らない国民は、じゃあ仕方が無いと納得し

てしまう。愉快なトリックだろう。

         

別に日本が国際貢献することに反対しているんじゃ

ない。グローバル社会になればなるほど、個体とし

ての国から、地球という星の中の一人って考え方は

出てくるし、星そのものの広さもどんどん縮まってい

るもんな。

だけど、日本が現状どういう空気の中に立たされて

いるのかを認識することは悪くないんじゃないか。

自民党がしきりに国民を煽るように、

「日本は全く国際貢献をせず、権利ばかり主張する

空気の読めない奴」

と思われているわけがないじゃないか。

むしろ逆さ。

身の丈の数十倍のODAと国連負担金を出し

(国民経済33位の国が、アメリカを除いた世界トップ

クラスの金を毎年平然と払ってるのだから!)、

国内金融市場を海外から荒らされても、

唯一ちっとも怒らないし、あまつさえずっと守り続けて

きた家宝で、地球で三本の指に入る財産の郵政まで

抽選で差し上げてしまおうっていう太っ腹。

しかも労働者の三分の一近くを、世界を牽引するアメ

リカの労をねぎらう為に、奴隷にして献上するほどの

忠信ぶりだ。

これだけ世界に貢献している国が他にあるかって話。

そして世界が日本に対して思っていることは、

「空気が読めないひどいやつ」

ではなく、

「アメリカの骨の髄までしゃぶられた哀れな犬」

だ。

            

よく考えればわかること。

本当のテロリストは誰なのか。

中東、北朝鮮、韓国、ロシア、そして今は中国。

透明な架空の敵は何度も現れるが、

散々扇動しておいて、いつだって政府と経済界だけが

得をしている。

いい加減この国は、見えない敵より身近なテロリストに

気がつくべきだぜ。

          

                        

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2008-10-25

デリート ライフタイム

都内の某イベント運営会社。

求人募集には、

「芸能界のお仕事です。

情報を発信し、時代を作っていきましょう」

とうたわれ、従業員は最新のトレンドを抑えた

ハイコストな服で身を飾る。

営業がスーツじゃなくちゃいけないなんてことはない。

金髪も長髪も社会人じゃないなんて時代遅れ。

新たな時代を走るわけだ。

      

私服も見た目なんて関係ないってのもおれは

大いに賛成だし、求人の過大広告はどこも一緒。

咎める気なんてこれっぽっちもない。

だが、経営者の思惑は最悪なようだ。

      

通信会社で働く知人が、この会社からの要望を

受けたんだが、ダイレクト過ぎて笑えた。

「定時を過ぎた時間のメールの履歴を、

自動で消去してサーバに残さないようにして欲しい」

これでこそ日本企業の発想だよな。

新自由経済万歳ってなアイデアだ。

      

その会社は正社員3割、派遣社員7割で構成

されていて、正社員はサービス残業を強制して

いるが、派遣社員は対外的なものもあり、月に

10時間程度の超勤手当てを出していた。

勿論、実際の労働時間は泊まりも土日も当たり

前のヘビーワークなんだけどな。

そこで会社は考えたわけだ。

残業代を一切払わないようにしたい…と。

だが、メールの履歴からサービス残業の実態が

証明されてしまうケースも裁判では増えてきた。

そこでサーバ側で履歴を残さないために、

細工が出来ないかと問い合わせてきたのだ。

      

犯罪者と警察はイタチごっことよく言うが、

残業代と偽装派遣もまさにそれだよな。

規制緩和はアメリカの要望通りにあれだけ

完璧にやった自民党なのに、

セーフティネットを張る作業は意図的とも思え

るほど脆弱性だらけ。

派遣業を問題視するなら、まずは献金を

受け取るのを止めればいいと思うんだけどな。

          

因みに知人は返答書にこう返したらしい。

「そういったサービスを提供している会社はありま

すが、ご紹介は致しかねます」

日米資本主義に馴染めない、優しき負け犬が

おれ以外にもう一匹。不自由な生き物だな。

         

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2008-10-24

円高シンドローム

23日のチャート表に、とんでもない数字が踊った。

1ユーロ=122円 

瞬間、世界中から既に殺到していた買い注文が、

爆発力を一気に高め、高みを目指したスペースシャ

トルは、ロケットエンジンに火をつけた。

おれが九ヶ月前にフランス研修に行った時には

170円だったものが、下りに下って120円。

この坂道でどれだけの金が消滅し、

どれくらいのやつが黒い涙を流したかと思うと

ぞっとするよな。

ぶっきらぼうな顔で気ままに散歩するチャート線は、

往々にして冷たい金属質なのだ。

         

海外旅行を考えていたやつにとっては願ってもない

ことだろうし、新婚さんは神の粋な祝福だとピース

サインまで飛び出そうだが、そうも行ってられない。

株や為替なんて無関係と、間抜けなフリでやり過ご

せる事態じゃないのだ。

なんせ要因はこっちにある。

飛びぬけた円高だ。

急速な円高には、日本人はひどく臆病。

バブルといざなぎ終焉で、どれだけ痛い目を見たか

を考えれば当然なんだけど。

         

早くも市場は反応を示している。

輸出に業績を頼っている企業が、ことごとく赤い収益

予測を打ち出したのだ。

日本人を見捨てた車業界は元からだが、

家電関係も海外進出の出鼻をくじかれる形になり、

中でもソニーは6割減…流石に笑えない。

       

これはサブプライムが弾けた時に既に予測されて

いた事態で、当たり前のことが当たり前のタイミング

でやってきたに過ぎないが、それでもいざニュース

の映像や新聞記事として見ると、衝撃の爆心地の

近さに呆然とするばかりだ。

まだ実感がない読者がいるなら、わかりやすく言お

うか。残酷からしれないが、濁して真実を教えない

ことの方がよっぽどひどいし、あんたも後悔するだ

ろう。

例えば東京なら、現在の第一段階において、

全企業の二割近くがこれから数ヶ月で大幅な赤い

波を被ることになる。

そこから子会社、グループ企業、取引先と連鎖し、

末端の製造業に行き着く頃には、ネオ資本主義が

ぶっ壊れているか、自民党がまたもや大企業だけ

を優遇して飛び立つ準備をしているか。

いずれにせよ最悪の岐路ってわけだ。

      

とりあえず公共事業を打ちまくって、最も大きな支持

基盤のゼネコンだけは助けようとしているが、市場

のあまりの先行きの暗さに、内部からも全額定額

減税に回すべきって声がかなり出ている。

麻生がどこまで聞き入れるかだが、

「(減税をして)票としてきちんと形に残る保障はない」

という意見もあるんだと…。

減税するから票寄こせ。

愉快な国だよな。

         

2兆の減税がどこまで効くかわからないし、

現時点の企業の下方修正額を足しただけでも、

その数十倍ってところを見ると、あまり効果はない

ようだ。

別に民主党に肩入れする気はないが、

今は民主のマニュフェストを実行してもらった方が

庶民の生活は楽になるのは間違いないだろう。

財源財源と自民がうるさいが、

事態が事態なんだ。もう隠し事なしで、

突っ込んで話せばいい。

数人の議員が危険にさらされるかもしれないが、

今何かをやらなければ、とんでもない数の国民が

アスファルトに埋もれることになるんだ。

誰か切り込んでくれ。一言でいいんだ。

            

「創価学会と統一教会から税金を取りましょう」

       

実はこれで民主にマニュフェストを実行する為の

十分な財源が手に入るんだ。

宗教法人が非課税なのは先進国じゃ日本くらいの

ものだし、海外でカルト認定されているとこと、

アメリカの犬として日本を操っている自民のケツモチ

から税金を取っても問題ないだろう。

知人のライターがちょっと前に言ってたんだが、

「実は民主が言っている永田町埋蔵金は

このことだったりしてな。今国会で政教一致を民主

が追求しているのは、全部布石…」

       

だとしたら凄いことだし、やってのけたら民主党は

向こう10年国民の英雄だろうが、まあそう簡単には

いかないだろうな。

与党の二つのバックに課税するってことは、

日本の支配構造そのものをひっくり返すってことだ。

だけど、去年の夏までは、そんな空想すら許されなか

っただろう。

国民がたった一度与党に奮起しただけで、

これだけの光が差し込んだのさ。

あと、一発。

風穴とは言わない。直径一センチのボールが通る

ホワイトホールを、閉塞感全快のこの国の壁に

開ければ、きっとそこに未来が見えるはずなんだ。

         

         

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2008-10-22

LAST HOME

天国へ向かう道ってどんなものだと思う。

光の絨毯に見たこともないメルヘンな花が脇を固め、

周りを先端に星をあしらった翼付きのベイビーが

飛んでいるんだろうか。

これはあくまでキリスト的な考えだけど、

仏教なら前に仏陀の化身が見えて、

ヒンズーなら芥子の花でもつくんだろう。

細かい部分はどうでもいいが、

とにかくこの世とあの世を繋ぐ縦の道は、

人間の脳のポケットに存在していて、

いつだってそれは光に満ちている。

    

だが、実際はなんてことはなかったぜ。

おれは実物を見たんだ。

道幅はせいぜい三メートル。

飾りもなければ花の一輪だって見えないし、

沿道の歓声も見送りも、エンジェルのガイドもない。

ただただ静かで琥珀色の道を、

ゆっくりと終わりの時間に向けて流されるだけだ。

30畳の中央広間には、記憶を分刻みに無くしていく

老人達が、残り少ない思い出との共同生活を送り、

木漏れ日と調整され過ぎた空気に溺れて、

天国への道を目の隅に映しながらも、

その先にある空間を疑うでもなく、恐れるでもなく、

日々番号札を確かめながら、乾いた瞳を細く滲ませるのだ。

      

   

介護付き老人用施設。

町の人はそう呼んでいた。

老人ホームでも療養所でもなく、あくまで‘介護付き’

の年寄りの為のアミューズメントパークだ。

市が運営する老人ホームは、月に7万8千円。

民間企業の介護施設は18万5千円。

老人ホームは抽選式で、倍率はおよそ200倍。

かと言って、施設も人員も十分な民間施設は、

とても一般市民には払えない。

東京の一等地にマンションが借りられる金を、

家族一人の為に払うことは出来ないからな。

しかも場所は福島県だ。格差はよりひどい。

役所は採算は考えないし、

高級ホームは庶民を客にはしない。 

これじゃ市場は回らないだろう。

そこで中間が登場したわけだ。

介護士の数は十分じゃないし、

設備もそこそこだが、月に10万ほどで入れる施設。

これは見事にヒットして、常に満床状態らしい。

町の人は他の施設と区別するために、

呼び名を変えた。

老人ホームでも療養所でもなく、

「介護付きの」老人用施設。

日本語ってどこまでも濁らせられるから便利だよな。

サラリーマンの給与袋も、米政府貢ぎ金及び経済界

成長必要金余剰分配袋・・・なんて呼ばれる日が

来るんじゃないだろうか。冗談抜きでね。 

   

部屋は一切の家具も調度品もなく、

ベッドと水道があるだけの状態だ。

病院の六人部屋みたいとも書けないほどの殺風景。

おれを応対した介護士は、

「転んだときにぶつけて大怪我になったり、転倒その

ものの原因になったりしますからね。それに小物は

飲み込んだら大変なことになります」

なるほど。合理性は風景さえも消すんだな。

          

昼間の勤務の介護士やヘルパーはたったの四人。

このカルテットで100人近くの老人の面倒を見る。

当然節々に取りこぼしがあるそうだ。

車椅子から転げ落ちての骨折。

徘徊した人の発見が二時間後になる。

そんな歪を知りつつも、どうにもならない現実が

すぐ傍で流れているのだ。

「スタッフが少なすぎる」

テレビのコメンテーターは鬼の首を取ったように言う

し、仕事はあるのに若者が敬遠しているとここぞと

ばかりに厚生省は叫ぶが、そんなことは皆わかって

いるし、本質を隠すためのきれいごとに過ぎない。

見舞いに来ていた入居老人達の家族が言っていた。

「スタッフが少ないことはわかっているけど、

多少の怪我やミスには、何も言えない。

彼らの労働環境の悪さは良く知っているから。

それに見てくれるだけでもありがたい。介護に徹する

ことなんて、このご時勢じゃ出来ない。私だって少しで

も働かないと、暮らしていけないから」

超資本主義の歪は、こんなところにも顔を出すのだ。

      

ヘルパーさんの勤務表を見せてもらった。

ひどいものだ。

一週間をマスグラフにしたシフトは、

勤務を示す赤色で八割以上が塗られている。

白地から睡眠を差し引くと、一体どれくらの時間が残る

んだろう…。

給与はなんとなく濁されたが、20万も出ていないらしい。

同僚が欝になったり、気が狂って辞めていくことももう

慣れたと言っていた。

仕事はある―。

偉いやつらはいつだって簡単に言うが、

実態はこんなものだ。

仕事は確かにあるが、そこに未来や人生がないこと

は、アメリカを模写しはじめた頃から、珍しくもなくな

ったよな。

         

介護分野の賃金と労働環境の悪さは、

不景気のせいじゃない。これは断言できるが、

利益を極大にまで追求するシステムのせいだ。

入り口は指紋認証とパスワードロック。

病室の入り口もスタッフの無線リモコンのスイッチ

なしには開かない。

死角の無い動きを探知して知らせる高機能監視

カメラ。

設備の内容で見れば、どんな大企業のシステム端

末室よりもすごい。

だが、これらは人員を極力減らし、少ない人数で

どれだけ多くの老人を見れるかということを追求

した結果で、スタッフの仕事を助けるものでは決し

てないのだ。

      

賃金は上がらないのに、どんどんと仕事は増え、

結果、今の現状がある。

競争率の激しさから、顧客も何かあっても滅多に

文句は言わず、

企業側はどんどん利益追求を進める。

コムスンの件で分った通り、大事件に発展するまでは

見てみぬフリの行政。

この最悪のトライアングルバランスにより、

業界そのものが悪化の一途を辿っているのだ。

このベクトルも行き詰まり。手が無い。

日本はもう壁だらけだ。

どっちに転んでも未来がない業種ばかりで、

真剣にどうなっちまうのか不安だよ。

          

    

そんな施設の一部に、長い廊下がある。

幅は三メートルくらいで、先が見えないほど奥まで

続いている。

誰でも入れそうだが、赤外線がしっかりと見えない

ガードで行く手を阻んでいる。

「これはどこに繋がっているのですか」

と聞くと、一人が少し不自然な笑みを浮かべて

言った。

「この先は、要付き添い介護者の部屋があるんです」

その時はそれ以上話してくれなかったが、

別れ際にアルバイトの男性が教えてくれた。

彼はおれと同い年で、非対称な流行のヘアスタイルが、

数ヶ月伸ばしっぱなしになっている感じで、目の下の

クマは定位置化しちまっているのか、くっきりとまぶた

の中ほどから刻まれていた。

「あそこにいった方は、滅多に戻ってくることはありま

せん。付き添い介護は料金もすごく高くなりますから、

払えずに家族が引き取るか、頑張ってなんとか払い

続けるかしかないんです。でも、老人より家族の方が

先に倒れてしまうことも少ない無いんですよ。でも、

病院も万床が多いし、本当に命に危険が無いと、

なかなか入院はさせてくれないですからね。あの道の

向こうは、この国のみんなが見てみないふりをしてい

ることが集まってしまった部屋なんです」

      

それは確かに天国への道だったが、

童話から飛び出て意味をもったそれは、ひどく残酷な

ものだったわけだ。

そのまま倒れこみたくなるような柔らかな日差しは、

その道にもゆっくりと降り注いでいたが、

竜の両目のように光る赤外線センサーが、

えらいアンマッチで、冷たい空気が流れ込んで

いくようだった。

         

    

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2008-10-21

自由と生存の証を

2007年7月。

太平洋の大海原の端っこの、

極東の小さきか弱い島国で、新たな戦いが始まった。

自民党が得意顔で掲げてきた

「私達のおかげで起きた好景気と成長」

を、一番下でもがき苦しみながら支えるやつらが、

はじめて声を出したのだ。

‘生きたい’。

ラベルだけは先進国のこの国だが、国民が願うこと

は、年々そのハードルを下げていて、ついに動物と

して最低限のものにまで下がった。

とにかく生きたい。

国民の八割が奴隷の国じゃ、それさえも高望みだと

あしらわれるんだけどな。

    

   

派遣社員達のメーデーを覚えているかな。

生存権をくれ。

人間の使い捨てはやめろ。

奴隷商は恥ずかしくないのか。

心の叫びをプレートに書き込み、喉をからして叫び、

最後の力を振り絞って派遣会社に、その上の経済界に、

そしてメイドインである自民党に投げかけた。

結果、ニュースでも取り上げられ、

ドキュメント番組まで作られた。

日雇い派遣の改善とやらも間もなくされる。

じゃあ改めて見てみよう。この国に誰もが未来を想像する

権利が戻ったのかを。

   

      

埼玉の越谷に住むSさん。

去年のメーデーには飛び入りで参加したそうだ。

沿道ではマスコミが自分達にカメラを向けるのに

混じって、派遣会社に雇われた探偵が一人一人

の顔にシャッターを切っていっていたそうだ。

新宿の街にダンス&ミュージックが流れる中、

一センチ横を流れる現実の厳しさに、

愕然としたと言っていた。

       

だが、これを切欠に、ようやく日本国民が、

『格差はやっぱり広がっていて、固定化されている』

という事実に気がついたのは確か。

貧困層、格差、日米型経済。

自民党がひた隠しにしてきた実態が、

徐々に浸透していき、

ついに厚生省が、ネット難民やワーキングプアの

事実を認め、総理の口から格差があると言わせた

のだ。

大きな一歩ではあったが、散々、

「いざなぎ越え、徐々に波及」

「痛みに耐えればすばらしき未来」

「格差はいつでもある」

と刷り込もうとしてたことが、全てでたらめで、

一握りの富裕層の為に、10年という時を

その他の国民が命を犠牲にして貢ぎ続けた

構図が明らかになったのだ。

小泉がマニュフェスト上で、

弱者から順番に死ねという計画を発表してから、

現実を国民が知るまでの時間。

失われた十年の本当の意味は、きっとそれだ。

         

Sさんの現在。

彼はホームレスだ。

都内某駅出口で、ガン箱からリバースした雑誌を、

世界一働いているのに平均こづかいが二万なんて

馬鹿げた国のサラリーマンに売っている。

一日の手取りは900円くらいだそうだ。

だけど、Sさんが特殊なわけじゃない。

数字上のマジックに騙されがちだが、

貧困層はどんどん増えている。

派遣については見直しがされたのに、

そんなわけはない。と予算委員会で自民党は

ほざいていたようだが、当然計算済みの予定調和の

結果だ。

微量に最低賃金を上げたことで、企業はより一層

人を減らし、結果無収入層が増えて平均賃金は

減少した。

日雇い派遣規制は一般派遣会社を潤すだけに

終わったし、待機期間が三ヶ月単位に延びたことで、

次の仕事を待てずに野宿者になるか、スイサイドしち

まうやつを増やしただけに終わったのだ。

Sさんも漏れなくその中に入った。

だけど、それでもマジックはきれいに机上の数字を

鮮やかに変え、日本をセイカイダイニイに留まらせる。

「ニートの定義は35歳まで」

「ワーキングプアは主婦のアルバイトも入ってる」

「ホームレスは貧困層には数えない」

「自殺ではなく心不全だ」

「過労は貧困とは無関係」

もはや数え切れないくらいの’解釈の違い’が加わって、

都合のいいデータだけが出来上がる。

故に日本は変わらないのだ。

         

派遣業界と自民党の癒着。

勿論大本の原因はここにある。

更に経済界は当然安価なインスタント奴隷が欲しい

ことで、三者のWINWINが成り立っちまってるのだ。

そこに労働者が含まれないのは、日本ではスタン

ダードだ。

派遣業界が成長を続けることで、正社員の待遇も

悪くなっている。

中小企業の正社員など、派遣社員よりも劣悪な

条件なことが少なくない。

どんどんと足場を無くしているよな。

格差の固定化から、次のステップへ入っているのだ。

それは区別。

格差による区別が始まっているのだ。

それはあらゆるものに影響を及ぼす。

安全な食品とそうでない食品。

安定した職業とそうでない職業。

家を買える人とそうでない人。

家族を持てる人とそうでない人。

一握りの前者と大多数の後者が、今この瞬間も、

選別されていっている。

他国ならば明日にでも暴動が起きるだろうし、

政権交代を叫ぶ有権者が国会に押しかけそうだが、

‘幸い’ここは日本だ。

社会構図を見ることも無く、読売新聞に

「自由と平等な経済」と書いてさえいれば、

それで涙を流しながら笑顔を作って搾取をされる。

今まではね。

だけど、そろそろ限界だろう。

「生きたい」と叫ぶやつらが増えているなんて、

どん詰まりである証拠だ。

おれたちはたった一つのことを放棄していたせいで、

今こんな世界で行き苦しい毎日を送っている。

それを怠らなければ、王の金儲けの為に、

数千万人が犠牲になるなんてクレイジーな常識を

子供達に教えなくて済んだのだ。

      

今からでも遅くはない。

「生きたい」という願いを、選挙に託すだけだ。

      

      

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2008-10-20

裏切りのアイスクルス

「比例は自民党に投票しろ」

創価学会信者の脳には当たり前のように

リブートされ、忠実に実行されてきたことだ。

自民党と公明党。

政策方針も描く未来図も構想も、

まるで異なる二つの政治団体は、

長年に渡って一心同体を続けてきた。

バックにいるのは統一教会と創価学会。

この二つも本来相容れないはずの巨大組織だが、

今日の日本は二つの宗教によって乗っ取られ、

あらゆることがこの二極の力のバランスによって

決められ、今日も動いている。

おかげで、自民党は60年と言う長期独裁政権を

築けているわけだし、

ここ数年で山ほどの不安材料が出てきたってのに、

それを封じ込めて野党と五分五分に持ち込めるだけ

のあらゆる力を握っている。

コントローラーを持つ者が、ゲームでは絶対。

歴史の変わる一ページを前にして、

野党が今一番痛感している最後の難問だろう。

         

だけど、そんな大木の根元を構成する成分は、

契約書でも小切手でもなく、

冒頭の目に見えずらい取引なんだ。

他党へ投票する。

宗教の力によって政治意識とは別に、

決まった票をしかるべき箱に入れさせる。

民主主義を全面的に否定する黒い友情で、

この国は成り立っているのだ。

だが、そのバランスの根元に、

大きく変化が起きようとしている。

         

            

       

公明党と自民党の距離感については、

一年以上前から詳細にレポートしてきた通り。

表立っての緊張感は、最近になって報じられるよう

になったが、全ては一年以上前に始まっていて、

今、それが具現化しているだけの話だ。

自民党の求心力の低下と、

弱者抹殺のシナリオに、封じていた良心が働くやつ

が出始めたことで、与党内も大きく分裂と引付を

繰り返している。

そのごくごく一部が、反逆者のラベルを貼られ、

‘絶交’し損なわれた例の公明党を訴えた議員だった

りするわけだ。

それ以外にも、庶民の空気感を一番身近に感じる

地方の自民党員達が、劇場型総裁選をやっている

時にもらした本音が、

「もう自民党が政権にいては駄目だと思う」

という類のものだったことでも、

一枚岩だった王族が、幾重にもダブりだしたのだ。

そこへ追い討ちをかけるように、

自民王朝へ最大の危機とも呼べる氷の矢が刺さった。

放ったのは公明党…いや、創価学会か。

「次期選挙では、公明党は全ての自民党候補者を

応援するとは限らない。きちんと貢献度合いを見て

投票する。前回、前々回の選挙で、公明党候補者に

規定票を回してくれた候補者のみ支援するだろう」

この発言は、何よりも永田町を揺らしたんだ。

         

         

この発言を受けて、すかさず国対が信濃町に

すっ飛んでいったらしいが、それもそうだろう。

この発言の意味は、自公の緊張状態を示すどころ

じゃない。

公明票がなければ自民は勝てない。

つまり、野党と戦うまでもなく、その瞬間に

長期政権を放り出すことが確定しちまうからだ。

学会の麻薬票の虜であるジャンキーから、

薬を取り上げたら・・・そりゃ、発狂するさ。

ドラッグはそうやって売り値を吊り上げていくんだ。

はじめは無料だったものが、最後には全てを

投げうってでも手に入れたくなる。

自民党の今の状況は、まさにそれだ。

ステージ4の末期症状だ。

       

      

       

民主党がまさかの公明党潰しに入ってるな。

石井の政教一致指摘は、今に始まったことじゃない

し、ずっと前から野党は自民=統一、公明=創価

の図式をカメラの前で話しているが、

何せバックがバックなだけに、なかなか大きな報道

にはならなかった。

現に、自民の方は未だにご法度だろう。

だが、ここに来て公明の件は僅かだがニュースで

の枠を広げつつある。

頂点のパワーバランスが狂っている証拠だな。

         

      

だけど、公明党も当然黙ってはいない。

ここに来て急激に動きを見せている。

ドラマを作成してアピールしたり、

全国の張り紙広告を一新した他、

信者の集会の数も増えている。

更に、地域支援の具体策をアピールし、

特に子供がいる家庭への優遇策を束ねて、

パパママ支援策とかってネームで売り出し中だ。

民主や社民のぱくりっぽい部分も多いが、

大企業とアメリカ優遇の為に庶民を搾取する

自民党とは一線を引くつもりが見え見えだ。

街宣車でも自民党とは違うってことをやたら

アピールしているしな。

まるで敵は自民党であるかのように…。

            

            

最後に与野党の近況を。

民主の献金問題を操作したのは、自民党全部の

意思じゃなく、数名の人間の暴走らしい。

何故なら黒い球を投げ合ったら、当然自民党は

分が悪い。野党へ投げる球はすぐに尽きるが、

自民へ投げるボールは選挙が終わるまでいくらで

もあるんだから。

故に、今は互いに潰しあうことをせずに、

互いの情報で互いを抑えている感じだ。

      

代わりに、コントローラーを持つ自民は、

その優位をフルに使って、いつも通り減税やら実現

する気ゼロの法案で人気を回復する方法で。

そして民主は地道に地方での準備と、

それにとっておきの爆弾を仕込み中のようだ。

爆弾の中身は言えないし、投下するかどうかも

確定事項じゃないようだが、

ヒントを言うなら、そうだな…。

自民は確かに二つの宗教団体と深く繋がっているし、

政教一致の指摘は段々と声高に出るようになったが、

それ以外にも繋がってちゃまずいところと自民は

繋がっているだろう。

もう一つのタブーだ。

これを投下するとどちらも大怪我するだろうが、

より大ダメージを受けるのは当然自民党。

・・・今言えるのはこれくらいだろうか。

          

    

自民の策は一応の効果を発揮して、

何度も解散のカードをちらつかせては引っ込める

ことで、有権者も間延びしている。

自民党は支持率が落ちるのは嫌だし、

当然上がって欲しいだろうが、

野党と違って和了(あがり)の条件をもう一つ持って

いる。それは有権者の無関心だ。

自民党の支持率が上がらなくても、

投票率が下がるだけでも勝てる。

これは前述した宗教票や、大企業の固定票が

ある与党だからなしえる業だ。

         

風は良いとも悪いとも言えないが、

ここは我慢のしどころだ。

福田麻生の劇場で集まった食指も、

ちょっと引け気味だが、今辛抱しないだけで、

また何十年と言う時間が無駄になるんだ。

最悪あと半年待つ必要もあるが、

今変えなければ、未来を掴むチャンスはもう

ないかもしれないんだ。

だるくて面倒だろうが、60年ぶりの太陽は、

あんたを照らしたくてウズウズしているはず。

光まで、あと一歩だ。

         

      

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2008-10-17

ウィールス イズ リライト

新型インフルエンザがすごいらしいね。

国会のニュースに隠れているが、

毎日共同通信のRSSの下方に

しっかりと位置をキープして、刻々とその淀みを

深めている。

    

インフルエンザへの注意喚起は毎年のことだし、

適度にやってくれる分にはありがたいが、

どうも厚生省関係の反応がいつもと違う。

与党関係者も、スケジュールを変えてまで勉強会を

したり、おれも打合せを一部変更されたりしたんで、

そんな大事なのかと探ってみた。

するとビックリだ。

      

予測される最悪の事態を算出した所、

日本国内だけで70万人近くが感染し、

死者は3万人に上る可能性もあるという。

これがどれだけの数値かというと、前回流行した

鳥インフルエンザの同じく最悪予想は感染が8万人で、

死亡は二千五百人だったんだ。

実際は100人弱の犠牲にとどまったらしいけどね。

つまり、あれの十倍以上の威力を持ったウィールス

が、この冬世界を強襲するってこと。

おっかないよな。

    

粒子の世界で最強で最弱の繁殖と繁栄を

続けるインフルエンザウィールスは、

毎秒・・・この瞬間だって進化と変化を遂げ、

人間の英知の最先端と戦い続けている。

決着なんてないだろうし、エンドレスゲーム覚悟の

地球で最速の戦いだ。

      

ちょっと前の話なんだけど、

ウィールス工学の助教授さんに話を聞く機会が

あって、インフルエンザみたいな未知の

細菌ってなんなんですかね、みたいなことを

尋ねた記憶がある。

するとその人の答えは実に広角な視点での

もので、すごく記憶に残っているんだ。

「何のために生まれたのかっていうのは、

難しいことなんだよ。虫は言葉も発達した知能も

ないのに、すごく複雑な子育てや狩りが出来るし、

鳥は巣を本能でこしらえる。

どの生き物を食べたらいいかも知ってるし、

どの生物には勝てないのかも生まれついて

身につけているだろ。

それがないのが人間なんだよ。

人間は地球を壊すだけだし、唯一食物連鎖の

役に何も立っていない。

神がこの世界を創造したなんてユーモアで言

うなら、人間はたった一つの失敗作だ。

でも、そこで登場するのがウィールスだ。

彼らは生物に感染して、媒体を介して種を

広めるけど、不思議と母体そのものを滅ぼしてしまう

タイプも多いだろう。

エイズやインフルエンザがそれだね。

母体が死ねば、当然寄生している細菌も死ぬんだ

けど、なぜかその道を本能で選ぶ。不思議だと

思わないか。

ウィールスについては、実はまだ全体の1%も

わかっていないけど、さっきの天地創造が神の仕業

って言う愉快な考え方を基調とするなら、失敗作で

ある人間を間引きするためのものじゃないのかっ

て思うんだよ。

非科学的な雑念だけど、そんな逃避的な考察でも

しないと、わからないことだらけなんだよ、

ウィールスってやつは」

       

こういう考え方は、おれも嫌いじゃない。

どこまで行っても余談に過ぎない分野なんだけどな。

ここで旧約聖書を持ち出して、

15の試練を数々の殺人ウィールスに擬えるのも

柔らかい発想で面白いが、今はよしておこうか。

ここでする話でもないしね。

      

新型インフルエンザの話に戻そう。

政府や厚生相は、予想外の威力に脅威を

抱いている。これはガチだ。

そしてある意味匙を投げた感もある。

それはこれから発表される対策の中身にあるんだ。

先行してご紹介。驚かないでくれよ。

    

1.各企業に通達して、出勤時間をばらす。

    これは混雑する通勤電車を回避することで、

    飛まつ感染を少しでも減らすため

2.インフルエンザ予防に力を入れている企業を

    探して、ノウハウを共有する

3.タミフルの摂取

       

以上。びびっただろ。

      

一国の政府が、新種の病原菌に対して取る対応が、

こんなもんなんだ。

つまり、事実上お手上げだってこと。

出勤時間をずらすって言ったって、そんなものを

今の日本企業の多くが守るはずがない。

表向きにそうしたって、実際は朝礼の三十分前に

来いとか、他人より一時間早く来るのがスタンダード

と言ってしまえばそれまでだからね。

ビジネスタイムを一時間逃すことを、新自由経済が

許容できるはずもないのだ。

外資系やフレックスを取り入れている一部企業が

協力するだけで終わりだろう。

2番なんてもっと滑稽だ。

インフルエンザ予防に力を入れている会社って

何だよって話。

医療系ならまだしも、一般企業が社員に注意でき

ることなんて、手洗いうがいをしましょうってなもんだ。

医学的な見地の意見が全くない。

これは結構おっかないことだと思うよ。

    

ウィールスについては(PCのものも含めて)

製薬会社(アンチウィルスソフト製作会社)の

自作自演だみたいな陰謀論は絶えないが、

いつか自分達の手に負えないような

最後の発明をしちまう危険だってあるわけだよな。

(そんな小説何冊かあったね)

       

でも、こうしてメディアや個人が書いて、

おっかないインフルエンザが来るらしいってことを

伝えていくのが、実は一番の予防らしい。

最新のバイオ工学が、ヒューマンコミュニティーに劣る。

化学って、ぶっ飛んでるんだかおれたちの社会に

溶け込んでいるんだか、わからないところがあるよな。

なんて達観したことを言っていても、おれの実態は、

毎朝鏡に映る貧相な青年を知ることでも悪戦苦闘。

たった一体の生物を知るのにも、27年以上かかる

ってのに、毎年配列を変えて襲い掛かる謎のマク

ロウィールスなんて、銀河系の年表くらいの時間

があっても足りないんじゃないか。

      

何の話だっけな…。

まあ、とりあえず、この冬は特に予防に努めてくれ

ってこと。

             

最後に、面倒じゃなかったらクリックしていってくれ。

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2008-10-16

経済の樹

こんなメールが。

      

経済を語るにつき、全てをありのままに伝えれば

良いというものでもないんだよ、ボクw

不況だ恐慌だと煽って何がしたいの?

六千兆が消えると言ったってこの国の庶民は

意味もわからずうろたえるだけだ。

週明け一時的に株価が回復して喜んで、

きっと本来の恐慌を見失うだろう。

中小企業がなぜ連鎖倒産するのか。

サブプライム株をほとんど買っていない日本が

何故窮地なのか。

その辺をこの国のやつは全くわかってないよ。

どうせわからないなら、偽りの安堵を与えてやれば

いいじゃないか。

「サブプライムの影響は日本は少ない。

欧米が苦しむ中、日本企業が大きく躍進するだろう。

リーマンを乗っ取った野村の様に、日本企業が

世界で名を馳せる時だ。

恐慌中も日本は好景気を迎えるだろう。

消費するなら今だ。

車も買い時だし、低金利を利用して住宅を買うのも

良いだろう。投資も新政策で簡単に始められる。

対外の貨幣有利を利用して海外旅行も穴場だ」

そうやって景気循環、消費を促すのがあなたの

役目でじゃないの?

         

似たようなことを、おれの大嫌いな経済アナリスト

も言ってたな(メールを送ってくれた読者が嫌い

って意味じゃないよ。悪しからず)

景気ってのは生もので、不景気だ不景気だと

騒げば本当に不景気になってしまう。

消費が冷え込めば循環も悪くなって、一層歯止

めが効かなくなる。だからみんなで車や家電の

消費を促そう!好景気は国民の手で作ろう!

みたいなやつ。

反吐が出るね。

      

消費が冷え込んだのは国民の疑心暗鬼のせいか。

あれだけ労働者から搾り取っておいて、

賃金が落ちて売れなくなったら、不景気を煽る輩の

せいだ。もっと購買意欲をかき立てろとは、随分と

身勝手な理論だな。

   

だけどね、こういった話は対外ふざけろで終わって

しまいがちだが、結構勉強するところはあるんだ。

今回は税金面で学んでみようか。

政府は今、企業への大幅な減税を考えている。

中小企業向けといってるが、当然大企業だって

入ってくるものだ。

秘密裏にやるときは大企業だけ。

大げさにやるときは大企業も含む全ての企業。

さあ、損をしているのは誰だ?

なんてクイズがやりたいわけじゃない。

好景気時には企業は恩恵を受けた。

特に大きな企業は、設備投資マインドの好調を

もろに生かして、大きく金を溜め込んだだろう。

どっかの怪しい占い師に、

全国放送で何度も大企業に利益を集中させるの

が良いんですと言わせ、経済誌にも中小企業

淘汰のうたい文句を書かせながら、

景気が悪くなると中小企業を救いましょうと

御影倒しの手を差し伸べるのだ。

マッチポンプの最果てだ。

       

が、ここがポイントだ。

景気が悪くなると企業の大小関わらず多少の

ダメージは受ける。

そのダメージを軽減するために消費の促進だとか

流通の風通しだとかを気にするんだけど、

不況になると、好景気時の支配層の独り占めが

なかったかのような言い回しに変わるんだ。

都合のいい時だけ、「日本が不景気」と

日本全体が金がないような顔をして、

減税だとか補助だとか特例だとかの恩恵に

きっちり預かるのだ。

考えてみてくれ。

空前の好景気時には、一部の大企業や資本家

だけが全てを独占しちまっていただろう。

なのに不況時に真っ先に助けてもらうのもまた

彼らだ。

日米型資本主義の大原則だと言われればそこまで

だが、だったら競争の勝ち組はとことんヘルプなしで

突っ走ってくれたらいい。

困ったときだけ血税を持っていこうとするなよな。

やつらの何でもありの弱肉強食の犠牲として、

セーフティネットを必要としているやつがこの国では

溢れているんだ。

そこにまで手を付けるのは流石に自由経済と言えど

違うんじゃないのか。

      

         

最後に結構メールで多い指摘を一つ。

         

大企業や中核の資本家を非難することが多いです

が、KEN氏自身も、その最たるところで働いています

よね。自身への矛盾ではないですか。

      

もう少しきつい表現もあったりするけど、

まあ矛盾と言われればそうなのかな。

既に前の会社は退職しているけど、でも今だって

大企業から仕事をもらっているし、関わりもたくさん

ある。

政治的な関心を持って仕事に挑んだりはしないが、

でもひとつ言えるのは、おれがもし読売グループや

トヨタやキャノンで働いていたり、それこそ自民党の

職員だったとしても、やっぱり真実がそう示すなら、

今と同じことを書くと思うんだよ。

それに良く考えて見てくれ。

現在において、自公を批判することは、かなりの

リスキーなことで、現在の体制そのものを批判し

ているに等しいことだ。

中国が攻めてくる。韓国がクレイジーだ。

野党は滅びろ。自民最高、麻生最高と書いていれば

楽なんだろうが、現実はそうはいかない。

プライマリーバランスはどうしたって

自公政権とホワイトハウスによる自由経済に向く。

となると、体制批判とも取れる真似をしなくちゃいけ

ないわけだ。

これは自身の勤める企業を批判するよりも

ずっとリスキーで危ない橋じゃないかな。

あんたの答えはYES、NOで別れるだろうが、

おれは大嫌いな新自由経済の隅っこで、

残飯にありつく仕事もしているし、かといって

その仕組みそのものを考える社会学で金も貰って

る。矛盾かもしれないが、光への最短距離だとは

思ってる。

こんな答えじゃ駄目かな。

            

珍しくタイトル先行で書いただけど、書き終わって

別の記事の見出しに残しておきたかったなと後悔し

た・・・。良かったらクリックしていってくれ。

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2008-10-15

公明党の街

出張へ行く前に掘り出したメール。

       

KENさん。

ブログ、マガジン二種共に拝読しております河合と

申します。

以前にも公明党についての情報を知っている限り

書かせていただきましたが、地方への視察に行か

れているとのことで、●●に来ることがあれば是非

お立ち寄りいただきたいと思い、メールをさせて

いただきました。

私の住む●●は、完全に公明党…と言うより創価

学会の街です。街の中心には公明党を応援する

旨の看板が並び、住宅街の至る所に公明党の最

新ポスターが並びます。

小さな社会ですが、それでも8万人程度は住んで

いますが、学会に入っていないのは私の家族も

含めて百世帯いないというのを、以前勧誘を受け

た信者の人から聞きました。

どうか、取材に来てください。KENさんのような人

が来るのは危険もあると思いますので、事前に連

絡をいただければ、安全に周れるよう手配いたし

ます。

            

こんな面白そうなネタを検証出来ずにいたんだ。

自分の多忙さを情けなく思いながら、出張の日取りに

合わせて読者に連絡を取っていた。

さぁ、異次元ワールドへ一緒にジャンプしよう。

信濃町以上に濃厚な閉鎖空間へ。

       

         

Photo_2

まずはジョークから。

見えるかな。

(見づらい人はクリックして拡大してくれ。写真中央だ)

これは街の中心地で、広いロータリーのど真ん中に

建てられたオブジェだ。

       

公明選挙宣言都市

       

合成でも3D映像でもないぜ。

公明な選挙をしましょうってな宣言だと、後で役所に

問い合わせたら答えていたし、公明党とは何の関係

もないと言っていた。

勿論、公明党の議員の当選率が、

ここ十五年100%であることも、学会信者率が

軽く70%は超えていると思われることも無関係だっ

て。こんな無駄なけん制は不要だと少し怒られたが、

ちっとも無駄じゃないよ。

公明な選挙から公明党を連想するやつは

絶対いるんだし、それをやめさせるには、

やり過ぎじゅないかと本人達に疑心暗鬼

させるのが一番だ。

       

         

街中公明党のポスターだらけ。

これはメールの通りだった。

オレンジと水色の二タイプのベースカラーがあって、

どっちも

「やります!改革!」みたいな明朝体文字。

車の助手席からぼんやりと眺めていると、

三十秒に一回そのポスターが見えてくる。

嫌でも脳に刷り込まれるよ。

         

読者がまとめてくれたレポートは見事だった。

過去五回の選挙の当別の投票数を書き出していた。

これを書いちまうと場所が特定されちまうから、

割合だけで言うと、

公明党72%

自民党48%

民主党8%

共産党2%

無所属16%

その他3%

      

これだけ偏ると逆に頷いちまう。

完璧なコントロールだ。

学会員は公明党と自民党に入れるが、

一糸乱れぬ統率は凄すぎる。

都心部では公明票と言えど最終結果は

微妙に誤差が生じているが、ここでは始まる前から

与党の勝利が決まっているのだ。

    

だが、恐ろしいのはこれだけじゃない。

街のほとんどが公明党を支持しているということは、

待ち行く奴が皆学会信者だってこと。

すごくいい人ばかりにも見えるが、時折暗い部分も

見え隠れするのだ。

         

それは去年の参院選後の話。

読者は迷った末に比例は共産党へ入れたらしい。

結果は野党の勝利に終わり、公明も大きく議席を

減らすことになったが、その後不審なことが続いた

のだ。

       

毎度のように訪れる学会の勧誘の男性から、

捨て台詞で、

「共産なんかに入れる気が知れない」

と言われたとのことだ。

当たり前だが個人の投票結果が第三者に

知らされることはないし、唯一その手がかりを見る

ことが出来る選挙管理委員会だって、口外は

ご法度のはずだ。

読者は当然表向きはノンポリを装っていて、

どこの党にも興味ない。政治に関心がないと

言っていたし、選挙前の勧誘ラッシュは、

ちゃんと公明党に入れるからと断っていたそうだ。

にも関わらず、その男はどうして読者の投票した

内容を知ることが出来たのか。

街全部が敵。

この恐怖は、体験したやつじゃなきゃわからない

だろうな。

投票に行ったときに誰かが盗み見したなら

まだかわいげがあるが、

選挙管理委員会だって街の役所の人間が組織

しているのだから、もっと暗い線だって・・・。

       

更にもう一つ。

選挙が終わって三週間後くらいに、

郵便受けに勝手に政教新聞が投函されたらしい。

取っていないと電話をすると、そんなはずはないと

言われた。

配送所は知っていたから、直接クレームを言うと、

間違えて投函したかもしれないとのこと。

次の日にはもう配られなくなった。

だがその翌週、またも政教新聞が勝手に入っている。

再びクレームを入れたが、対応した人間は、

横柄な態度で読者をいなしたそう。

そして更に翌々週にまた新聞が。

直接東京の本社にメールを入れて、それ以来投げ

込まれることはなくなったが、読者はその直後に

いきなりの部署異動があり、

(公務員なので部署転換は基本的に定期のはずで、

しかも着手していた仕事があるにも関わらず、いきなり

異動になったという)

疑問視している。

思い過ごしってこともあるんだろうし、いくら騒いだと

ころで状況証拠さえ見つからないだろうが、間違いな

いのは、読者がひどくプレッシャーを受けたってこ

とだ。

彼は総選挙があった時、この状況で公明党以外に

入れるのはそうとうに勇気がいると離していた。

おれも無理はせず、公明党と自民党に入れるとい

いと言ってきた。

誰かが傷つく革命なんて意味はない。

            

読者に隣町まで送ってもらって、ギリギリの電車に

乗り込んで別れた。

街は自然に囲まれて、絶えず鳥の鳴き声と

最高にうまい空気が全身にしみてくる場所だ。

でも、振り返ってはっとした。

駅前の作りといい、並ぶ店舗のバランスといい、

都会の中の自然が残る場所、信濃町に、

そっくりだったんだよ。

あれはビビッたね。

信濃町に行く度に、きっとこの街を思い出すだろう。

あの読者が堂々と自分の入れたい政党、政治家に

投票できる日が来るといいな。

            

      

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2008-10-14

有効求人倍率 東北出張おまけ 2

地方都市は105%という求人倍率を掲げて、

スローリーな時間を漂っていた。

その数字のロジックを明かそう。

   

新聞広告を刷っているとある会社。

新聞の折込チラシってのは、記事部分と違って

土地ごとに委託されている。

そこの会社は岩手県の南東部を中心に

広告を管理している所だった。

      

開口一番で答えは半分明かされる。

「求人の広告はどんどん減ってるよ。今日久々に

入ったけど、これが二週間ぶりの求人だ」

その久々の求人募集の内容をそのまま

お届けするよ。

    

楽しい倉庫内軽作業です。

大手企業の工場で楽しく働いて稼ぎましょう!

年齢不問。つらいことは一切なし!!

【時間】8:00作業開始(集合は6:30)

     17:00作業終了(解散18:30)

【給与】時給700円(交通費が引かれます)

【内容】軽作業。ノルマなし。

    

この文句の後に聞いたこのない派遣会社の

名前と連絡先があるだけだ。

時給700円でそこから交通費と昼食代が抜かれ

る。決して良い求人内容じゃないだろうが、

これが二週に一度訪れる唯一の仕事なのだ。

勿論、裏も探る。

すぐに募集元へ電話した。

    

さすが二週間ぶりとあって、朝刊が配られて

まだ1、2時間だってのに、

「既に募集は打ち切りました」

とのこと。欠員が出たように補欠登録をした後、

少し聞いてみた。

「これって直接雇用じゃなくて、派遣ですよね。

やっぱり単発なんですか」

電話もとのおっちゃんは面倒くさそうに答える。

「ちゃんと働いてくれたら、場合によっては次の

現場もあるよ。その辺はわからないよ」

スポット派遣は廃止の方向だが、実態は変わらな

いだろう。自民党の派遣規制緩和はアメリカの意思。

そう簡単にひっくり返らないし、派遣業界に正義が通

じるなら、とっくに偽装や成りすまし、名目だけの派

遣なんて無くなっている筈なのだ。

       

幸い、派遣会社そのものを調べたら、親会社が

そこそこ有名で、おれの知人がいるところだった。

小さな派遣会社ってのは、大きな会社から更に

派遣の仕事そのものを請け負ったりしていて、

マージンがそこで抜かれているのだ。

知人は出社していなかったが、現地の打ち合わせに

必要と言って、問い合わせしてもらった。

派遣会社は深夜だろうが休日だろうが、

ただ働きさせられている労働者がごまんと詰めて

いるからね。こういう時だけ便利だ。

      

一時間ほどかかってでたらめな競争率の仕事の

実態がわかった。

まず、大本の企業は有名家電メーカー。

ここから時給1100円、派遣元へは1320円で

仕事が振られている。

これを大手派遣会社が受注し、下請け・・・というより

グループ小会社の派遣会社へ下ろしている。

この際に900円まで時給は落ち込んでいる。

そして地元の岩手の会社へジャンプする。

ここで時給は750円、マージン込みで860円に

なるのだ。

これを時給700円交通費・昼食別にして広告を

出し、朝刊配布の一時間後には売れきっちまっ

たってカラクリだ。

大本が直接雇用すれば、1300円の雇用が生ま

れるってのに、それをよくも時間600円も中抜き

出来たものだ。

搾取に搾取が連鎖する。

現代日本の経済が顕著に現れているな。

大手派遣会社は今日もせっせと自民党に莫大な

献金を続けているが、彼らが底辺の痛みを知る

ことは決してないのもジャパンスタイルだ。

       

      

昨日の記事を思い出してくれ。

ちょっとだけ算数の時間だ。

物価のさほど変わらない場所で、

時給700円-αの単発仕事が月に二度。

この状況で未来が見えるのか。

灰色の電卓がはじき出す数値は何だろう。

答えが、今の日本だ。

       

          

東京と地方の物価がさほど変わらなくなってきてい

るってことは前回言っただろう。

だが、自治体の保障や、賃金の差は途方もなく

激しいわけだ。

昨日の予算国会でも討論されていたが、

年金の格差に至っては現在五倍程度あるらしい。

全ての格差が集約して、こういうところに現れる

んだ。

(しかも、予算委員会の中継を見ていた人は既に

怒っているだろうが、年金改ざんについては、調査に

限界があり、明日から始まる立ち入り調査についても

見せ掛けのパフォーマンスな部分も多いようだ。

更に野党の意見にあった、改ざんに携わった社保庁、

厚生省、政府の人間を処罰することについては、

時間の都合上全ては出来ないと逃げる始末。

政府よりの職員だけが処罰されない実態が本当に

見えてきたな。日本は本格的に終わってきた)

こういう実態の中、地方への財源委譲という名の

強者への減税を行った自民党政策。

カモフラージュで三億程度委譲されたところで、

どうにかなるものじゃないのは行って肌で感じたし、

中抜きされつくした抜け殻が二週に一度落とされて、

それを巡って地方の若者は生きるか死ぬかを繰り

広げているってのに、

ふるさと納税だとか、財源委譲だとかは甚だ馬鹿げ

ているし、それを利用して

「地方に道路を」

とほざき続けている自民党の旧道路族たちは

まじで頭がおかしいんじゃないかと疑うぜ。

おれが数日回っただけでこの有様がわかるんだ。

出身の議員達が惨状を知らないはずがないんだ。

道路を作って票を集めるよりも、

どうして根幹の税金やシステムを変えてやろうという

発想が出てこないのか。

      

格差は新自由経済の歪だけで出来たんじゃない。

それを利用して身内の利益だけを極大化しようと

した政府や経済界のせいで出来たんだよ。

それを確信した出張だった。

      

       

■補足

頭から映像が消えないようにもの凄いスピードで

今記事を書いているんで、読みにくいかもしれない

が、勘弁して欲しい。

あんた達に伝えたいことが山ほどあるんだ。

生きた情報をなるべく新鮮なうちにさばいておきた

いんで多めに見てくれ。

      

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有効求人倍率 東北出張おまけ 1

早朝六時。

地方都市と言っても、やっぱり朝は閑散としたものだ。

小鳥のさえずりのアンサンブルは、都市部よりずっと

深みと輪唱がいかしているし、高層ビル群の変わりに

緑を少しばかり薄めた山々が見えるが、

駅前は車も人も数えられるほどだった。

だが、車の流れを避けるように、

小さな旧式のビルの袂に集団が。

じっと動かず、きれいに整列して並んでいる。

まるでそこだけ東京の新橋や船橋の朝である

かのように、酸素の薄い空間が作られていた。

          

          

東北は一点の疑いの余地もなく秋晴れ。

一面の紅葉とはいかずちょっと残念だったが、

寒波と引きかけに現れる一面の紅の世界と

引き換えに、おれの細胞が残らず伸びをしそうな

空と土と虫と空気があった。

「気持ちのいい空ですね」

ってのはよく言われるらしいから、ちょっと捻って、

「もう、全部が空ですね」

と、重松清風に言ってみたが、それもやっぱり

何度も言われるらしい。

「東京の人は感動するらしいね。おらたちにはわか

んねーけど」

無限の色を持つ大自然の前では、人間の持つ言葉

のレパートリーなどものの数では無いのだろう。

誰もが神秘の風を扇がれて、最初の鼓動へと時計

を戻すのだ。

         

      

初日は福島から入ったんだけど、ここでは

岩手のことを書こう。

花巻、盛岡、釜石。

三大都市とその周辺を見てきた。

天気予報は時折ブルーの傘を映していたが、

おれの滞在中は見事に晴れ。

読者も時折してくるが、おれは根っからの晴男

らしい。

何を非科学的ななんてつまらない議論はよそう。

クリスタルのように幾重にも太陽を反射する

草木や森、そして大地を這う虫の甲殻に、

化学なんてほとんど通用しないだろう。

      

帰宅してすぐに、マガジン用にLASTEDEN、

アースリーパラダイス。有料マガジン用に年金

神話と農業ってのを書いた。

とにかく書きたいと思っていたことを、すぐに文章に

したくなる。

一日遅れれば、それだけ鮮度が薄れるんだ。

おれが三流だからと言われればそれまでだけど、

頭の中の世界だけじゃどうしても限界ってあるんだ

よな。静かな部屋より、雑踏の中のカフェで書くほう

がうんとはかどるのはきっとこのせいだ。

で、残りの一つを今書いているってわけ。

ポーカーの最後の一枚は、求人についてだ。

         

冒頭の一団は、派遣で集められた若者達だ。

東京と同じく、早朝に不作為の人間が集められ、

名前を番号に置き換えて点呼して出発する。

夜まで肉体労働をこなすと、また同じ場所に

連れてこられ、静かに散っていくのだ。

       

福島、岩手、秋田の求人倍率は105%だった。

これは役所の人間が勝ち誇って言った数字。

そしてこれを盾にして、駅前で演説していた

某党の政治家は

「仕事はあるんです。若い人が選り好みしている。

給金が低いのも、東京を基準にしているからです。

土地に見合ったお給料と言うのがあるでしょう」

と恥ずかしげも無くほざくのだ。

      

東京は物価が高いから、それだけ給料が必要。

これは高度経済成長期にその現象があったことで、

未だに一部の人間に信じられている都市伝説だ。

どうして彼らは口で言う前に、実際に自分で行って

調べないのだろうか。

米、パン粉、バナナ、醤油、ケチャップ、長ネギ、

鳥モモ肉、豚ひき肉、さんま、ホタテ、いわし、

寝具セット、エアコン、液晶テレビ、ゲームソフト。

これらの値段を東京の練馬、江東、成城の三つの

スーパーと、福島、岩手、秋田で立ち寄った三つの

スーパーで比べてみた。

勿論、家電系は同商品で比べてるよ。

      

練馬 143,760円 

江東 147,625円

成城 138,200円 

福島 138,518円

岩手 140,002円

秋田 139,600円 

    

これのどこに差があるんだろうか。

最も富裕層が暮らす成城が一番安価な理由を、

三位一体推進委員会の皆さん、どうか演説よろしく。

    

沖縄で自給自足だとか、土地を持っていて農業も

しているなら別だが、普通に暮らす分には、東京も

田舎も大した差は出ないよ。

おかげでおれは見知らぬ土地で、与党議員の関係

者と口論する羽目になるところだった。

危ない危ない。

おっと、派遣組みが出発するぜ。

彼らと同行するのは、以前にも何度もやっているから、

おれたちは先回りしよう。

とりあえず新聞広告を管理している会社にGO。

安心してくれ、ちゃんとアポは取っているから。

そしてその後は、ちょっと愉快な算数の時間だ。

             

             

■ちょっと■

有料マガジン等では詳しくレポートしていくけど、

地方の老人ホームや商店街は、悲惨と言う言葉

しか当てはまらないくらい酷いものだった。

人口はけっこういる都市なのに、夜のゴールデン

タイムに人影さえない。

冗談みたいな話ですが、バスの運転手に聞くと

こう言っていた。

「若者は本当に金がないんだよ。だから全然

遊ばない。外食産業も量販店もどんどん潰れてる」

都会の若者も金の無さでは負けてないが、

ここまで市場が凍りついているのを見ると、

正直愕然とした。

自民党が掲げた新自由経済は、ようやく見直しの

岐路にあるが、それとはもはや無関係に、日本中

の都市が滅びてしまったのかもしれない。

生き残りをかけた競争は、結果のどかに暮らすこ

を悪だと定義し、お国のためにワーカホリックに生

きることでしか道を見つけられない社会が出来た。

結果、地方が死に、都心部だって亡者みたいな

自律神経がいっちまった連中が下を向いて歩く

カオスタウンに成り下がった。

そして政府が推奨した素晴らしき競争も、

おれたちにはなんの恩恵も無い、最低の出来レー

スだったんだから、救われない。

だけど、一番悲しいことは、

そんな現状でも、地方の方が与党への信頼が

高いんだ。

「自民党の言うとおりにしていれば・・・」

小泉改革以来、これをずっと唱えながら、

来ることのない朝日を待ち焦がれているのだ。

      

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2008-10-13

ただいま

ただいま。

さっき東京に戻ってきた。

ロス疑惑の三浦氏のスイサイド。

日経平均8100円の驚愕。

アメリカの北朝鮮への思いやり。

離れている間のビッグニュースはこんな所だろうか。

         

ロス疑惑は正直わからない。

アメリカの手に渡った時点でどうにでも出来る状況

だったんだし、これだけ力を入れて、他国の司法に

圧力までかけて引っ張ってきた容疑者を、自殺する

時間をたっぷり与えるほど緩い監視をしていた意味

がわからない。

証拠を提示するのかしないのかは知ったことじゃない

が、何をしようとアメリカ捜査当局の面目が保たれる

結果は変わらない。

            

日経平均8100円台。

緩やかな下降線を下る数字にドキドキするのは

スリルがあるんだろうが、こんなことで危機の真相

を見ることは出来ない。

10000から8000に落ちたというのは、

日本の市場の価値が五分の一減った。

それだけのことだ。

庶民に襲い掛かる波は、虎視眈々とデジタルの数値

の向こう側で、ふくらはぎを硬くして待ち構えている。

因みに7700円を切ると戦後最低の数字になる。

前回はバブル崩壊時。

ただ前回と違うのは、好景気に溜め込んだ余力が

国民にないことだ。

自民党政策で、痛みを伴って作り上げた空前の好景

気は、最上階だけに莫大な資産を残し、終わってし

まった。

生き残りをかけた地獄絵図は、いつだって庶民の

中だけで繰り広げられるのだ。

      

最後に北朝鮮問題か。

これは勘違いしている人が多いけど、一連の流れは

日米双方が手打ち済みのことだ。

北朝鮮のテロ支援国家指定の解除については、

報道の通り事前に政府に連絡が入っていたが、

自民党はいつも通り

「おおせのままに」と服従するだけだ。

そこはいつもと一緒。

だが、麻生が頭が切れたのは、

事前に日本への連絡があったこと。

日本は到底許すことは出来ないという姿勢を

打ち出したことを明言してくれること。

この二点を頼んだのだ。

理由は勿論、日本はアメリカ政府に軽視されている

わけじゃないですよという体裁を保つため。

勿論、国内限定でね。

それを条件に、北朝鮮のテロ支援国家指定解除を

黙認したのだ。

小泉、安倍があれだけ莫大な金を使い、

日本を半壊させてまでやってもらったテロ支援国家指

定だが、ここであっさりと翻されたわけだ。

国を挙げてアメリカに貢いできたのに、

こんな小事さえ日本の意思は反映されないのだ。

北朝鮮への経済制裁の延長を決めた直後に、

アメリカにまったく無視されていることを証明しちまっ

た麻生。

赤っ恥もいいところだろうが、

これがいい機会なんじゃないのか。

今のアメリカに一点張りでしがみついている理由

なんてもうない。

ドルをなんとか起こすために、どれだけの国益を

損失しているのか、総理自身だってよくわかっている

だろう。

産経や読売と提携して自民がやったねじれ国会時の

「国益の損失」の数千億倍の金が無駄になっている。

       

いい加減、目を覚ませよ。

国内限定でプライドを保とうと必死なのかも

しれないが、世界だって別に驚きはしていないぜ。

日本はとっくにアメリカの植民地だと

思われているんだから。

         

          

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2008-10-12

六千兆円が消える日

ある日突然、地球上から何かが消えてなくなる。

バランスを取っていた支えを失って、

ありとあらゆるものが倒れるのだ。

残されたのは虚空だけで、

気圧の下がったブラックホールに、

何千万・・・いや、何億って連中が引き込まれ、

次の世界を模索する為の反面教師として

奉られるのだ。

    

不良債権処理がどのくらいまで難航するのか

知らないが、確実に言える事は、

間もなく、この地球上から6000兆なんて

ふざけた金が消滅して、それと同等の人間が

もだえ苦しむ。

杖を失った世界大統領は転げ込むだろうし、

事態の大きさにEU4カ国連合も口を開けて

呆然としているほど。

消滅の日。運命の日。奇跡の日。

ネームは何だっていいが、

新自由経済、はたまた資本主義が音を立てて

崩れいく瞬間を、まさか拝めるなんてね。

嬉しいのか、恐ろしいのか。

         

おれの世代は最悪のアイスエイジ最後尾だが、

世紀の切り替わりを見て、グランドゼロを見て、

日本がワールドカップを開催しちまうなんて

夢のような瞬間にも立ち会えた。

まさかこれに経済の崩壊と新生のカオスまで

付録がつくなんて、なんてイかした世代だろう。

そう思わないか。

         

         

発言をまとめようかな。

オバマ

「この金融危機は米市場最悪の恐慌だ」

         

何を今更・・・だが、大統領の立場でこれを発言

したってことは、事態は相当に重いってことの証明

でもあるか。

アメリカ経済そのものが崩壊しようって時だから、

最悪だと同時に最後の恐慌になりかねないけどな。

でもそうなりゃ世界も終わりか。 

            

国連安保理
「サブプライム-プライム恐慌は百年に一度クラ

スの大惨事になる」

         

世紀に一度か。ニューディール並だってことか。

だが、今回は政治の失態が原因で、その失態は

日本の自民党と米の共和党が唯一無二の最強

だと信じて推進してきた日米型資本主義が元に

なって起きている。

完全に支配者層の私欲に世界全土が巻き込ま

れた形だよな。

債権を買った世界中の企業や投資家は勿論

阿呆だとしか言えないが、

地球史上最大の商品を生み出して、

見事なセールストークで売りさばいたアメリカも

なかなかのものだな。

         

以前にも欧州研修のレポートで書いたけど、

日米より人を欺いて金を掠め取るのが

うまい民族はいない。

国規模のものだってそうだし、

チャチな詐欺ひとつとっても、超格差資本主義

は目が飛び出るほど巧妙で、他国の追随を

許さないのだ。

誇らしかったり、そうでなかったりだけど。

         

麻生(7日国会)

       
「不況ですから、中小企業の資金繰りなんかに

配慮が必要ですね」

      

相変わらず日本の国会は何言ってんだか。

中小企業の刹那的な資金繰りはわかったし、

補正予算の黒い部分は多めに見るが、

いい加減具体的に恐慌への対策をしたらどうだ。

日本は不良債権は少ないと言われてても、

代わりにあんたらのおかげさまで、

恐慌が来る前からスタグフレーションで

国民生活は窮地なんだ。

更に企業の設備投資マインドは大幅減退、

消費市場も凍りついている。

日銀が既に国家予算の三分の一近くの金を、

海外の投資家の為にくれてやっているが、

あんな延命カンフル剤だけでどうにかなると

でも思ってるんだろうか。

第一、経済のため銀行だけ助けるなんて、

いつの時代のやり方だ。

これだけの緊急事態に、銀行の貸し渋りが

解決したくらいじゃ、消費意欲は回復しないぜ。

それとも、郵政を売却して軍事利権で回復す

ればとでも…。

         

極論かもしれないが、状況がシビアに

なったんだから、森も公明党と話し合って、

麻生から別の人間に総理を変えた方が

いいんじゃないか。

どうせ支持率回復するまで選挙はやらないん

だろうし、総理がちょくちょく代わることには

もう国民は慣れっこだ。今更驚きはしないよ。

体調が悪いとか、民主党がいじめるからと

お決まりの文句で去ればいい。

政権争いも大事だろうし、海上給油はアメリカ

の為の至上命題だろうが、

そのアメリカ経済が崩壊しちまえば、

今の自民党という組織そのものが存在意義を

失うことになるんじゃないのか。

政権交代がいやなら、とりあえず誰でもいいから、

減税を含めた法案や、個人預金保護、派遣法の規

制など、最低限の準備はやってくれなくちゃ困るが、

麻生じゃそこまで頭が回らないからな。

やつは総理になって化けの皮が剥がれちまった。

よく聞く評判は口だけだ。

身内にそう言われるんだから、よっぽどなんだろう。

         

今何をするかで、ダメージも大きく変わる。

アメリカでさえ大分濁っているが、減税や消費

促進に動き出している。

経団連の顔色ばかり伺ってないで、

世紀に一度の窮地くらい、国民の顔を見たら

どうだ。

あんたらが捨て駒にしていざなぎ超えを実現

させた連中は、どんな瞳の色で自民党を見て

いるのか。最後くらい真正面から覗いてやれよ。

         

怒りと悲しみと絶望の色は、

きっとそんな色をしているんだぜ。

永田町にはないカラーだろう。

でも、それが日本の今の色なのさ。

                  

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2008-10-10

サムライリベンジ

「日本は失われた十年から復活した」

フランスのルモンドを発信源に、その言葉はすぐさま

極東の島国にも響いた。

サムライリベンジと名づけられたストーリーは、

日本の立ち回りを評価すると共に、

欧米の希望だとまで書かれるほど。

日本は失われた10年から復活した。巨大なバブル

崩壊からも立ち直ることができる証しであり、欧米

にも希望を抱かせる。世界でほぼ唯一『サブプラ

イムの毒』を味わわなかったのが日本の銀行だ。

どうするよ。べた褒めだな。

こんな記事に踊らされて、日本人が安堵するとでも

思ったんだろうか。

そして隠れ不良債権が山ほどあると言われている欧

米の投資家が、日本を目指すとでも? 

欧米にとってJAPANって国はひどく曖昧だ。

場所もなんとなく知っていて、どんな国かもぼんやりと

は聞いたことがあって、でも実際のところ詳しいことは

あまり知らない。

そんな場所をピンポイトで選んで、無根拠な安堵感を

植えつけたいのか、それとも記者さえもシンプルに日

本のことを詳しく知らなかったのか。

         

どちらかはわからないが、日本の現在のスタンスを

もろ手を挙げて褒めるなら、

超二極化社会とアメリカの半植民地。

この二点を考慮する必要があるってことを、

是非とも伝えたいね。

      

ルモンドはこうも書いている。

(アジアと言えば)中国に注目が行ってしまうが、

日本も侮れない。日本の復活など誰も気にしな

いと思うが、見習うべき部分もある

なんだ、おしい線までかすってるんじゃないか。

その通りさ。

世界第二位と言い続けているのは自民党と経団連

だけで、国民生活はとっくにランク外。

「そんな国がサブプライムの影響が少ないです」

と言ったところで、さほど気にされないし、

僅かな金持ちだけが資産を持っていますと言うの

は、旧体制の経済にいつまでもしがみつく支配者

がいて、同時に国民の政治参加意識が薄いです

と公言するようなもの。

どんなに今の構造を延命したって、

頭を撫でてくれるのはホワイトハウスだけだ。

            

         

超二極化社会とアメリカの半植民地の考察だったね。

まず前者。

野村がスタンダードチャーターズを抑えて、

リーマンのアジア、欧州を手中に収めたことだけを

取って、日本もなかなかのものだと褒めてくれているが、

こんなものは、誰も嬉しくない。

確かにリーマンの半分を買い取る体力が、

現時点であったことは凄いことだ。

だが、国民に比例した豊かさがあるわけじゃない。

一部のやつらに金が集中していて、

アジアトップの富裕層と、世界三十三位のその他

国民の生活が同居している物珍しい国なのだ。

しかも資源も観光も弱い島国なのにね。

    

後者は日本を語る上でもっと重要なことだ。

海外から見れば、日本とアメリカの関係は、

貿易上の円ドル相互と、日米同盟くらいのもんだ

ろうから仕方ないが、

日本はサブプライムの直撃があろうと無かろうと、

(早くも日本が第二波を食らうか食らわないかを

運命の12月なんて呼んでいる連中もいたな)

この国はアメリカを中心に回っていて、

アメリカが窮地に落ちれば日本もその下に沈み

こんで、アメリカを少しでも水面に押しやるための

踏み台になる運命だ。

故に、サムライリベンジなんてのはちゃんちゃら

おかしい話で、そもそも自民党にはリベンジどころ

か、一生日本国民を奴隷として自分達、しいては

ホワイトハウスのために酷使することしか考えて

いないのだ。

         

         

日本は思ったよりサブプライムに手を出していな

かった

       

当たり前だ。

星条旗のお墨付きのハイリスク商品に手を出さな

くても、この国は毎年のようにでたらめな額の米国

債を買っていて、それを損失額と考えるなら、

日本の国家予算が余分に一年組めちまうほどだ。

不良債権は一時的に政府が買い取って、

預金は一定額保障してやればいいが、

日本は年次改革要望書の呪縛からは逃げられないし、

国連と戦争とドルの為に都合よく駆り出される、

擬似植民地としてこれからも歩むんだからね。

これをわかってくれる国はいないし、

やはり日本は自らの力でこの鎖を正しい結び目に

戻さなくてはいけないってことだ。

         

               

週末はフィールドワークの範囲をぐっと広げて、

今度は東北へ行ってくる。出来るだけそのままの

生きた時間を切り取れるよう、努力するよ。

読者の経営する会社にもお邪魔する予定。

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2008-10-09

東京ミッドタウン

読者よりレポート

       

米粉加工販売会社「三笠フーズ」の汚染米転売事件

で、流通ルートに飲食料品卸最大手の商社

「国分(こくぶ)」(東京)が含まれていたにも関わらず、

農林水産省が同社を調査していなかったことが分か

った。

    

農水省の調査責任者は「(国分に売った)伝票が残

っていたのに調査していなかった。ミスだった」と陳謝、

再調査し公表する方針。

農水省による流通先の調査・公表をめぐっては、事

実関係の訂正が相次いでいる。調査漏れが発覚し

たのは初めて。

国分によると、同社は汚染米と知らされずに今年1

-2月、三笠フーズのグループ会社で警察強制捜

査を受けた「辰之巳」(東京)から、ベトナム産の米を

購入し、熊本県の酒造会社「六調子酒造」に9トンを、

「抜群酒造」に7・2トンをそれぞれ売却した。

辰之巳から販売先への仲介を依頼されたといい、

国分は米を帳簿上で売買し、1キロ当たり数円の

利ざやを得ていた。

米は直接、辰之巳から酒造2社に運ばれたという。

農水省は情報提供を受け、8月末から三笠フーズと

辰之巳を調査。両社に残っていた伝票を基に流通

先を割り出し、追跡調査を始めた。

その過程で、辰之巳の伝票に、販売先として国分の

社名があったことが判明。農水省は国分から汚染米

を買った酒造2社を先に調査し、両社の焼酎の材料

に使われていたことを確認した。

しかしその後も国分の調査はしなかった。農水省の

調査責任者は「汚染米の最終的な使途が分かったた

め、国分の調査を失念してしまっていた」としている。

国分によると、汚染米は酒造2社以外には売ってい

ないという。

(中日新聞)

      

   

>国分によると、汚染米は酒造2社以外には売って

いないという。

本当なんでしょうか?

      
≪他の疑問など≫

MA米輸入が義務じゃないのに義務だと主張して積極

的に受け入れた国の方針

アフラトキシンB1についてはまだ政府公表していない

アフラトキシンB1についてはほとんどマスコミは報道

していない

「国分」ルート(三笠フーズ)は調査終了としていた

伝票がないから「米でんぷん」出荷ルート分からず、

島田化学工業は調査終了

汚染カドミウム米の行方

      

「医師板からのコピペ」 のコピペです。

40 :逃亡者:2008/09/13(土) 01:26:17 ID:23fUP1Pf0

2年前から大阪で勤務しているが、以前の勤務地と

比較して大阪は本当に肝臓癌の患者が多いと感じ

た。消化器内科からTAE(肝動脈塞栓)の依頼が次

から次へとくる。

で、ずっと疑問に感じていたことがある。大阪では患

者の殆どが男性なのだ。おまけにウイルスフリーもち

らほらいる。それでHCV・HBV以外にも肝臓癌の原因

はきっとあるに違いないと、大阪に来てからずっと思っ

ていた。

今回この事件を知って二度驚いた。ひとつは不謹慎

だけど、「あー、やっぱり」っていう驚き。実際には因

果関係を証明するのは無理でしょう。でも治療してい

る私の実感としてはピッタリだったてことなんですよね。

そういう驚き。

もうひとつは、自分も肝臓癌になる可能性があるって

いう驚き。というより、恐怖だろうか。

肝臓癌の治療すればするほど思うのだが、本当に治

らない。今では絶対に治らないという確信さえ持って

いる。最期が悲惨なだけに考えてもみなかったことだ。

肝臓癌になるかどうかは別にしても、今はこんな情け

ない国に生まれてきたことが悔まれて仕方がない。

      

こういうのを見ると肝臓ガンとの因果関係が気になり

ますね。現役の医師の実感というのがリアルで。

    

三笠フーズが発覚して農水省でどんな「方針」にした

のか分かりませんが、これは相当とんでもない事態

が起こっていたのではないでしょうか?

「アフラトキシンB1」がどうしても気になるんですよね。

他にも隠していることは山盛りだと思うんですよね。

隠し事が山盛りで毒も山盛り、なんて。

ジョークにもなりません。

食品も「安かろう悪かろう」なんですね。

老後の医療費を考えたら食費をケチってる場合じゃ

ないですね。貧乏人には厳しい国になりました。

         

読者メールはここまで。

       

安かろう悪かろう。

これは食品に限ったことじゃない。

以前に洒落で本を作って配った時に、「東京ミッドタ

ウン」って短編を最後につけた。

六本木ミッドタウンが出来る前だし、構想さえない頃

だから、営業妨害にはならないろう。

話をかいつまむと、21世紀後半の話で、おれが

滅多に書かないフィクションで、しかも半ファンタジー。

自民党の経済政策がそのまま22世紀まで続いたこ

とを想定して、それぞれの業種、分野のやつに予測を

してもらって集約したのものだ。

(原稿用紙たった四十枚程度だが、えらく時間がかか

ったのを覚えているよ)

代表的なのは、支配層のみしか住めない街が、今の

港区、世田谷区に作られる。(東京ミッドタウン)

全てのものが二極化して、支配層が買うものとその他

の庶民の買うもので価格帯が数十倍の差がでる。

ミッドタウンとその他の地域では寿命、死亡率、犯罪数、

収入が大きく異なり、まるで別の国のようになる。

東京ミットタウン内に住む為には政府関連団体が主催

するパーティに十回参加する必要があるが、その招待

券一枚が庶民の年収とほぼ同額。

国民はA~E層に分けられて、ランクが下がるほど遠

くに住むことになる。

東京から離れれば離れるほど治安や食の危機は増し、

スラム化する。

通行証IDが国民日一人一人に渡されていて、住基ネ

ットと連動している。

許可された地域にしか入ることはできない。

東京ミッドタウンに入れるIDを持つのは政治家や官

僚、資本家や経済界の面々のみ。

選挙権はC層からもらえる。

国家反逆罪が制定されていて、B層以下の人間が

集会を開いたり、反体制的な発言を公ですると即

死刑。

2018年に行われた国民投票で、核武装、戦争参

加はOKになっている。

世界有数の核開発国として特殊産業は急成長。

2020年にアメリカが経済破綻を迎えるが、日本

のドル建てで支えられ、再び日米支配、日米資本

主義が世界の中心となる。

年次改革要望書が渡される日は祭日で、首相が

米大統領を訪問する様子がテレビ中継される。

貧しい庶民が上の階層へ行くためには大金が

必要だが、唯一残された手段として、軍隊に入隊し、

戦争へ赴くこと。残された家族はC層の生活が約束

される。行った本人は鉄砲玉として使われる。

         

あくまでフィクションだけど、でも結構反応良かったん

だよな。小さなCGデザインの会社で役員している人

が、ショートフィルムで映像化したいって話もあって、

企画書まで見せてくれたんだけど、やっぱり駄目だ

ったのかな。

         

それは余談だが、全ての二極化は進んでいて、

今はもう東京ミッドタウンを心から馬鹿話としては

笑えないだろう。

危険でも安いものを食うしかないやつが日本には

ゴロゴロいて、働いても働いても報われないシステ

ムが知らぬ間に構築されてしまったことに、結構な

数のやつがようやく気付きだしたはずだ。

          

でも、東京ミッドタウンは再現されないだろう。

(経済破綻の予測だけとっても、10年も読み違えて

いるしね((笑)

以前のおれの予測よりずっと早いスピードで、

この国の国民は主権を取り戻しつつある。

永田町を見てみろ。総裁選ダービーで国民が全く

乗ってこず、埋蔵金のトリックが暴かれて焦っている

のは絶対支配者の自民党の方だ。

間もなく、我慢と忍耐を不幸に換金する馬鹿げた時

代は終わるのだ。

あんたらの手によってね。

            

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2008-10-08

コミュニティライン

もらったメールを読んでいる中で、本題とは関係ない

んだけど、ちょっと気になる部分があった。

      

「テレビ局の制作費がこの10月改編から物凄く削

られている。その前から、広告収入がガタ減りして

真っ青」

      

テレビ番組製作のコストカットは前々からある話だ

し、故に廉価で作ろうとするあまり、関西テレビの

件や、出演料を安く出来るアナウンサーや若手芸

人ばかりを使うようになっている。

しっかり番組を作れる予算があるNHKが、

ゴールデン視聴率の1位を取る当たりでもそれは

現れているしね。

            

昔は民放のほうが電通マネーをどこまでもつぎ込

んで、盛大に番組を作っていたが、スポンサー離れ

が激しいことで、テレビ局には金がなくなっている。

要因は勿論視聴率の低下だ。

「国内の携帯には原則ワンセグをつけること」

なんて総務省経由で大人の事情(圧力)を働かせて、

実質視聴率なんて言葉で、なんとかテレビの広告料は

水準を保っているが、そんなものはテレビ局側の営業

も客である大企業も、砂上の楼閣だってことくらい知っ

ている。

       

影響力の面では、勿論テレビを上回るメディアは

ないし、ネットがテレビを逆転するってのもちょっと

考えづらいが、それでも両者間の市場がでたらめ

な勢いでインチを近づけているのは確かだ。

おかげで、最近テレビでは妙な会社のCMが多い

そうだ。

飲むだけで健康にとか、知能が活性化する成分

入りの・・・みたいなところが、当たり前のように

お昼の安価枠を買っているようだからね。

昔のテレビ局なら、そんな企業はお断りだったろうが、

それが出来ないあたり、テレビ局の苦しさが伝わっ

てくる。

          

気になったんで、そのまま聞いてみた。

前職の関係で、テレビ関係は結構知り合いがいる

からね。答えは面白くもないほどシンプルだった。

「視聴率が下がってるからね。十年前と比べて、一

つの番組を作る予算が半分以下だ。

今年の第三クール(10月からって意味らしい)から

は更にカットされるし、下請けにはどんどん値を下

げさせているよ。局側の人間の稼動費は変わらな

いから、なるべく外注するしかないんだよ。

本体が全部作ったら、今の予算じゃとても足りない。

特番くらいじゃないの。本局側主導で作るのは」

だそう。

ニュースやNHKの情報番組、それに時々やるドキュ

メント、あと海外旅行系の番組がなくならなければ、

おれはそれで良いし、予算削減はほぼ全ての業界

で共通の話だ。

日本の場合、社会形態の崩壊から、それがダイレ

クトに下請けいじめに走っちまうが、テレビ局も例外

じゃなかったって話だ。

      

でも、長い目で見るとそうも言ってられないんだろう。

バラエティ番組やくだらない三寸劇のドラマ。

つまらないというやつもいるんだろうが、でもあれら

が全部なくなったら、それこそつまらない社会だ。

自分が見ない癖にえらそうにと言われるとつらいが、

社会を構築する上で、笑いやジョークは必須なのだ。

真面目なことばかりやってる民族なんて、これほど

最低な社会はない。

くだらない番組があるからこそ、もっとくらだらない

毎日がさほどでもなく思えたり、その小さな笑いで

救われるやつらがいるのだ。

事実、おれの知人に首吊りを考えていたが、テレビ

のくだらない番組を見ていたら、その気も失せたっ

てやつもいる。

何が役に立つかなんてわからないんだよな。

            

      

テレビの価値は薄れているし、NHK以外はどんど

ん番組自体も質素になっているが、

時代と折り合いつけてそこそこにやるべきってのと、

市場が小さくなっている以上、社員の給与も人員も

裂いて、他業種と同じように規模縮小していくしか

ないんじゃないのかな。

ただ、マスコミが衰退しすぎると、タイのように

国家反逆罪なんてぶっ飛んだ法律が当たり前の

ように適用される世界になる。

麻生や安倍だって、状況が違えばやりかねない

のは周知のことだ。

下準備は長年かけて整っているんだしね。

         

世論への影響と行政監視。

誰か妙案を考え付くやつはいないものかな。

リサーチ力と組織、そして報道の脈を、

うまく消費者、有権者のために使う策。

きっと、それは日本から生まれると思うんだけどな。

買いかぶりすぎか?

         

         

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灰色のベンチ 132号 本日配信

               

2008-10-07

DOWA BURNING

あんたは白、それとも黒?

好きなカラーやリバーシの先攻後攻を聞きたい訳じゃ

ないし、シルエット大臣の節制を憎む声でもない。

答えによってはあんたの自由は限りなく制限され、場

合によっちゃその場でトカレフで眉間を撃ち抜かれる。

バッドアンサーは勿論、黒だ。

       

何か悪いことをしたってんじゃない。

誰かと誰かが愛し合って、その結晶としてこの世界

に生まれた。

星の数ほどの色と面を持つ社会に、笑い、泣き、

楽しみ、哀れむ、ごく当たり前の人間だ。

ただ、肌の色が黒い。という一点を除いては。

       

黒人は野蛮で、貧しくて、白人が嫌い。

庶民はそんな理由で黒人を迫害した。

黒人を殺してもさほど罪にはならないし、

列車も食堂も仕事も何もかも、白と黒の住み分

けが徹底されたのだ。

         

安心してくれ。これはずっとずっと以前の

アメリカの話だ。

1960年代。半世紀前の大陸の出来事さ。

続きを言うと、

勿論、法の上ではとっくに肌の色は無関係だと

うたわれ、全て平等であると書かれている。

だけど、人々の心の上ではそうならなかった。

白と黒が融合するにはとんでもない時間が必要

だったのさ。

そう、とんでもない時間。

それは今この瞬間だって含まれているんだぜ。

何故なら、50年の時を経た今だって、

アメリカで完全に白人と黒人が平等だとは、

ちょっと言いがたいからだ。

黒人街は今でもたくさん存在しているし、

職の平等なんてちゃんちゃらおかしい言葉なのが

現状。

大企業は黒人雇用率なんてものを世間体で気に

しているが、そんないかれた悩みを抱えている

時点で、差別が心に残っている証拠なのだ。

今回、オバマが大統領になれば、黒人初の大統領

ということになるが、もしもそうなれば、差別の完全

な解消に一歩近づくんだろうけどね。

いや、黒人だからって理由で選ばれるのは本望じゃ

ないだろうが、未だに黒人差別の意識を持つ米国民

の中の一部のやつらも、変わるんじゃないかってこと。

            

          

遠く離れた日本も、他人ごとじゃない。

幸い、この国は、一様に皆黄色い肌だったおかげで、

強烈な黒人差別はなかったが、

それでもアメリカの影響が最も大きい国だから、

「黒人は怖い」という漠然とした意識は残っている

と思うんだよな。

六本木や麻布じゃそんなことはないだろうが、

まだまだ外国人に触れる機会のない地域は

たくさんあるからね。

でも、差別って程じゃないのは確か。

          

だけどな、日本にもそう生まれたってだけで、

どうにもならない差別がかつてあって、

それは未だに空気中の僅かな成分だけ残っている。

肌の色ではないが、そこで生まれた。

ただそれだけの理由で、未だに不自由の枷を

つけられている人らがね。

それが同和問題だ。

差別は無くなってきているし、法律もとっくに整備

されている。

だけど事実、この2008年現在だって、

同和地区出身ってだけで面接で落とす採用担当

者がいるし、探偵の身辺調査では同和地区出身

者かどうかを調べる項目がちゃんとある。

そういう見えないところに、差別はいつまでも蔓延

るのだ。

       

あまり深く言い過ぎると、どうやらそれ自体が

差別の促進だと言われるようなんで、ここでは

このくらいにしておくけど、でも最後に。

      

米国民は、表立って初の黒人大統領だとは声高

には言ったりしないし、オバマはそんな理由だけ

で当選したりはしないだろう。

焦点はイラク派兵と経済対策だ。

    

日本も同様。部落出身者が政府にとは誰も言わな

いし、総選挙ではスポットライトも当たらない。いや、

当たっちゃいけないことだ。

でも、心の差別はある。

難しい問題だけど、そういう側面もある。

これだけは覚えておいて欲しいことかもな。

            

※タイトルはミシシッピバーニングから。書くのを

 忘れてた。1064年の不朽の名作だ。多分アラン

 パーカーだったと思う。

         

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2008-10-06

MONDAYマーケット

中川昭一がテレビ番組にて、週明けの市場に答えが

あるとの発言をした。

他にも、

「予断を許さない(経済)状況だ」

「補正予算には(プライムバブルを加味した)大幅修正

が必要」

との見解が出るなど、ようやくってな感じだ。

世界から一ヶ月送れで、ようやく自民党にも、

危機感が出始めたらしい。

遅れた理由は言うまでもない、支持率回復の為の

自民党劇場を、一ヶ月のロングランで公開していた

せいだ。

いや、麻生に至っては、おそらくまだこの状況でも、

プライム不況の恐ろしさをわかっていないかに思え

る。

         

         

最近、情勢がえらい変動が激しかったから、

ちょっとここで整理をしておこう。

ここに書けるだけの情報は置いていくから、

読者自身でニュースと融合させて、より多くの行間を

拾い集めてくれ。

   

まず自民党サイド。

早期解散を望んでいるのはどちらかと言うと地方。

知人の地方自民党本部の人間も、

「ここまで来たら総選挙に打って出るしかない。

色々かき乱して、いざ数字(支持率)を見たら低かっ

たのでやりませんでは国民が納得しないと思う。

経済悪化のタイミングに空白を作ってしまったのは

本当にまずかった。このままでは延ばせば延ばすほ

ど求心力は落ちる」

と言っていた。

総裁選では地方は満場一致で麻生にかけたが、そ

の麻生も思ったより支持されていない。

ご祝儀支持率が45%という最悪の展開だ。

なんとか60%に刹那的でも持っていって、即選挙と

いう策だろうが、宮崎に滅多に寄り付かない知事を

加えたくらいで、今の国民が欺けるかは疑問だ。

            

               

         

野党サイド。

読者でも数人が指摘している通り、キーマンは輿石

だろう。

民主党が現野党連合として政権を取った場合、

国新の田中を内政関係にあてたり、

生活の専門家である福島瑞穂を消費者に近い場所

に配属するのが有効だろう。

そして共産が議席を伸ばすことが有力視されている

ことから、共産党からの大臣起用も考えられる。

昨日書いたように、平沼を長妻と組ませて郵政対策

に置くってのも悪くない。

            

だが、あくまで経済のボードは民主が握る。

これは絶対だ。

そしてそこで登場するのが輿石だ。

彼の経済方針は今までの日本とは全く異なり、

簡単に言うと社会の上下の差を縮める…と言うより

は、ピラミッドの下へ下へと圧力がかかる構造を、

緩和するものだ。

欧州社会の構造をモデルにしていて、縦の圧力から

横への圧力に変えるシステムだ。

当然、自民党の大好きな「競争力」とやらは一時的に

落ちるだろうが(奴隷システムや銀行チェックの徹底化

による裏金の激減でね)、いくら大企業に競争力がつい

たって、政府が国民に恩恵を与えないのは、ここ十年

で証明されている。だったらそんなものは不要だし、

国民生活にゆとりが出てきて、それによって経済がうま

く循環していく方がいいに決まっている。

先進国の看板を取り戻したいと躍起になっているのは、

自民党と経団連だけだしな。

そんなラベルをアメリカにもらわなくても、日本より豊か

な暮らしをしている国は腐るほどあるんだ。

               

ただ一つ障害として、読者が情報をくれた。

         

北欧の場合これほど高齢化していないのと、コ

ミュニティがしっかりしていて、相互補助の考え

方が徹底している。

日本の場合はコミュニティが崩壊しているから、

幾ら掛け声出しても金を出しても効果は薄いだ

ろう。

               

確かにここが問題かもな。

殺伐とした新自由経済の時代で、国民の心は荒みに

荒んだ。自殺率の高水準維持、労働者の三分の一

以上に未来がない国じゃ、それも仕方ないだろう。

それをゆっくり紐解いていく時間と策が必要だ。

ここは経済界とホワイトハウスにべったりの自民には

絶対に出せないところ。

心への政策ってのが実は一番大事なんだけどな。

       

         

経済ちょっとだけ。

リーマンの最新情報が入った。

野村とスタンダードが争ったアジア部門買収が手打ち

になって、実質は野村が手中に収めたが、香港への

配慮も結構いい条件らしい。

どんな大恐慌でも、そこに旨みを見つけてありつくや

つはいるものだ。

         

リーマンは六本木を引き払い、別の場所へ移動する

案が濃厚だそうだ。

既に財閥系の不動産会社数社にオファーが出ている。

リーマンの残り組みは三割弱が再雇用され、残りは

方々に散るそうだ。

まあ、職に困る連中じゃないので、うまくやるだろう。

そこはちっとも懸念も心配もしていないよ。

ただ、あんたの会社にも秋の中途入社として、

「前職はリーマンBです」

なんてやつが来る可能性があるってことだ。

銀行や商社の人は尚更可能性大。

暖かく迎えてやるといい。

やつらのプライドは今ズタズタだ。

            

          

最後にアメリカとその他海外。

共和と民主がデッドヒート。

日本の自民と民主の競争とマッチングしているが、

根本的に違う部分がある。

それは日本の場合、大きく言うと、

資本家や大企業の自民党と、

会社員や労働者の民主党という構図だよな。

支配者と被支配者の対立が顕著だ。

だけどアメリカの場合はそうじゃない。

共和も民主もいずれも拮抗した支持基盤を持って

いるんだ。

だから、オバマが勝てばアメリカそのものが

大きく変化することになる。

力を握っていた企業も銀行も団体も、そっくりその

まま引っくり返るのだ。

不良債権の山をどうするかが課題である以上、

発信源のアメリカは経済に膨大なチェック機能を

働かせて、黒い金を極力表に出していくだろう。

それでも追いつかないが、やり続けるのだ。

それしか方法がないからね。

EUも。既にブレアやベルルスコーニら四強が協力

して、もっとも地下に潜った危険債権が多いと言わ

れる市場をなんとかしようと動き出した。

ロシアも同様だ。

残念ながら、日本だけがアメリカの指示待ち状態。

ズブズブの利権体制を続けるには、マケインに勝っ

て欲しいのだろうが、もしもオバマになった時のこ

となど全く考えていない。

まぁ、総選挙後に自民党が下野していれば、何の

問題もないんだけどね。

米が民主政権になれば、自民のような体制はすぐ

に解体されて、地下部分の掃除役に適任の人間

に首相は挿げ替えられてしまうだろう。

与謝野、二階、谷垣あたりか。

そういう意味では、麻生はいずれにせよ短命なの

かもな。

日米、どちらの民主が勝っても、60年間の隠した

いことがいっぱいな自民党には、分が悪すぎるのだ。

            

         

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2008-10-05

HIRANUMAグループ

平沼が郵政民営化反対組として、保守議員を集めて

新グループを結成。

そのまま衆院選へ流れ込むと発表した。

         

今の日本で本気で保守とか言ってるのは、もはや

このおっさんらだけになっちまったし、

麻生とか安倍の保守は、アメリカだけを除外した

あまりにご都合主義すぎるフェイク。

あくまで金の為に言ってるだけだ。

保守じゃなくホシュ。

今の日本の政権はホシュ政権ってこと。

            

右だの左だのに全く興味はないし、時代錯誤の

議論は勝手にやってりゃいいが、

保守を掲げるんなら、今すぐにでも取り組む必要

があるのは、当然郵政についてだ。

中国が攻めてくると騒ぐのも儲かるんだろうが、

郵政は既に民営化され、

あと五年もすりゃ、予定調和のマーケットの波に

飲み干されるだろう。

このまま黙ってりゃ、アメリカを救うキーになるだ

ろうし、小泉はまたホワイトハウスから頭を撫で

てもらえるだろう。

       

その流れを、なんとかせき止めようと、

平沼たちや野党の様々なグループが躍起になって

いるが、結末を書き換えられるかは正直不透明だ。

日本が長年かけて築き上げた唯一無二の財産。

無料でくれてやるのか、それとも再び国民の手に

戻すのか。

衆院選の隠れたターミナルポイントだ。

                

             

裏情報も書いておくと、

平沼の今回の早期グループ立ち上げは、

結構な打算で動いている。

郵政民営化ストップは、実は民主党も掲げていて、

選挙に勝てば、ストップはどうかとしても、

見直し議論は立つだろう。

そこで専門家を使うことになる。

「郵政民営化再検討対策委員会」

きっとこんな名前だ。

その委員長の席に、すっぽり収まることが出来るのは、

郵政プレゼント計画の全てを知る平沼が、

なかなかの適任だ。

だが、その為には、自民党色がどうしてもまだ強すぎる。

小泉とは切れたが、有権者はまだ平沼=自民党の

イメージがあるだろうしね。

故に、今このタイミングで、わざわざカメラを入れて

平沼グループ結成を発表したんだろう。

あのおっさんにしてはなかなかいい策だ。

おれたち国民からすれば、アメリカの手のひらに渡り

かけている郵政を、取り戻してくれれば、別に誰だっ

ていい訳だし、政治家は利用するだけするもんだ。

あのおっさんにそれだけの気概と、ラストチャンスと

見ての決死の覚悟があるなら・・・。

とおれは思っているんだけどね。

            

            

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2008-10-04

年金テロ

「年金は安心です」

かつて政府が流したCMで、幾度となく年金は安心だ。

有名タレントを惜しげもなく使い、システムを、行政を、

そして国を信じろと刷り込んできたのだ。

その後も、何度も野党から年金の闇についての

質疑があり、数字が合わないだの、受け取れていない

やつがいるだの、財源が無駄使いされているだのと

いう指摘があったのだ、

それでも、政府は力によってそれらを押し込めて、

長年に渡って闇は闇のまま、おれたちに見えることは

なかった。

    

だけど、一昨年の件で、ようやく年金に光が当たった。

ねじれ国会、国益の損失だのとメディアでは批判され

たが、それがなければ、国民はまだ何も知らない顔で、

役人に財布代わりに使われる金を、毎月貢ぎ続けて

いるところだったんだ。

    

「消えた年金」。

今考えると滑稽でしかない言い訳だが、

データ移行時のミスだと、苦しい言い訳をしていたのは、

実は改ざんして金を浮かせ、私欲のタメに使われていた

ことの方が大きいようだ。

冷静に考えれば、データの不具合で発生した問題で、

受給額が減るものが圧倒的に多い時点で、相当怪しい

話なんだけどな。

そして稀に起きた過剰供給はすぐに回収しただろう。

足りない奴には、本人が嫌になるくらいの審査や、

身分だの品行だので色々言われて、多く上げちまった

ら信じられないスピードで取り上げる。

そのクイックネスを、どうして別なことにも使わないん

だろうな。

          

         

前にも書いたとおり、どうやらおれの年金記録も

かなり怪しいと睨んでる。

役所の説明は異次元にワープしちまったような

論理だったし、前の会社との調整が遅れている

っていうんで、じゃあ今厚生関係の部署の連絡

先を教えるといっても、こちらでやりますの一点

張りだ。

相当でかい企業だし、担当者はその部署だけで

数十人いるのに、連絡がつかないわけはないん

だけどな。

まあ、じっくりやるさ。

おれはやつらの思惑通り、面倒になって投げ出

したりはしないし、全部音声録音してるからね。

今後も進展があったら報告するよ。

      

      

改ざん記録も、9月に一件だけあると言っていたの

が、カレンダーを一月めくる間に、143万倍に膨れた。

勿論、実態はまだまだあるんだろうが、どこまでが

明るみになるのかは不透明だな。

ついにメディアも、「消えた年金」から「消された年金」

にネームチェンジ。

もう年金には何の信頼もなくなりそうだ。

      

正直ここまでぶっ壊れているのなら、年金システムそ

のものを辞めるか、全く新しいものを作るかしかない

んじゃないのか。

徴収は中負担程度にするのに、バックはしない…どこ

ろか、母体が豪遊や票集めに使っちまう。

そして慌てて作った新機構には、結局旧社保庁の人

間を大量登用と、随分と話が変わってきてる。

国民は政府のおもちゃじゃないぜ。

      

             

麻生のコメントには怒りを通り越して笑ったよ。

「とんでもないことだ」

って。なんだ、その他人事みたいな台詞は。

去年も書いたけど、自民党が厚生省や社保庁の

ずさんな実態を知っていて、あえて見てみぬふりをして

いたことは、某テレビ番組にて正式に認めたことだ。

選挙前だからって、何を無関係装ってるんだか。

逃げんなよ、主犯。

         

            

補足―

年金の改ざんは、おそらく社会保険庁と企業、そして

政府との三者間の協力がないと実行不可能だ。

企業は年金負担を減らしたいし、

社保庁は使っちまった年金のつじつまを合わせたい。

しかし政府がスルーしてくれなければ、成立しない。

三者が互いの監視になっているシステムだが、

一度WINWINを築いちまうと、逆に国民は何もわから

ずに払い続けるだけになってしまう。

野党が長年かけて今回の年金の闇を暴いたが、

おそらく氷山の一角で、永田町埋蔵金は、まだまだ

こんなものじゃないはずだ。

      

         

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【HHS】ナイトメア オン ザ バタフライ【本日配信】

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2008-10-03

麻生の本当の狙い

麻生がずいぶんと大人しいな。

選挙前だから当然だろうが、それにしても、

かつての彼の発言や行動を知っている人にとっては、

今の彼は別人に映るんじゃないだろうか。

中山元大臣についてだって、かつての彼なら謝罪

どころか、よく言ったと褒めてつかわしそうなもんだ

けどな。

民主党へのアバウトな批判ばかりしている彼は、

どうみたって変だ。

         

と思ったら、やっぱりその通りで、

出張から帰ってすぐにおれにコンタクトをとってきた

某政党関係者が、なるほどってな説を言っていた。

       

「解散間近だと言われていますけど、今度の選挙に

勝つために自民党は必死なんですよ」

まぁこれは当たり前だ。選挙に必死にならない政党

はない。

情報だと、自民は八十億、公明は六十億近い金を

選挙に突っ込むらしい。

野党は全部合わせても二十五億。

支配者を支持基盤にする政党と、

労働者や弱者が支える野党じゃ、

体力面でいきなり雲泥の差があるのだ。

公職選挙法なんて、支配者が決めたルールで、

当然その他のやつを叩くために存在するんだからな。

       

台詞の続き。

「そうじゃない。いくら自公が勝っても、参院は野党が

過半数なんだから、状況は今と変わらないと思ってい

るだろう。だけどそこが盲点なんだよ。

麻生は、というより自民党は今回の選挙で、

劣勢を覚悟している。だから演説なんかでは言い方を

変える気だ。

衆院は与党、参院は野党でバランスでしょうってね。

現状維持でねじれではなく、バランスをとっていこうと

言いたいわけだ。

これは結構効き目があると踏んでいるみたいよ。

民主党とかが顕著だけど、特定の絶対基盤がない

だろ。労組とかだから。だから自民とか公明みたいに

何があろうと与党に入れるみたいな人が少ないから、

バランスって言葉で与党に傾くやつが意外と出るこ

とを見込んでいるんだ」

      

で、この先が重要。

「それで、なんとか自公で三分の二を取れたとしよう。

そうしたら、麻生は本領発揮するだろう。

どんどん衆院で強行採決して、海上給油、黒い金や

年金問題を解消しないまま消費税だけ増税。

医療費も見直しを検討としか言ってないと、弱者を

見殺しにする方針はそのままにすると思う。

でも、参院で反対されるだろ。で、後は議論になる。

衆院でもう一回可決するのか、世論を気にしてやら

ないのか。

ここがポイントでね。

衆院選でバランスのためと言って勝ったにも関わらず、

世論は自民にあるといって、強行採決の具材にする

んだよ。野党は負けているし、最後の突っぱねが出来

ないし、自民の言い分は、選挙が終わった後じゃ、誰

が何を言っても無駄だ。

麻生はそれまではひたすら自分を抑えて、来る日に

備えているんだよ」

             

なるほどね。うまい作戦だ。

テレビで言ったらまずいだろうが、

地方の講演でこれを使われたら、かなりの有権者が

騙されるだろうな。

安倍が捨て身で作った国民投票法案も、

麻生政権のちょうど真ん中あたりで発動有効を

迎えることになる。

            

イラクセンソウバンザイ!

アメリカコクサイモットカオウ!

チュウゴクガセメテクル!

ジユウシホンシュギバンザイ!

サンネンガマンスレバシアワセニ!

               

今から練習が必要かもな。

発声練習なら、是非とも政府の劇団が

地方公演で留守がちな議事堂でやってあげてくれ。

         

          

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2008-10-02

FULLPOWER!! ~自民党本性~

口だけでまさかと思ったが、本当にやりやがった。

       

野党からの資料要求があった際に事前相談す

るよう自民党が農林水産省に指示していた問

題が2日、厚生労働、防衛など7省に飛び火し

た。

問題拡大を受け民主党は

「民主主義を破壊する行為」(菅直人代表代行)

として徹底追及する構えで、衆参予算委員会

審議の新たな火種となりそうだ。

厚労省は2日、民主党の会合で、後期高齢者

医療制度に関する資料要求で事前に自民党

国会対策委員会に報告したケースが2件あっ

たことを認めた。さらに内閣官房と防衛、外務、

総務、財務、経済産業の各省も同様の指示を

受けたことが判明した。

内閣官房は口頭で指示を省内に伝達。外務省

はメールで関係部署に伝えた可能性もあるとし

ている。農水省関係者によると、自民党からの

指示は汚染米転売問題の発覚後の9月12日、

内閣総務官室を通じ全省庁に伝えられたとされ、

全府省庁で行われている可能性もある。

         

これは選挙とか政権とか関係ないぜ。

そこを勘違いしちゃいけない。

政府が、国民へ与える情報を、制限しようとしている

んだ。この重さをわからなきゃいけない。

       

でも、これが現実。

ちょっと前にもここで書いたはずだけど、

ルールを司る支配者とその他大勢では、

こういう部分に歴然とした差が出るのだ。

         

こんなことをするのは当然隠したいことが山ほど

あるからで、流石に頭のきれる麻生は、

省庁の問題に火がつきそうだと思った瞬間に、

鉄のカーテンを引いて、国民の目から隠すつもり

だったんだろう。

         

自民党がどう対応するかはわからないが、

再び公開されたとしても、もう時既に遅しかもな。

年金同様、既に改ざん済みって可能性も十分ある。

それさえばれちまったら、これまた年金問題同様に、

「職員が勝手にやった」

と切り捨て、闇に葬るだけだ。

          

こんな恐ろしい政権が日本を支配しているのも

あと少し・・・と思いたいが、まだまだ厳しい状況って

のが現実だよ。

         

でも、永田町の空気は確実にかつてない純度を

取り戻し始めている。

国会初日に、小沢に一斉に食って掛かった自民党

議員を見れば明らかだ。

まだまだ圧倒的優位な立場にいる60年の独裁

政権を築いてきた王朝が、たった一人の冴えない

政治家に、額に血管を浮かび上がらせて怒声を

挙げるなんて、かつてあの場所ではなかったことだ。

状況は刻一刻と変化して、グラデーションは無数の

側面を浮かび上がらせるが、一つ経験則を持ち出

すなら、政府が怒る時は、大概国民にとって良い

事がある時だ。

      

新しいドアは見えてきた。

半世紀以上明けられなかった開かずの扉だ。

キーメーカーは勿論国民。

小泉旋風で使い道を間違えたが、

大丈夫。きっと今度は開けられる。

この国には、光が必要だ。

            

         

また選挙まで、政治カテゴリーに変更した。

読み手が増えるのは間違いないからね。

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GROWTH BY THE PEOPLE

灰色の視点でお届けしなくちゃいけないってことで、

暇なときはおれの大好きな社会学ネタとか、

有料版に書くほどじゃないけど、フィールドワークで

面白かったボツネタとかを書くんだけど、

この時期は書くことがあり過ぎて、逆に迷う羽目に

なる。

ネタはいくらでもあるが、時間がそれを許さないのと、

おれの頭の回転速度と、指の動きの限界じゃ、

時間がある程度取れても、書けることはタカがしれて

いるからね。

         

だったら、もっと簡潔に書けばってなことも言われる

んだろうけど、それじゃ意味が無い。

真面目なことを、くそ真面目に書いて、面白みもユー

モアもなく書いたところで、それはあまり受け入れら

れないのさ。

笑い、奇妙さ、変化、不自然。

そう言ったことで味付けを変えて、初めて多くの人

が見てくれる。

勿論、WEBサイトを見る人なんて限界があるし、

社会がテーマだったら尚更だが、例えば一万人に

向けて情報発信するだけでも、その数は一握り。

おれは恵まれている方なのだ。

だけど、それはおれの特異性にもよるところも

少しはあって、おれのここのコラムは、

すごく難しくて、そして社会の奥深いところにあるよ

うで、しかも生きた情報やネタを、さも個人の書きな

ぐりのメモのいように軽く書いている。

そのほうが読みやすいってのも大きな理由だが、

何より受け入れられ易いからだ。

            

「私の調査によると、自民党が予算委員会で提出し

た報告書にある、海上給油法案の恒久的延長の

項目にある、自国の経済成長及び貿易の円滑な

発展という項目は、添付された資料を下地に述べ

られているが…」

「政府は、自殺率と失業率を関連付け、警察調査

見解及び警察白書、国民生活白書の要約にまで

手を回し、失業率が減れば自殺率が減るなどと

述べているが、これは最もしてはならない解釈の

拡大であり、失業が自殺にもたらす要因及び過程

の改善が必要であり、且つ、失業者が自殺を図り

数を減らせば、自殺者が減るのは当然で、それに

よって自殺者が減りましたという言い方は、国民

に対する虚偽、情報操作である・・・」

         

な、死ぬほど退屈だろう。

社会学も政治観測も、真面目な分野で、だからこ

そ変化が必要なのさ。

証拠に、ここをずっと読んでいるあんたは、

こんな小学生でも読める文章を読んでいるだけで

も、日経や経済誌だけをバイブルにしているおっさ

んらより、ずっと裏事情を知っちまっているはずだ。

年次改革要望書の闇が、新聞に書いてあるかい。

保険料値上げのトリックは。

米国債購入のことは。

好景気循環の嘘は。

な、こういうことさ。

新聞なんて、行間を読む力が無ければ、

ただの紙屑でしかない。

だって考えてみてくれ。

これだけ今国民が反発している

日米型資本主義だが、小泉がご丁寧に、

弱者にとっては最悪の世界になるとまで教えて

くれていたにも関わらず、日経や読売を呼んでいる

人たちがこぞって自民党へ投票したのだ。

そういう点では、あんたらの方が数倍社会を

知っているってことになる。

                

・・・ほら、また長くなった。

         

新聞記者の知り合いが、かつての好景気と成長率の

比較みたいなのをくれた。

シンプルにそのまま見てくれ。

      

神武景気(1954-1957) 成長率13%

岩戸景気(1958-1961) 成長率11%

五輪景気(1962-1964) 成長率10%

いざなぎ景気(1965-1970) 成長率11%

バブル景気(1986-1991) 成長率5.5%

第二いざなぎ景気(2002-2007) 成長率1.8%

       

これがどうしたって。

見たままさ。

かつての好景気は、国を成長させ、国が栄えること

を好景気と呼んだんだ。

だが、赤字のところ。

自民党が、

「我々の改革のおかげで訪れた」

としきりに強調する、戦後最大の好景気は違う。

かつての景気中、最も長い期間続いたにも関わらず、

成長率は驚きの低数値だ。

更にGNIは、この間に2位から30位までランクを落と

している。

国が栄えたのではなく、政府と経済界と資本家だけが

潤ったのだ。

残りの大多数の国民は・・・。

言うまでもない。

新聞の上で踊る「空前の好景気、まもなく波及」

の文字に顔を綻ばせ、来ることの無い恋人を、

自殺者と派遣社員と暗い未来だけを何倍にも増幅

させて、永田町を許容していたのだ。

      

それでも、自民党は総理が変わればOKだと

思っているし、そう考えたから麻生への交代劇まで

やったし、また「三年復活説」とか言い出した。

散々待たされて、また三年我慢すれば明るい未来

だってよ。

こんなこと誰が信じるんだ・・・と思いきや、結構な

やつが支持しちまっているのが事実。

極東の島国で、無欠の革命が起こせるかどうか、

本当のチェンジは今から始まるのだ。

       

         

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2008-10-01

偽りの好景気が終わって

地方取材ツアーに出ていて、名古屋、大阪と既に

回って、今福岡なんだけど、正直…本当に元気が

ない。

読者から色々と身近なテーマの情報はもらって

いたけど、いざ自分の目で、手で、口で、そして肺で

その空気を触ってみると、日本は落ちるところまで

落ちたんだと改めて実感させられるよ。

       

一例だけ先行で紹介すると、

外資系スーパーと熾烈な争いをしていた商店街が

あった。かつては県下でも有名だった大きなところ。

九年前に政府の規制緩和の波に乗ってやってきて、

瞬く間にお客の大半を浚っていった。

それでも地元の結束と、長年培ってきたお客への

信頼で、商品券や共通ポイント、それにお歳暮や

年賀状の強化、WEBサイトの充実など、東京の

マーケティングの最前線を知るおれでもびっくりする

くらいの努力をしていた。

ところが、いくらやっても勝てない。

得意客はどんどん離れていくし、限界だろうという

価格でも大手にとってはものの数ではないのだ。

そして、政治に無頓着だったその商店街の人たちも、

小泉が総理の座を空けるころには、流石に気づいた

そうだ。

「ああ、はじめから政府は、おれたち弱者を殺す

気だったんだな」 とね。

心臓をストレートでぶち抜かれたように痛かった。

      

戦いの内訳は書くも無残だ。

何せルールが大企業のために書き換えられている

マトリックスで、弱者は阿呆のように踊るだけ。

中小企業増税によって、弱い商店は従業員を大幅に

カットせざるを得なくなった。

更に外資は輸出が治外法権、消費税はキックバック

されるんだから、同じ商品でも最低価格がまるで

違う。

加えて派遣制度の改正。

これで大手はインスタントワーカーの利用によって、

人件費を極限まで削り、対して商店の人たちは、

「派遣会社は小さな商店にはものすごい金をふっか

けてくるし、面談も出来ないから誰が来るかわから

ないから無理だ。それに、人間を使い捨てのように

する真似は出来ない」

と最後までやらなかったのだ。

結果、大手スーパー、量販店に根こそぎ市場を

奪われ、商店街の9割の店がシャッターを下ろした。

そして、ここ五年間での自殺者は・・・12人。 

         

      

自民党は構造改革に必要なことをやり遂げた後、

誇らしげにこう言った。

「痛みはあるが、その後に明るい未来がやってくる」

腰ぎんちゃくの新聞たちにもこう書かせ続けた。

「自民党のおかげで、戦後最大の好景気がやって

きた。今は実感がないが、すぐに浸透していくだろう」

あんたも覚えがあるはずだ。

日経には一時期、洗脳のように頻繁に活字になって

いたしね。

それを信じていた愚かで無知で、そして有り触れた

犠牲者A、それがあの商店街の人々で、あんたの

周りで俯いている人々だろう。

      

競争による自由社会。

頑張った人が報われる社会。

      

そんな言葉に惑わされ、透明な不平等さには

目がいかなかった、いや、見る力が無かった。

それが小泉旋風の時の日本じゃないだろうか。

         

小泉のマニュフェストが発表された時、

おれは翌日こう書いた。

「弱者は死ねってことだ」

えらい非難のオンパレードで、

小泉人気も手伝って、おまえは民主という売国奴

の手先だとまで言われたっけ。

しかも当時のおれは成人したての正真正銘の

青二才。今みたいに気楽になんでも流せないから、

「親切に教えてやっているのに、どうしてわからない

んだ。マニュフェストは読んだのか。読んでからもの

を言ってくれ」

なんて言ってたっけ。とんだ阿呆だよな。

          

だけど、当時のおれも未熟だが、

当時におれをきつく罵った人も、今では有料マガジン

まで購読してくれている熱心な読者だ。

「あんたの言っていたことは正しかった」

なんて言わないし、正しいの種類は星の数ほどあるが、

それでも、おれも読者も、そして国民も成長した…筈だ。

         

今度は、絶対に間違えちゃいけない。

あの時、たった100人足らずの読者に向けて言った

ことを、今は週に数万人が通り過ぎる場所で言おう。

「自民党は人気かもしれない。50%に下がったとは

言え、国民の半分が支持するなんてことはすごい

ことだ。でも、麻生が何をしようとしているか、本当に

わかっているかい。どんな社会を目指そうとしている

か、ちゃんと調べたかい。その上で、自民党に投票

するなら、勿論おれも賛成だ。

だけど、もしもそれが曖昧で、今の社会が生きづら

いと感じるなら、ちょっとだけおれの話に耳を傾けて

欲しい。週に一度、五分でもいい。

ここへ来て、記事一つでも良いから読んでくれ。

ニュースの合間に見える未来の断片が、必ずあんた

にも見えるようになる。

それが見えた上で、あんたが差し迫った選挙に

足を運んでくれたら、必ず日本は今よりも良くなるん

だ。それは絶対保障するよ」

            

あれから結構な時間が流れて、おれも27になっち

まったが、今度はどうかな。

「マニュフェストを要約するとね、政府は

強者と弱者がお互い譲り合って、子供を安心して

産めて、自殺なんてせずに済む社会にしようって

言ってるんだ」

おれがそう書ける日が、一日も早く来るといいな。

世界が無限の色のクレパスで塗られれば、

灰色の世界はもう不要なのだから。

       

      

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2008-09-29

自民と日教組と国民と

麻生が民主党を「総裁選をしない政党に・・・」と批判

して、大親友の公明党に警戒されるかと思えば、

公明党様の次はすぐにニューヨークに出向き、

国民には何も知らせずに勝手に、集団的自衛権を

容認する発言だ。

さすがにおれもこれには驚いて、なんだこの独裁者

はと書こうと思っていたら、今度は国交相の中山が

4日で辞任。

   

どうなってるんだ、この国は。

自民党もいい加減にしろよ。

おまえらの私欲と利権のために、サブプライムで

一番大事な時にくだらない総裁選出来レースを二

週間も見させられ、ようやく新内閣がスタートしたか

と思えば、たった4日でご破算なんて、救えない話

にも程がある。

       

大臣が4日で簡単に辞めることができる。

それだけ、国民は自民党になめられているってこ

とだ。

「どうせおまえらは、どんなに怒ろうと選挙には行かな

いんだろう」

と高をくくっているからこそ、あんなことが出来るんだ。

安倍政権の時の不祥事を起こして辞めたやつらも

そうだし、今回の中山もそうだが、やつらは結局また

重役に帰ってくるし、何度でも「再チャレンジ」出来る。

だが、自民党の作った社会では、おれたち国民は、

一度でも足を踏み外せば、後は真っ逆さまに、

日米資本主義の底のまた底に落ちていくだけだ。

だからこそ、国民は怒ってるんだろう。

    

ご祝儀支持率込みで新内閣が50%なんて、

正直麻生自身が一番青ざめているだろう。

「総理が変わればどうせ支持率が戻るんだろう」

となめていたんだからね。

            

                

さあ、書こうか書くまいかすごく悩んだが、

中山発言について掘り下げようか。

麻生が総理になった瞬間に戦争はちゃんとするか

ら安心しろとアメリカに報告したのも書きたいが、

どうやら麻生政権事態がもう終わっているようだし、

後回しにしよう。

だとしても、中山発言をおれが書くのはちょっと面倒

なんだけどな…。

この手の話題は、ちょっとでも違う視点で書くと、

えらい剣幕のメールが山のようにくるからからな。

でも、ニュートラルな意見がない以上、書いておく必要

はあるだろう。

          

         

「日教組は教育のガン」

「日教組は解体しなくちゃいけない」

「日教組が強いところは学力も低い」

「間違ったことはしていない。教育の為に

火の玉になる」

         

中山発言だ。

火の玉がどうなのかわからないし、日教組と学力の

関係は、今資料を取り寄せてもらっているが、

まず大前提としていち有権者として言わせてもらうと、

『何故今なんだ』

ってことだ。

中山がどういう思想だろうと構わないし、何を述べよう

が勝手だろうが、

今、日本経済が大不況を前にしていて、経済の大津

波が発生した時に内閣がいなかったなんて状態で、

ようやく体制が整った時に、よくもまぁ勝手にヒーロー

を気取って好き勝手できるなってことだ。

         

ふざけるのもいい加減にしろよな。

おまえらの出来レース劇場の為に、血税がどれだけ無

駄になったと思ってるんだ。

その挙句に、大臣がスピード辞任して、

『おれは正義だ、悪くない』

とほざける神経が到底理解不能だよ。

自分のことしか頭にないか、国民がよっぽどなめられてい

るかどちらかだ。

          

日教組が批判したいなら、空白を作った分仕事を何倍も

こなして、なんとか危機を乗り切ってみせてからやれよ。

国交相なら、

『道路族が日本の道路を駄目にしている』

『公明党は道路利権のガン』

『旧道路族と公明党を解体する』

とでも、言ったらどうなんだ。

勿論、辞めずに最後まで仕事をして、実行もね。

その上で、教育について批判して、問題定義するなら

すればいい。

そこではじめて国民は納得するんじゃないのか。

            

       

じゃあそろそろ、日教組について。

日教組と右翼団体は、度々衝突している。

右翼と言っても現代の場合、自民党中核部も含めて

大概が職業右翼だから、意見が言いたいわけじゃなく、

そこに金が生まれるからやっているんだけどな。

多分これは左翼も一緒。

          

理由は教育方針にあるが、

簡単に言うと、第二次世界大戦を

「日本は正義だった」としたい自民党や右翼団体と、

「日本は間違っていた」と教えたい日教組の

構図だ。他にも派生であれこれ言い合っているが、

シンプルに言うとこんな感じだ。

       

当たり前だが日本は正義でも悪でもないし、

戦争をする国に天使も悪魔もない。

あえて言うなら、国民を扇動して、自分達の私欲の

為に殺し合いをやらかした当時の全政府が悪魔だ。

日本もアメリカもドイツも、あの当時は狂って…ああ、

アメリカは今でもそうか。

殺し合いを強制された兵士も、

巻き込まれた一般国民も、

侵攻された国々も、

残りはみんなある意味被害者だろう。

         

右翼団体が「日教組は~」みたいに言うのは、

まぁ相応の金をしかるべき所からもらっていたり、

政治活動の一環で言ってるんだろうが、

自民党にはなんのメリットが?って思うかもしれな

いが、これはちょっと考えればわかるはずだ。

色々今は寄り道せざるを得なくなっているが、

自民党というのは基本的には

愛国教育→強制愛国心→集団的自衛権→戦争参加

の実現が理念のひとつである政治団体だ。

顕著なのが安倍や森、それに麻生だな。

これは思想的な問題としてもあるだろうが、実は彼らも、

「愛国心なんて国民が勝手に身に付けるもので、

駄目な政治ばかりやっていれば無くなるし、

良い行政ならナショナリズムは自然と培われる」

という当たり前のことは、わかっている。

それに、愛国心を無理矢理刷り込もうとしている国なんて、

日本と中国と北朝鮮くらいのものだ。

   

だけど、それらを黙認して、

愛国教育をやるメリットが他にあるからこそ、

やっているのだ。

それは戦争参加による莫大な恩恵だ。

アメリカがそう臨んでいることもあるが、

武器売買、侵略による恩恵、大企業への特需、

戦争は上層部をでたらめに潤す。

特に、戦争の当事者にはならず、アメリカにくっつい

て適度に参加する程度なら、たいしたマイナスもなく、

金はうんと儲かるだろう。

‘たいしたマイナス’ってのは自民党目線の話で、

おれたちにとって見れば、世界一の自殺率もびっくり

なくらいの犠牲者が出るんだけどな。

だが、政府が弱者の命なんてなんとも思っちゃいな

いのは、ここ10年の政局を見ていれば明白なはず

だ。

(戦争は儲かるのかってことについては、何号か前

のメールマガジンでもっと詳しく書いたから、暇だっ

たら見に行ってくれ)

       

      

こんな背景があるからこそ、

自民党右派と日教組は相容れないわけだ。

自民党からすれば日教組は、大きな金儲けを

邪魔する障害だし、

日教組からすれば、世界大戦の日本を美化する

ことを子供達に刷り込むような教育は許せないと

いう譲れない一線なんだろう。

            

ただな。この手の話題の時に必ず書いているけど、

日本人ほど愛国心の強い民族はいないよ。

自民や日教組があーだこーだ言うまでもなく、

日本人は人生において、そのほとんどを仕事に費

やす運命にある。

世界一でもぶっちぎりトップの労働時間をこなして、

ワーカホリック症候群、WE、メディアによる殺人的

労働の美化、色々と障害も多い。

だが、それだけ働いても、その恩恵はピラミッドの

頂点のほんの一握りのやつが独占しちまうわけだ

ろう。

そして頼みの綱の年金も、改ざんやデータ消失が

故意的に行われていて、まったく信用は出来ない。

そして国民生活も世界で三十位だ。

         

だが、それでも怒ることもなく、おかしいと提言する

こともなく、黙々とお国の為に世界一のスイサイド数

を携えながら死ぬまで搾取される。

これほど愛国心の強い民族が、一体地球上のどこ

にいるよ。これ以上何を求めるんだ。

アメリカの言いなりになって、戦争しようが核を持とう

が、笑って万歳とでも言って欲しいのか。

               

          

ナショナリズムで争っているやつらなんて、

所詮この程度のことなのさ。

故におれは右だの左だのなんて時代遅れな議論が

大嫌いだ。

金儲けの為に心を支配するってのは、カルト宗教や、

メディア戦略でサービス残業なんて馬鹿げた思想を

植えつける経団連と何も変わらないしな。

         

おれたちが今、目前にしている戦後最大の危機は、

イデオロギーも興味も思考も性別もエイジズムも

無関係に、弱いやつから順番に経済の底へ引きず

り込む無差別テロだ。

市場と自由経済には、感情論なんて一切通じない。

にも関わらず、日本政府は今のところ何の対策も

出来ていないし、アメリカの大統領選の体制待ち状

態。もう完全に狂っているのだ。

      

そんな時に、愛国がどうとかナショナリズムがどうと

かで、簡単に大臣を辞める中山も、選挙の為にそ

れを容認する麻生も、おれは許すことが出来ない。

この国では、いつだって国民の生活よりも、支配者

の利権や思想の方が優先なのだ。

      

最後に、安倍政権から今回の中山まで、

全ては森グループの責任だろう。

何人大臣が辞めて、その都度どれだけの金が

無駄になったか。

あんたも気づいていないかもしれないが、

民主党のマニュフェスト通りに実行するには、

財源が2,5兆円必要らしい。

実は安倍政権からの、年金消滅&改ざん、各種

箱物利権、ガソリン税、空白期間にどぶに捨てた

税金、アメリカへ貢いだ金、勝手にドルを支えるた

めになげうった円。

これらの総額が、とっくに2.5兆を超えているのだ。

    

だが、きっと秋の臨時国会も、

「財源はどうする」

「提示するなら責任を」

と自民党は言い続けるのだろう。

国民不在の劇場は、変革の時まで今日も続くのだ。

         

今日から出張で、西日本を回ります。

地方の現状を見て回る予定で、なるべく生身の

地方情勢を肌で感じて来ます。

ですが、メールの返信が遅れると思うので、

ご了承を。

            

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2008-09-28

小泉が退いた理由

小泉が議員辞職したニュースは、

皮肉なことに麻生新総理誕生のニュースバリューを

凌駕した。

三代前の首相にも関わらず、ニュースは彼の生い立

ちから、趣味、嗜好、名言集までもを放送。

福田や麻生とはえらい違いだな。

          

だが、それだけ小泉純一郎という男が、

日本の歴史上のポイントとなる人物だったってことだ。

おそらく、歴代総理の中で、最も多くの年次改革要望

書の事項を現実に実行していて、

それは現在の日米型資本主義の基礎を築いたと

いうことだ。

   

出生率低下、年代格差世界一、ジニ係数の30ランク

ダウン、年金崩壊、派遣という奴隷社会。

彼が議員を辞職しようが、この国に光があたるわけ

じゃない。

小泉政権が発足してから爆発的に増えた自殺者数

だって、今日現時点でもゆるぎない世界一。

一日百人前後が、絶望によってスイサイドする、

皆殺しの世界は、有権者が動かない限り、

変わることはないのだ。

            

            

小泉へのどうこうは、この辺にしておこう。

おれはおれが書くべきことを優先するよ。

   

彼が辞めた理由として報道されている、

「期が熟した」

という台詞。

ずばりあの通りだが、報道にあるような

小池が負けたことでの諦めムードとはちょっと違うよ。

       

小泉自身、既に求心力がなくなっていることは

自覚していたし、総理を辞めたときに、既に二度と

官邸の椅子に座ることはないのは、各人が指摘して

いる通りだ。

「一期のみで、やれることは全てやってしまう」

その覚悟があるからこそ、

選挙で堂々と

「痛みの後に幸福が来る」

なんて誰がどう考えてもありえない嘘をつけたし、

「ニート救済法案を作る」

と言って、選挙が終わったあとに無かったことに

するなんて真似も出来たのだ。

      

時間の経過と共に、有権者も彼に、そして自民党に

騙されていたことを知り、その結果、今日がある。

小泉が名ばかりでも重職を断る理由はそこだ。

だけど、そんなことは彼にとってはどうでもいいこと。

何故ならホワイトハウスに行けば、いつだって彼は

英雄で、アメリカ国民にとっては、‘コイズミ’は忘れ

てはならないヒーローなのだ。

各種規制緩和、外資優遇システム、日本企業を買収

しやすい環境作り、派遣会社と政界のWINWIN構築、

郵政民営化、五十兆の上納金。

アメリカの要望はことごとく小泉によって実現された。

残りの戦争参加と、より多くの武器購入、そしてWE

を安倍に託して失敗したが、後任の無能さだけは

見抜けなかったらしい。だが、それでも十分過ぎる

ほどの実績だ。

日本人にとっては歴代最強のテロリストと呼んでも

いいくらいだが、ホワイトハウスにとっては最高の

友人だ。

         

だが、計算外だったのがアメリカ共和党政権の

没落。

自民党が国民の命まで切り取っては上納してい

た絶対的征服者が、イラク戦争以降、大きく力を

失いだしたのだ。

当然ながら小泉自身も力をなくし始めた。

さらに旧橋下派達自民党本体の押し返し、

後任の安倍は大きく期待を裏切る無能ぶり、

更に今回の総裁選でも、唯一台本にない登場人物

として出た小池も惨敗。

まだまだ小泉を支持するやつは多いものの、

麻生が公明党へ真っ先に参拝に上がったことから、

もう小泉路線は消えるだけだと確信したのだ。

         

とは言え、当たり前だが、議員を辞職するほど

力がなくなったわけじゃない。

想像してみるといい。

派閥は無理にしても、自分や慕っている上げ潮中川

達なら、どの選挙区から出ても当選するだろう。

ブッシュだって完全に終わったわけじゃないし、

何より総理時代に、経済界へ売りつけた貸しは

いくら掃き捨てたって余りあるほどだ。

にも関わらず、きっぱりと議員を辞めた。

    

同じ文句だが、ここまでの前提が大事なんだ。

ちょっとだけ考えてみてくれ。

         

         

答えは次男の進次郎氏にある。

彼はまだ27歳。これからいくつもの政局を見てい

ける歳だ。

そして彼に、自分が築いた地位と人脈を全て渡して

やれる時期的リミット。

それが今だったんだ。

これ以上遅くなれば、息子を担ぐ御輿はさびしくなる

だろうし、逆に早ければ、何を今更と一層の批判を

買うだろう。故に今なのだ。

全ての利権を次男にくれてやるのに、どれくらいの

時間をかけるのかわからないが、イコールそれは、

小泉が政界自体から消え去るわけではないことを

意味する。

       

ブッシュの衰退の波を見極めて、

今この瞬間に身を引く。

彼は最後まで、魔術師の如く時代を読む天才だった

ってことだ。

日本を戦後最大の危機に陥れた首謀者だが、

能力は間違いなくピカ一。

もしもその能力を、自民党議員としてではなく、

もっと別のベクトルに使っていたら・・・と思うのは、

おれだけなのかな。

       

おまけ。

次男の進次郎氏には何の罪もないが、

彼が政界で生きていく以上、その道は欲まみれの

拍手か、憎しみの視線しかない。

経済界の引きつった賞賛と、国民の恨みの声。

どちらにおぼれることも無く、そして可能であれば、

父とは違う道を見つけてくれるといいんだけどな。

       

補足。

本人は総理の座を降りたときに引退を決意して

いたと言っているが、それは本心とは違うと思う。

今日書いたように、おれが予測する小泉は総理

になった時、いや、もしかするとなる前から、

一任期中に全てやりつくして、議事堂からは去ろう

と思っていたはずだ。

だけど、思った以上に国民の‘痛み’がひどく、

加えて反発が想定よりも強かったこともあって、

すぐに議員を辞められなかったのだろう。

      

だけど、最後まで打算的だったのは、

後任の安倍があれだけ無茶苦茶をやっていようが、

独裁政権状態だったのが祟って、国民に大反撃され

いていようが出てこなかった小泉が、

いきなりメディアの前に現れだしたことだ。

勿論、あれはカメラの前に出たかったのではなく、

支持基盤を少しでも繋ぎとめたかったからで、

その後公演をやたら増やしたし、最近じゃ、あれだけ

国民を欺く糧にしていた森グループや谷垣ら派閥の

懇親会にも参加していた。

あれは本人もプライドが許さなかっただろうな。

「自民党の派閥政治を、何一つ変えられませんでした」

と言っているようなものなのだから。

だが、そんなことを微塵も感じさせずに遣り通すあたり、

やはり彼は、人を騙す天才だったのかもしれない。

           

                   

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2008-09-27

麻生総理 記念すべき一発目の失言

別に時間がないわけじゃないんだけど、

今日は短いので、一分で読めるよ。

簡単だが、これは書いておかないと、と思ってね。

       

麻生総理は、総裁就任後に、民主党を批判して、

「総裁選を行わないような、開かれた政治をしない

ところに、国政は任せられるのか」

と言った。

まぁ自民党の出来レースもどうかと思うが、

確かに一理ある。

         

で、このニュース。

『公明党太田氏は、24日の党大会において、他に立候

補者がいなかったことから、代表就任が決まった』

         

さあ、麻生総理。存分に批判してくれ!

一刻も早く記者会見を開いて、

「こんな開かれた政治をしない公明党に、行政を

任せることは出来ない」

と明言して、直ちに連立を解消して、総選挙しなくちゃな。

行政を任せられないと自分で言うような政党に、

重要な大臣のポストをくれてやっちまったんだから、

責任問題だって当然あるはずだ。

宗教による麻薬票も返上して、次の選挙は

自力で挑まなくちゃいけないが、自分で言ったんだもんな。

さあ、早くしてくれよ。

          

それともまた二枚舌か? 

それともお得意の、政府(支配者)は良くて、

野党(国民)は駄目とかいう、特別ルールかい。

やれやれだぜ。

         

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2008-09-26

総裁選後の報道

麻生総裁就任後のメディアのまとめ集。

複数人の読者が送ってくれたものをまとめた。

       

NHK『ニュース7』

・30分のうち15分が総裁選関係のニュース

・最初に麻生氏が新総裁に選ばれたことを伝える

今朝の麻生氏のコメント

「地方票はいけてると自分なりに感じています」

・麻生氏は地方票で石破氏の地元・鳥取県を除く

46都道府県で1位

・地方票全体の95%を獲得

今朝の麻生陣営の選対本部長・鳩山氏

「地方票の結論が出ております。時代が麻生太郎を

求めていると確信を致しております。」

         
総裁選挙の模様

開票の結果、全体の3分の2の351票を獲得した

石原37 小池46 麻生351 石破25 与謝野66

         

麻生氏の発言

「この国の再生を成し遂げ、改革を成し遂げ、さらなる

一歩を進めなければと決意を新たにしていおります。

それを実行に移す力が我々以外の政党のどこにあろう

かと。その政党は民主党ではない、断じてありえないと

思っております」

   

各候補(石原・小池)、閣僚(伊吹・谷垣・加藤紘一)の声

一般市民の声、福岡・飯塚、大阪

自民党本部前の麻生応援団の歓声

      

麻生新総裁、就任後初の記者会見

「総裁選始まる前、約10ヶ月間、私はたまたま無役と

いう立場にありましたので、全国を遊説する機会をい

ただきました。感じたことは不景気、私は不景気とい

う感じを強くしました。

老後・景気に対する不安、解消できない政治に対する

不満が多く聞かれた。

これをいかに解消するかが私に与えられた大きな使

命だと思っております」

         
補正予算案については野党を牽制

「今景気が悪い、これは誰でも感じている。

特に年末の資金繰りなどに頭をかかえている中小零

細企業など、一般の生活を考えるうえで、補正予算成

立を阻止・反対するのは常識的に考えにくい」

      

党役員人事について

公明党、野党の反応

         
麻生氏の紹介VTR

初当選からの道のり

クレー射撃でオリンピック出場

英語、漫画好き

今回の総裁選

         
政治部・吉住記者の解説

新総裁の課題、補正予算案、農水省問題など

今後の政局の焦点は解散・総選挙

         

      

朝日新聞 23日朝刊

自民党の総裁選挙にて、投票用紙に、

「自民党はもう終わり」

「小沢一郎」

「民主党」

と書かれた票があったことがわかった。

       

自民党内にも、現体制のあまりの所業に心を痛め、

反旗を翻す分子が確実に出てきていることを

裏付けた結果となった。

            

フジテレビ23日 夕方ニュース

    

麻生VS小沢の特集。

それぞれの婦人で比べるというもの。

      

麻生氏の夫人を、外務相婦人として活躍し、

素晴らしい人物だと延々称え、

対して小沢婦人には、

「まぁしっかりはしていると思う」

のワンコメントで片付けた。

勿論、主婦層へのサブリミナルで、

公明党としっかり連携したことを確認して

安心したのか、フジサンケイも、

麻生担ぎに乗り出した証左である。 

          

■筆者より■

メディアの大方が自民党の手先なのは、

今にわかったことじゃないし、

政権をひっくり返すと言うのは、

そういう意味も含めて難しいのだ。

      

国民が六十年ぶりに主権を取り戻すのに

倒さなければならない相手は、政府だけじゃなく、

大半のテレビ、新聞、雑誌などのメディア、

当然経済界、軍、警察、官僚も含まれる。

      

更に、長年続いたしがらみもある。

子供の未来の為に野党に入れたいが、

経済界によって統制され、大企業などでは

特定政党への投票推奨(かなり優しく言うとね)

も現実に行われている。

それらをひっくり返すことが出来て、

はじめて政権交代と言う、日本では革命的な

一ページが開かれるのだ。

麻生の実質支持率が、どの程度で落ち着くのか

わからないが、厳しい戦いではあるのは間違いない。

         

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2008-09-25

ホセイヨサンを通す也

麻生新総理の会見で、

えらく凹んだことがあった。

消費税や海上給油の件じゃない。

もっと逼迫した大事なことだ。

         

事故米についての対処。

米サブプライムについての対処。

         

自民党の出来レース劇場のせいで

ここ10年で最大の規模になるかもしれない

食の問題と、世界で唯一何も対策に取り組んでいない

経済対策について、何一つ触れられなかったんだ。

          

おれは知人から記者会見のメモを全部もらったが、

その二つについては本当に薄皮一枚かすってない。

稀代の英雄の口から出てくるのは

民主党との対決についてだけだ。

    

この国のおめでたさ加減と、

政府もマスコミも腐っているっていういい証拠。

民主党に対してやたら過剰反応していたが、

国民が今一番大事なのは、

食の安全と、すぐそこまで来ている大不況への準備。

やくざの跡目争いの仁義なき戦いじゃない。

違うかい。

Photo_2                

      

          

補正予算について、何が何でも通したい自民党と、

それに反対する野党。

この構図が今の状況だな。

    

会見で麻生は言った。

「今不景気ですから、弱者を助けようという補正予算

に、反対する人なんているんですかね。

年末の中小零細企業の資金繰りだとかを、助けてあ

げる必要がある。それを邪魔しようと言うのは、理解

に苦しみますね」

麻生らしい、煙に巻くうまい挑発だ。

だが、それが通じるたのは小泉旋風までだろう。

       

中小企業を助けると言うなら、補正予算より先に、

中小企業限定増税を解除してやればいいし、

大企業への消費税キックバックを直ちに廃止して、

それを中小零細への優遇という形で還元してやれば

いいじゃないか。

それなら一般財源だって減らないし、一石二鳥だぜ。

Photo_2

   

   

            

もう追い詰められているんだろう。

いい加減、国民を欺いて押し通すスタイルは

やめにしないか。

自称、生まれ変わった自民党なんだろう。

やっていることは何一つ一緒じゃないか。

       

確か、前回の海上給油延長の時にも書いた

と思うけど、

アメリカのために海上での給油活動したり、

補正予算を多くとって、それでなんらかのホワ

イトハウスへの誠意が見せたいなら、

それをそのまま国民に発表すればいいじゃないか。

発表した上で、

アメリカ様に貢と、日本にとってこんないい事が

ありますという所を、全部教えてやればいいのさ。

それが自分たちにとって良いことだと思えば、

国民は自民党を支持するだろうし、

必要ないことだと思えば、野党を支持する。

民主主義ってこういうことだろう。

      

日本に限っては、民主主義は情報統制と圧力に

よる恐怖政治を指すようになったのは、いつから

だろうか。

Photo_2

   

    

         

それにだ。

肝心なことを忘れている。

自民党の補正予算案が作られたのは、

福田が辞任する前の話。

つまり、サブプライムが本格的に音を上げて

弾け飛ぶ前の話だ。

総理が政権を投げ出すことが予想外なら、

米政府がリーマンを救う体力さえなくなっていた

ことも想定外なのだ。

      

ということは、補正予算には、今回の不況の波

は考慮されていないのだ。

にも関わらず、自民党は誰一人補正予算案に

大幅な変更が必要だとは言わない。

・・・もう経済音痴とか、政治手腕どうこうとか

以前の問題だ。

やつらの頭の中は、このホセイヨサンを通せば、

ご褒美がいっぱいもらえる。

ってことしか頭にないのだ。

          

弱者を救うものだからと、メディアで麻生が

必死にアピールするが、

国民は三度欺かれるのかな。

      

自民の狙いは、野党が反対を通して、

三十日ルールを使って引き伸ばししている時に、

解散総選挙に突入して、

「国政を停滞させる野党」

のおなじみのキャッチフレーズを使い、

日経と産経にも協力を煽って情報統制していくん

だろうが、自民党そのものの信頼が地に落ちている

今、その戦術もどれほど有効なのか、

ちょっと不透明だ。

         

                  

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2008-09-24

波間に揺れる思惑

台風の季節。

13の不吉なラベルをつけられた熱帯性低気圧は、

各地に冗談みたいな大雨を降らし、

麻生内閣の誕生を演出して、太平洋に消え去った。

         

台風が来ると喜ぶのはサーファーだ。

ビーチの熱気と人影が失せたアフターサマーは、

波乗りたちの刹那のヘブン。

死なない程度に楽しむといい。

         

台風が来ると喜ぶのはサーファー。

これは丘でも同じこと。

荒れ狂う数字の海原に挑むサーファー達が、

日々、歓喜と絶叫を繰り返し、

何人かは奇跡の大逆転ゴールを決め、

多くはマーケットの‘餌’になって、

60兆の経済の深海へ沈んでいく。

       

株価と金の流れを体内に叩き込んで、

数ヶ月に一度のビッグウェーブを見極める。

一度波を掴んだら、可能な限り波と一体化して、

心音と数字のリズム、二つのランダムウォークを

シンクロさせるのだ。

    

口で言うのは簡単だが、実際は見えない針に

透明の糸を通す作業だ。

「市場では誰もが平等」と一昔前は言われたが、

今はそうじゃないからね。

世界のマーケットはでたらめに巨大なひとつのパイに

統合し、個人投資家は情報を司る支配層とも戦わな

ければならない。

そいつらにひたすらついて行く戦術もあるが、

そんな連中をあざ笑うかのような偽情報が

飛び交っている中で、本当の波だけを捉えるには、

とびきり優れた目が必要だ。

予知能力でもない限り、数字のチャートを金に変

え続けるのは、ちょっと難しい。

適度に、確実に勝てる勝負だけ一枚噛む程度が、

おれみたいな三下には限界かな。

          

Photo   

      

                     

バブルと全く同じ構図が、今ここ、同じ日本で再現されよ

うとしている。

灰色のベンチの読者からは、早くもそれについての言及

も出ていた。大分鍛えられてきたね。

最近読み始めた読者も、辛抱して半年おれのコラムを

読んでみてくれ。

必ず同じことが出来るようになるからさ。

               

バブルの泡が極限まで肥大したとき、

日米で何が起きていたか思い出してくれ。

アメリカは日本へ援助を要請し、日本は表向き断りながら、

実際は米国債購入や投資をしまくった。

不良債権の山を、丸ごと引き受けたのだ。

アメリカ様の為にね。

          

勿論、誰もが口を明けてしまうおろかな行為。

結果だってちっとも面白くない筋書きドラマ。

アメリカの助言は当然嘘で、最後まで円高で終わり、

日本はアメリカのダメージを、国民の命を使って

軽減させ、自国の傷を一層深いものにしたんだ。

世代だった人は記憶に残ってるだろう。

         

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それと同じことが、また起きようとしている。

アメリカは欧州と日本に、経済的‘考慮’を要請。

要は金を寄越せってことだ。

建前があるんで、はいわかりましたとはいかない

だろうが、サブプライムの衝撃の軽減に、

日本は色々努力することになるだろう。

   

米国債の購入を1兆円吊り上げるのか、

思いやり予算を久々に拡大するのか、

WE可決に向けて動くのか、

ともかく、間接的にアメリカに誠意を見せる

チャンスだと、なぜか自民党は捉えている

ようだし、最低条件として、海上無料ガソリン

スタンドはやらせていただきたい所なんだろう。

   

「自給率の為に農家を守らなきゃ」

「弱者の為に運送業に目を向けなきゃ」

「燃料高騰で漁業がピンチだ」

言うには言うが、実際やっていることは、

貴重なガソリンを大量に、ホワイトハウスへ

無料献上する。私欲の為にね。

          

これが自民党だ。

海上給油については経済界は満場一致で

賛成票を入れてくる。

去年を思い出してくれ。

生活者の総意として野党が、無料GSに反対した

時に、メディアは一斉に野党、特に民主党を

「日本の国益を損ねる」

「成長を止める」

と悪魔の如く報道しただろう。

あれがまた行われるわけだ。

    

さぁ、国民は再度、支配者の手の平の上で

騙され踊るのか、それとも…。

       

いずれにせよ、目が離せない。

               

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灰色のベンチ 129号 本日19:00配信。

右派の麻生から創価の麻生へ   

2008-09-23

メディアを制する者が永田町を制す

日本の政治は国民が介在する余地が

でたらめに少ない。

村や町役場までもが利権の対象になっていて、

各政党が推薦だの派閥だとの気をかけ、

予測外の分子の出現を抑え、極力コントロール

出来るようにしてある。

これは国民の四割が浮動票という無関心を元に

なせる業で、当然他国ではこんなことは不可能だ。

       

欧州諸国は市町村の役員は持ちまわり制だし、

故に派閥だの宗教だのを持ち込むことが出来ない。

スピードもある。不正がしずらい。

国政への影響も大きくなるし、何より一人一人の

政治への関心が高まるのだ。

    

だけどそれが出来ないのが日本。

六十年もかけて、国民を政治から遠ざけた理由

はただ一つ。

永田町で何が起きようと、何もわからず世界一の

労働をこなし、世界で二番目に豊かだと言う幻想を抱

いて、死ぬまで貢いでもらう為だ。

         

財政が逼迫している市の長を決めるのに、

十億も使って宣伝し、政府から送り込まれた素人が、

「一円たりとも無駄にしない政治」

なんて言っちまうかと思えば、それに拍手しちまう大衆。

こんな阿呆な国は他にはないさ。

    

第一、日本国民が他国のように、政治について

意見するようなったら大変だ。

政府は誰ひとりまともに答弁出来ない。

だってそうだろう。

おれたちからどれだけ搾取するかは考えていても、

どう幸せにするかなんて、考えたこともないんだから。

政治家のあり方そのものが違うのだ。

            

Newspaper        

          

                  

そんな国でも、政界がほんのひと時、国民に関心を

払ってくれる期間がある。

それが今。選挙前だ。

       

考えてみるといい。

国会審議中に、

「道路税がこれだけ無駄使いされているのに、

どうして余剰などないと言えるんですか」

「海上給油が必要だと言っているのは、世界でなくて

アメリカだけじゃないですか」

質問している記者はいるが無視され、報道はされない。

だけど、この一瞬の期間だけは、

「民主党は政権交代と言っていますが」

「消費税は上げるんですか」

こんな質問にも、総理自ら答えてくれる。

勿論、逃避と同意の含みとやらを持たせてね。

            

Newspaper         

            

                   

新体制の情報収集の為に、昨日はテレビとラジオを

つけっぱなしにして、机には雑誌と新聞の山だった。

そんな中、テレビ朝日がニュースの中で、面白いキー

ワードを使って報道していた。

      

メディア戦略でみる自民党VS民主党。

         

政党はそのふたつだけじゃないんだが、

視点はなかなか愉快だ。

自民党を『劇場型』とし、

民主党を『小沢流』と比ゆして、

出来レースの総裁選で、注目を煽った自民党と、

国新との合併や、有森氏への出馬要請などで

情報を錯綜させた民主党。

それぞれのメディアを使った戦略が伺えるって代物

だった。

         

ちょっと甘すぎる捉え方だけど、悪くない。

何故なら、今の政治において、

残念なのか、喜ばしいかは別として、

    

メディアを制するものが永田町を制す

       

って状況だけは、ガチだからだ。

小泉旋風。

これについての説明は、多くの国民が後悔している

この単語で十分だろう。

日本全土が、政府とマスコミに完全に騙された事件

だもんな。

            

Newspaper         

            

                        

メディアを制するものが永田町を制す。

そんな第三者的な要素が多分に含まれているなら、

何故日本は六十年もの間、一つの勢力が独裁を

続けているのか疑問に思うかもしれない。

    

でも答えは簡単だ。

その一つの勢力が、六十年間ずっとメディアを上手く

利用してきたに過ぎないんだ。

      

勿論、活用の仕方は変化を見せている。

一昔前までは、国民は政治などに関心を持たず、

投票日は家で寝ていたり、外出するように仕向けた。

しかし今は、国の未来を真剣に考える自民党と、

政権を取りたいためにそれを邪魔する与党という

構図を打ち出すことに変わっている。

            

Newspaper         

            

                  

どうしてこんなことが可能なのか。

      

表向きに言えば、大手マスコミは、

所詮は経済界の一端だからだ。

二院制廃止の主要部分をすり替えて、

自民党が自在に政治を出来るようにするために、

新聞で一斉に参院廃止を訴えてみたり、

世論は海上給油に賛成なんて言い出すのも

その証拠だ。

テレビや新聞も、企業であって、

経済界の土俵に乗った団体。

この法則がある限り、経済界をバックにした

自民党に、根底から立ち向かうのは厳しいのだ。

       

そしてもっと掘り下げた所にある理由。

それは最終的な報道のルールは、

政府が決めることが出来るってところにある。

勿論、日本は表現の自由の認められている国で、

報道の自由だってちゃんとある。

だけどな、年次改革要望書って言葉を、

どれだけの日本人が理解している?

自民党のバックに巨大な宗教団体がいることを

どれだけの有権者が認識している?

それが政治上最も犯してはならない違法行為だって

ことは知ってるか。

派遣制度や郵政民営化が、アメリカと日本が遥か以前

に計画を練っていたと、有権者は共有しているのか。

答えは全部NOだろう。

何故なら報道の根底部分にのみ、未だ政府の

情報フィルターが存在するからだ。

       

この点がある限り、自民党の絶対優位は

変わらないし、このネックがある限り、

自民党が国民の生活の為に動くことは許されない。

自民党は経済界を支持基盤にし、

民主党は労働者から票を集めている。

民主主義の原則だろ。

支持者の意見を実現するのが仕事。

自民党がどれだけ圧勝しようが、

心を入れ替えましたと言おうが、

やつらに意見できるのは日本を牛耳る

支配層なのだ。

         

勿論、麻生総理が、

『生まれ変わるために支持層を一新しました』

と言い出して、

年次改革要望書の取り交わしを直ちにやめて、

外交をまじめにやるようになり、

中小企業増税を止め、

大企業への消費税キックバックを廃止して、

米国債を買っている金の半分でも、

一般財源に還元するなら、話は別だけどね。

22日にそう言うなら、国民も自民党への信頼を

少しは取り戻すんじゃないか。

      

「何を馬鹿な」

と言ってる自民党関係者のあんた。

そう思っているようなら、有権者の心は、

あんたと秋の雲よりも距離があるってことだ。

税金を数億も使った紙芝居総裁選で、

国民が何度も騙されると思うなよ…。

                  

       

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2008-09-22

閣下の憂鬱

自民党の総選挙を乗り切るカードは麻生に。

蓋を開けてみれば、麻生以外は支持議員以外は

誰も入れていないと言う完璧なまでの出来レースだった。

更に小池を除いては全員閣僚入り。

つまり、この総裁選は、麻生内閣の早期お披露目前座

だったってことだ。

      

福田が任期中にも関わらず逃亡していたおかげで、

アメリカで経済が弾けたことになんの対策もしていない

先進国唯一の国になったが、

その辺は全く報道されない。お見事。

      

おかげで日本国民はサブプライムの爆弾だって、

遥か離れた太平洋の向こう側だけの出来事だと思って

るし、今週から常駐する企業の人間も、

「買戻しで株価が上がって、ひとまず安心」

なんて真顔で言いやがる。

大不況の門が、数ヶ月先まで迫っているってのにな。

         

   >>>

      

ただ、麻生の圧倒的勝利ではあるが、

今までの彼の感覚とちょっと違う点がある。

360票。

麻生が取った圧倒的な票にそれが現れているんだ。

      

各派閥の票を除いた全てが麻生に集まった。

実質的には票は全く割れず、自民党の総意として

彼が選出された。

これが意味することは実に大きい。

つまり、麻生は自分の思い通りにやるためには、

何としても総選挙を勝たなければならないってことだ。

小泉の時と違い、町村派さえも麻生にまとめている。

小池以外の候補者も内閣内定ありきの出馬。

つまり、麻生の票は実質479票だったってこと。

      

自民党は総選挙のために麻生を選び、

麻生は唯一のチャンスをピンチによって得た。

故に、彼にとって本当の意味で‘総理’となれるのは、

総選挙に勝ってからだろう。

それを裏付けるように、彼は就任後のインタビューで、

あれだけ言ってきた海上給油延長法案について、

回答を避けた。

国民にマイナスになることは選挙が終わってから

好きなだけ言えばいい。

メディアが「国民目線」とひらすら持ち上げる総理も、

結局今までの連中とやることは変わらないわけだ。

         

   >>>

       

メディアの反応を注目していた。テレビを四台並べて、

リモコンで忙しくチェンジしながら、各局の麻生に対す

る反応を比べてみた。

       

NHK

淡々と。総裁選で経済対策が遅れたことに含みをも

たせた。

   

日本テレビ

神様麻生様。当然か。

ベランメェ口調で国民に大人気。国民目線で政治を

考えてくれる人だと、特集を組んで報道。

   

TBS

様子見と感じた。視聴率が取れるか否かを見計らっ

ている感じ。内容は使いまわしと当たりさわりのない

ことばかりだったが、ブロードキャスター最終回で、

キャスター陣が国民に向けて、もっとちゃんとした目で

自民党を見ろという暗示をしていたらしい。そりゃ打ち

切りになる。

      

フジサンケイ

ここのところの産経は求心力を落としている自民党に

苦言を呈するシーンが多いが、麻生就任についても、

冷ややか。

「自民党だけが盛り上がっていたが、国民は極めて

冷めている」

「結局、消費税は?給油は?」